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<憑依>憑依遊戯

個性的な娘たちが集まる場所…

そこで、とあるイベントが始まろうとしていたー。

”憑依を使った遊び”-とは?

※リクエスト作品デス!
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「はぁ……」
会社帰りのサラリーマン・広瀬 亮太(ひろせ りょうた)は
ため息をついていた。

今日も上司の綿見(わたみ)に叱られた。
何が24時間働けだ。

俺は人間だ、機械ではない。

そう呟きながら、亮太は歩く。
楽しいことなんて、何もない。

毎日、仕事に行って
くたびれて、帰ってシャワーに入って寝る。

その繰り返しだ。

もう30代半ば。
このままでは結婚もできずに、
中年のおっさんになり、
じいさんになり、
そのまま人生のターンエンドを
迎えることになるだろう。

「--ん?」

その時だったー
いつもは閉まっている建物に
明りが灯っている。

”美少女大乱闘”

そう書かれていたー

”お気軽にどうぞ”

ともー。

「なんだこれは…?」

亮太は、キャバクラか何かか?と思いながら
少し興味を持ち、足を運んでみることにした。

もう時間は遅いが
どうせ明日も仕事だし
疲れていることには変わりないから
短時間だけでも遊ぶことにしようー、
そう思ったのだ。

中に入ると、
怪しげなクラブのような空間になっていた。

「こんな店があったのか…?」

亮太が不思議そうに周囲を見渡していると
入り口付近に大きなモニターが置かれていて、
そこに映像が映し出されていたー。

”今日の憑依大乱闘も大盛りあがり”

とー。

そしてー
参加する少女たちが一人ひとり、映像で
紹介されていく。

”美少女大乱闘”というだけあって、
確かにとても可愛い子ばかりー

だが、同時にー

紹介されているのは”個性的過ぎる”
少女ばかりだったー。

とー。

ボクっ娘少女・アカリ
ツンデレ少女・シズク
帰国子女・アズサー

亮太は、思わずモニターに見入る。

「なんだこの子たちは?
 ここは何をするところなんだ?」
とー。

シスター、メイド、中二病少女、現役少女武闘家、
自称マッドサイエンティスト、占い師、オタクのゲーマー、レイヤー、
レズ、痴女…

あらゆる少女たちが紹介されていくー

そしてー

”あなたは誰に憑依するのか”

