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憑依暗殺部隊VS大物議員 

とある暗殺部隊。
彼らは暗殺対象の”身近な女性”に憑依して暗殺を行うことから
”憑依暗殺部隊”として恐れられていた。

そんな彼らに今回舞い込んだのはー
”大物議員”の暗殺だったー。

※過去の憑依暗殺部隊シリーズは
こちらからどうぞ!
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「今回はー」
部隊のリーダー格、アルファが言うと、
他の3人の隊員がスクリーンを見つめた。

「大物議員の堀越洋二郎(ほりこし ようじろう)の暗殺だ」

モニターに踏ん反り返った
いかにも腹黒そうな男が映し出された。


「へぇ…」
ベータが笑みを浮かべる。

彼が笑みを浮かべたのは大物議員を見たからではない。
憑依対象が気になるのだー。


「--だが、この堀越と言う男は、自分が恨みを買う人間であることを
 よく理解していて、自分の屋敷に、SPを配置していて、誰一人として
 侵入できないようになっているー。」

アルファがそう説明した


「じゃーーどうするんです?」
ガンマが言うと、アルファは頷いた。


「堀越議員には別れた妻が居る。
 そしてその妻に引き取られた4歳の長女が。

 その二人を使う」

モニターに妻と長女が映し出される。
堀越議員は55だが、別れた妻と言うのは20代後半に見えた。

年の差だったのだろう。


「では二人の任務ということか」
デルタが言うとアルファは首を横に振った。


「いやーーー入口のSPどもは”誰も入れないように指示”されていてな。
 たとえ元妻でも入れない。

 だから陽動するためにーー
 二人使う。

 一度屋敷に入ってさえしまえば、中に居るのは元妻とも面識がある
 使用人たちだから、つまみ出されることはないはずだー」

アルファがそう言い、
作戦が書かれたメモを3人に手渡した


「決行は明日ー。
 私とデルタは一足先に元妻 および 4歳の長女への
 憑依を行う。

 ガンマとベータはその指示通りに」

アルファはそういうと、部屋の隅のカプセルに寝転がり、
目を閉じた。

デルタも同様の行動をとる。

彼らは、離れた場所で暮らす元妻らに憑依するため、
一足先に幽体離脱を行ったのだった。


アルファとデルタが意識を失ったあと、
ベータたちは手渡されたメモを見た。

”適当に通りがかった女に憑依して、
 屋敷の入り口前で淫らな行為を行い、
 SPたちの目を引き付けろ。

 その間に私とデルタは屋敷に潜入する”

そう書かれていた


「ほーぅ」
ベータが邪悪な笑みを浮かべた

ガンマも笑う
「僕たち好みの、役割じゃないですか」 とーー。


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翌日。
議員の館の前で停泊する車の中に、親子の姿があった。


一人はーー20代後半の女性。
落ち着いた雰囲気のブラウスとロングスカートという格好だ。

もう一人は4歳の少女ーーー。
可愛らしい笑顔で車の中を動き回っている。



「---」

車に乗っていた議員の元妻ー 赤羽 蓮花(あかばね れんか)は、
真剣な表情で屋敷の門を車の中から見つめたー。

蓮花はスタイル抜群で愛嬌もある顔立ちだがー
今の彼女からはそんな光は失われていたー

愛嬌を振る舞うことなく、
鋭い目つきで門を見つめるーー

今の蓮花は、殺人マシーンと化していた。

何故ならーアルファに憑依されているのだからーー。


「おかーさん おかーさん!」
娘の涼音(すずね)が、母を無邪気に呼ぶー。

だが、彼女の中には既に自我を残したまま
憑依を行う”デルタ”が潜んでいたーー。


ちょうど、その時、屋敷の前を
下校中の女子高生二人が通りがかった。

一人は長い黒髪のメガネをかけた大人しそうな子。

もう一人はショートヘアーで少し活発そうな子。

二人は楽しそうに話している。

その時だった


「---ひっ!」
突然、メガネの子が変な声をあげた

それに気づいたショートヘアーの子が
「え?どうしたの、瑠璃(るり)大丈夫?」

と心配そうに呼びかけた。

だがー次の瞬間、
彼女も同じような声を上げ、
二人の女子高生は、邪悪な笑みを浮かべて向き合った。


ーーー来たか。

アルファは確信した。
あの二人に憑依して、ベータとガンマが陽動作戦を行うのだと。


そして
アルファの予想通り、それは始まった。


「ね~瑠璃、乗っ取られちゃった!ウフ♡」
可愛らしくウインクする瑠璃。

そして瑠璃は続けた

「そっちの子は舞(まい)ちゃん
 って言うみたいよ!」

瑠璃が笑みを浮かべた。
瑠璃の中にはーー
記憶を全て読み取ったガンマが憑依していた。


そしてーーー
ショートヘアーの舞は笑った

「ふふふふふ…早速はじめよっか!」

舞が言う。

瑠璃も笑う

「私たち、ただ下校してただけなのにね~!
 ま、しょうがないよね!