モニターにそう表示されていたー。

「なんだなんだ?」

「--いらっしゃい」

亮太がモニターに見入っていると
背後から、大人の色気をあふれさせる女性が
姿を現した。

「あなたも、参加希望?
 今日はあと4人、参加できるわよ。
 身体、4つ残ってるから」

受付の女性が言う。
SMのプレイでもし始めそうな格好をした女性ー

20代にも思えるが、妙に若くも見える。

「ど…どういうことですか?」
亮太が聞くと、
受付の女性は微笑んだー。

「美少女大乱闘は、初めてですか?」
クスリと笑う女性。

そんなものは今まで聞いたことがない。

「あまり、表になってないんですけど、
 ”憑依薬”ってご存知ですか?」
妖艶な格好をした受付の女性が
甘い声で言う。

「--憑依薬…?」
亮太は、聞いたことがない、という態度を示す。

すると、受付の女性が微笑んだ。

「実は、この身体も、わたしのものじゃないんです…」
胸のあたりを触ってみせながら
女性は微笑んだ。

「え、、ど、、どういうことです…?」
亮太が聞くと、
女性は微笑んだ。

「この世には”人に憑依することのできる薬”が
 あるんですよ…」

とー。

そして女性は続ける。

「この身体は、ある不幸があって
 心を完全に閉ざしてしまった少女の身体だったんです。
 廃人状態だった身体を、わたしが許可を得て
 貰ったってこと。」

そこまで言うと、
女性は微笑んだ。

「もうお分かりですか?
 美少女大乱闘は、集まった女性たちから
 好きな身体を選んで、戦うイベントなんですよ♪」

嬉しそうに言う女性ー。

「そ、、そんなイベントが…本当に…?」

亮太はまだ困惑していた。

憑依薬なんて聞いたことがないし、
美少女大乱闘なんて聞いたことが無い。

目の前の女性は憑依されていると言うが
信じられない。

そういうプレイのお店なのだろうかー。

”美少女大乱闘”
身体を一つ選んで、バトルスタート。
自分の”気力”が失われると身体から
はじかれてしまい、憑依終了。
最後まで憑依し続けた人の勝ち

と書かれているー。

「ほ、ほんとに、俺みたいのでも、憑依できるんですか?」
亮太が聞くと、
受付の女性は「えぇ、もちろん」と答えたー。

受付の女性が、
エントリーしている女性たちが映し出された表を亮太に渡す。

参加者は20人ー
既に16人は憑依済みと書かれている。

「あと4人集まったら、美少女大乱闘が始まるの。
 さぁ、どうする?」

微笑む女性ー

残っているのは、メイド、帰国子女、レイヤー、心はJKのOL
の4人だった。

「あ…あの…」
亮太が聞く。

「この子たちは一体…?」

少し不安になった。

もし本当に憑依できるなら、
集まっているこの個性的な少女たちは一体…

「あ、心配しないでいいですよ。
 この20人は、バイトなんで。
 みんな、自分が憑依されることを
 理解してますし、
 ちゃんとお給料もでますから…ネ」

受付の女性が亮太の
考えたことを見透かすようにして言うー。

「------」
亮太はまだ悩んでいた。

憑依なんてこと、本当にあり得るのか?
怪しい宗教なのではないか?

とー。

「----参加するの?しないの?」
微笑む女性ー

亮太はー
”どうにでもなれー”と思った。

もしもこれが何かの罠だったとしても、
自分の人生なんて、大した人生ではない。

上司の綿見にコキ使われるだけの人生だ。

それだったらー

「この人でお願いします!」
亮太は参加料2000円を支払い、
”心はJKのOL”を指さしたー。

26歳と書かれているー。

「---はい、1名様ご案内~!」

受付の女性が笑いながら
ジュースのようなものが入ったコップを
差し出した。

「--え?」
亮太が唖然とする。

「それを飲んだら、憑依できますから」
女性が笑う。

亮太は苦笑いした。

”そうか、これ、実は毒か何かなんだろ?”と。

だがー
亮太はそれをひと思いに飲みほした。

もし、これで死んでも人生にもう思い残すことはない。

それにー

もしも、
もしも憑依が本当ならー。

亮太は、激しいめまいを覚えて
苦しみだすー

や、、やっぱり毒だ!

亮太はそう思った。
もがき苦しむ亮太ー

やがてー
意識が遠くなっていく。

”あぁ…人の死とはこんなにあっけないものなのか”

亮太はそう思った。

ふいに、
”自宅にあった賞味期限が昨日までの納豆”
どうしてるかなぁ、などというどうでもいいことが浮かぶ。

おいおい…
人生の最期の瞬間に、そんなくだらないことを思い浮かべるなんて…

亮太は自虐的に笑ったー。

身体の感覚が抜けて行くー

なんだか足のあたりがスースーしてくる。

もう終わりだ。
俺の人生はー

”おおおおおおおおおおおおお”

もの凄い歓声が聞こえてきて、
亮太は目を開くー

するとー

「--!!」
自分の身体を見て驚く亮太ー

写真で見た
”心はJKのOL”シオリ になっていたー。

足のあたりがスースーしていたのは
死んだからではなく、
セーラー服を着ているOLに
憑依したからだったー。


”いよいよ
 始まる第7回 美少女大乱闘”

会場に女性の声が響き渡るー
この女性も憑依されているのだろうかー。

シオリになった亮太が周囲を見渡すと、
さっき”参加者”とされていた
メイドや帰国子女、レイヤー、
60代なのに若作りして頑張っちゃってるおばさんなどなど
個性的な面々がいたー

「すげぇ…本当に憑依ー…」

亮太はそう呟いて
思わず笑みを浮かべた。

「いや、今の俺は亮太じゃない。
 俺は、いえ、わたしは、シオリよ」

ニヤリと笑みを浮かべながら、
シオリに憑依した亮太は、
ニヤニヤしながらルール説明に耳をやる。

”憑依大乱闘のルールは至って簡単!”

実況と思われる女性の声はとても幼い感じだー。
やはり、この子も憑依されているのだろう。

”暴力、精神攻撃、あらゆる手段を使って
 最後まで憑依していた人の勝ち”

モニターに詳細な説明が表示される。

「--なるほど」
シオリは頷いた。

どうやら、憑依には強い精神力が必要なようで、
攻撃を受けたり、
精神的な攻撃を受けたりすると、
乗っ取った身体からはじき出されてしまうようだー。

「--つまり、気を強く持てってことだな…
 --いや、ことね」

シオリはそう呟くと
周囲を見渡した。

”では、憑依大乱闘スタート!
 優勝者には、”女の子の身体”をプレゼントします!
 頑張ってください”


「うぉおおおおおおおおおおお!」
会場から男たちの雄叫びー

いや、男たちに憑依された個性的な娘たちの
可愛い雄叫びが響き渡った。

「なんだって…!?
 優勝者には身体ー?」

シオリに憑依している亮太は
ドキッとしたー

な、なら負けるわけにはいかない。

周囲では早速大乱闘が始まった。
憑依者同士がののしり合ったり、
嫌味を言ったりして
相手の”精神力”を削ろうとしているー

暴力を振るってるものもいたー。

「--!!」
ふいに、光のようなものが
放たれたー

”最初の脱落者は、帰国子女・アズサ!”

実況の幼い女の子っぽい声がそう叫ぶ。

帰国子女・アズサに憑依していた男は
もう追い出されてしまったようだー。

正気を取り戻したアズサはぺこりと頭を下げて
会場の外へと出て行くー

残り19人ー

「--ぐふっ!」
周囲を見渡していたシオリは、突然背後から
蹴りを入れられた。
一瞬、視界が揺らぐ。
大したけりではないのにー。

「そうか…これが…」
シオリは理解する。

”今の揺らぎ”は
憑依からはじき出されそうになっている証だと思うー

「気を強く持て…」
シオリはそう呟くと、
背後から蹴りを食らわしてきた占い師の女に
カウンターを喰らわせてやった。

「ぐあっ!」
地面に叩きつけられた占い師の女から
光の玉が出て行くー

憑依していた男は
思わぬ反撃にショックを受け、
憑依状態からはじき飛ばされたのだろうー。

正気を取り戻した占い師の女が頭を下げて出て行くー

残りは18人ー

「要は、気合の問題だな」
シオリはそう言うと、
他の参加者たちの様子を見つめた。

激しく争っている子もいれば、
悪口で精神的に争っている子もいるー。

色々な子が、入り乱れている。

しかも、全員個性的でかわいい。

「ぐふふふふふ…」
シオリはいつの間にか
不気味な笑みを浮かべていたー。

「--この人…
 OLなのに、女子高生の服してるんだよな…」
シオリは自分の身体をベタベタ触りながら微笑む。

「--ふふふふふ…無理しちゃって…♡」

なんだか興奮してきた。
この身体をしゃぶりつくしたいー

だがー

「うぅぅぅぅぅ…」
”どうせ中身はおっさんなんだろ”と言われた
ツンデレ少女・シズクに憑依していた男が
精神的にやられて、憑依状態を保てなくなって
リタイアしたー。

次々とリタイアしていく参加者たちー。

残りは半分ぐらいだろうか。

シオリに憑依した亮太は
なるべく争いに関わらないようにしていた。

「ふふふふふ…
 こういう戦いは、他の連中に
 つぶし合いをさせて…」

シオリは笑みを浮かべる。

そうー
こういう大乱闘は、
他の連中につぶし合いを
させた方が有利なのだー。

「----うへへへへへ!」

背後から不気味な笑い声が聞こえてきて
思わずシオリは振り返った。

そこにはー

シスターがいた。
確か、”マコ”と紹介されていた。

「--ふふふふふ…
 わたしは綿見…わたしは綿見…」

シスター・マコは、
ニヤニヤしながら自分の名前を名乗っている。

マコに憑依した男は、
憑依した女の子に
自分の名前を名乗らせることによって
興奮していたのだったー。

「---ん?」
シオリはふと思う。

”綿見”-?