 私、こんなことしたくないけど、しちゃう♡」


そう言うと、瑠璃が舞にキスをした。

舞が「うぁぁ…」と声をあげながら、瑠璃を抱きしめた。


突然、二人の女子高生が体をくっつけあい、
激しいキスを始めたのだったーー


「うぅぅ~ん!いいよ舞ちゃん!もっと、もっと!」

二人は舌を舐めあい、
お互いの手で相手の胸をさわった。


「ふぅぅぅあっ♡ すご!!すごいよ!」

瑠璃が感じて、恍惚の表情を浮かべる


「ぁぁあ!マジだ!すげぇ、、ああぁん!
 この子も、感じるぅ♡」

舞も喘ぎだす。

二人はなおも激しいキス、抱擁を繰り返した。

スカートから覗く足同士がいやらしく絡み合う。


「うぅふぅぅふっ!あぁぁぁぁん!」

「いい!いい!瑠璃ちゃん!もっとぉぉぉ~♡」


突然始まった可愛い女子高生二人による
恥ずかしい行為。

屋敷の門に立つSPたちは
戸惑っていた。


そしてーーー

「なぁ・・・声かけるか?」

「いや…」


SPは持ち場を離れ、
女子高生二人にくぎ付けになった。

なおも、激しく抱き合い、
大きな喘ぎ声をあげる二人。

瑠璃が、メガネを投げ捨て、
舞を押し倒した。

二人は道端で激しい行為を続けているーーー


「----」
その隙に、親子が門の中に入っていった。

だがーーSPたちは誰もそのことに気付かなかった。


「うぅぅぅあぁぁっ!
 二人、、、もう入った、、、あぁ♡

 みたい、、ですよ!」

瑠璃が喘ぎながら言う。

すると制服を脱ぎ捨てた舞が笑った

「せっかくだし~
 もう少し遊ぼっ!うふふふふっ♡」

舞はベータの意思のままに
快感で腰を振り続けた

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

館の中。

元妻の蓮花は無表情で、館の奥を目指していた。

時々すれ違う使用人には無難な挨拶をしておいた。


今の蓮花は、
自分の体に興味が無いー
これから自分がすることにもー。

ただただ、仕事の道具として、
蓮花は歩き続けた。


今の自分は女ではないーー。
いや、人ですらないー。
”仕事”を行う兵器だ。


蓮花はそんな風に考えていた。


そしてーー
辿り着いた。

堀越洋二郎の部屋に。


「……私です。
 娘がどうしても会いたいと言うので…」

蓮花は議員の部屋をノックした。


正直、この話し方が正しいのか、蓮花に憑依している
アルファにはわからない。

アルファは何よりも効率を重視する。
憑依した相手の記憶を読み取ることも、必要以外にはしないし、
乗っ取った女の体にも興味が無いー。
彼が求めるのはあくまでも”任務達成”のみーー。


「---蓮花?どうしてここに?」
中から声が聞こえた。


「涼音がどうしても会いたがって…」

そう言うと、中から
「……分かった。だが、ちょっと今、
 色々あってな。
 涼音だけを部屋に入れてくれ」


”異常なまでの警戒心”

汚職にも手を染めている堀越議員は、
命を狙われる可能性も十分に考慮していた。

だからこその言葉だった。


「分かりました」
蓮花はそう言い、邪悪な笑みを浮かべた


”これで暗殺は成功だー” と。

そして、蓮花は娘に小型のナイフを手渡した。
娘の涼音は幼い子供とは思えないような笑みを浮かべると、
それを子供服のポケットにしまった。


ーー中に涼音が入っていく。


「----」
腕を組んで、蓮花はその場に立ち、中の様子をうかがったー。


「おとーさん おとーさん!」
無邪気に父親に近づく涼音。
その笑顔は無邪気だった。

本物だったー。

「おぉぉ~涼音!よく来たな~!」

汚職の政治家も、
この時ばかりは”父親の顔”になった。



だがーーー

それが間違えだった。



「肩車してやるぞ~!ハハハ!」

議員は、娘の涼音を肩車した。


「きゃははははは!」
無邪気に喜ぶ涼音。

だが、その右手は涼音の意思とは
関係なく、動いていた。


そして、ポケットから刃物を取り出すと、
涼音は自分の父親の首筋に刃物を突き立てた。


部屋の中から鈍い音がした。

そして続く小さな子の泣き声ー。


そしてその泣き声は
奇声へと変わったー。


「----ご苦労」
蓮花はそう呟いた。


デルタが、大物議員を暗殺し、
いつも、そうしているように
涼音の記憶を全て消去して、離脱したのだろう。


蓮花は呟いた
「---対象の抹殺に成功。適当に退散しろ」

ベータとガンマに向けてだった。

憑依暗殺部隊隊員はそれぞれ小型の特殊通信機を装備している。
他人の体に憑依している間も、それにより通信が可能になっているのだー。


通信を終えた蓮花は突然、力なくその場に倒れたーーー。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


屋敷の門前。

乱れきった二人の女子高生が抱き合っていた。


瑠璃の制服は乱れ、スカートは湿っている。

舞は服を全て脱ぎ捨て、乱れきった姿で快感を感じている。



「そろそろ終わりにしよっか…」
瑠璃が言うと、
舞がほほ笑んだー。


そして二人は、、
恥ずかしい恰好のまま、その場で意識を失った。。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

4人は、いつも通り、司令部で目を覚ました。


目を覚ましたアルファが言う

「今回も見事だった」


その言葉に他の3人は笑みを浮かべた。


「できりゃ…絶頂の瞬間に暗殺したかったんだけどな」
ベータが言う

ガンマは笑いながら
「ダメですよ~さっきの体はただの女子高生なんですから」とベータに言った。


その様子をデルタは鼻で笑いながら見つめていたー。


ーー

「ん?次の依頼か。」

アルファは届いたファックスを確認した。


そこには、次の暗殺依頼が記されていたー

”ホテル支配人 名倉俊之”

とーーー。



おわり

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コメント

今回は1話完結です。
実は書いたのですがあまり上手く行かずに廃棄しようとしていたのですが、
今日は書く時間が無かったこと、そしてせっかく書いたのだから…ということで
少しアレンジして掲載しました。

次の対象は、
先日掲載した小説、
”ホテルノシハイニン”で登場した支配人・名倉のようですが…果たして?

ご覧いただきありがとうございました^^



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プロフィール

無名

Author:無名
憑依小説好きです!
TSF/憑依系メイン
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無断転載はご遠慮下さい。。

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