綿見とは、
シオリに憑依している上司の名前だ。

24時間働け!が口癖のどうしようもないやつだー

(も、、もしかして、部長…?)

シオリはドキドキしながら
気付かれないように
シスター・マコから離れて行く。

とても穏やかそうな笑みを浮かべながら
マコは呟いた。

「待ちなさいー」

とー。

「--ギクッ」
シオリはギクッとした。

(いや、待て。俺が参加していることには
 気付いていないはずだ)

シオリに憑依している亮太は思う。

亮太が憑依する身体を選んだ時、
既にシスターはいなかった。
つまり、仮にシスターに憑依しているのが
部長の綿見だったとしても、
こっちの存在には気づかれていないはず。

「---」
シオリは笑みを浮かべた。

今は
美少女大乱闘の最中ー。

日頃の恨みを晴らすチャンスだ。

「--ねぇ、聞いてるの?」
マコが、こちらに近づいてきた。

”渾身の一撃を加えてやる”

シオリは笑みを浮かべる。

「うっさいわね!」
振り返りざまに、シオリは、
綿見部長が憑依しているマコの頬を
思いっきりぶん殴った。

「ぎゃっ!?」
シスターであるマコの表情が歪む。

「てめー!何するんだ!」
マコが女の振る舞いをするのも忘れて
怒鳴り声を出す。

「うるせー!」
シオリは、無我夢中になってマコに
殴り掛かった。

美人同士がののしり合いながら
殴り合っている光景ー


じーっ…

会場には、隠された監視カメラが
設置されていた。

「んふふ…」
実況の女性は、静かに、
争う美女たちを見つめているー


「ぐがっ…」
シスター・マコから
光が飛ばされていくー

憑依していた綿見部長は
ボコボコにされたショックで
マコの身体からはじき出されてしまったようだー。

「--へっ!」
シオリは嬉しそうに笑みを浮かべたー。

「--ア…ど、どうも」
正気を取り戻したシスター・マコが苦笑いしながら
会場の出口に向かって行く。

”リタイア”したら、迅速に会場の外に
出るように女性たちは指導されているのだー。

自分の髪が乱されていることに気付き、
”案外、髪ってのも邪魔なんだな”と呟きながら
シオリは、残る3人の方に向かう。

残る3人を排除すればー

亮太は身体をゲットすることができるー。

どんなことをしようか、
グヘヘ…
などと考えながら
ニヤニヤした表情で、
他の3人の方を見るシオリ。

しかしー

その時だった。

背後から、突然抱きしめられたシオリ。

シオリが驚いて振り返ると、
そこには、バニーガール姿のおばさんがいた。

「ぎぇぇぇぇぇ!?」
シオリは思わず悲鳴をあげた。

熟女趣味はない。
70代ぐらいのばあさんが
バニーガール姿で濃い化粧をしているのを見て
シオリに憑依している亮太は
こみあげてくるものを感じた。

「うっふっふ~!
 ババアの抱擁~?どうかしら~」

甘い声を出すばあさんー

確か参加者の一人である
いつまでも若いころを忘れられない老婆・ミノンちゃんだ。

「---ぎえええええええっ」

シオリは悲鳴を上げる。

熟女に抱き着かれている状態ー

シオリに憑依している亮太には
我慢ならない状況だったー


そして、ついにー

「あ…」

糸が切れたように
感覚がなくなっていくー

「--あ、、、い、、いや…だ」

そう声を出したが
もう遅かったー

バニーおばさんに抱き着かれたショックで
シオリに憑依していた亮太は
昇天してしまったー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「---ふ~
 今回も終わったわね」

受付の女性が微笑むー。

「---ご苦労だったな」
スーツ姿の男性が札束を女性に渡す。

札束を受け取った受付女性は笑うー

「しかし…強引な手段を使いますよね」
受付女性の言葉を聞いて、
スーツの男は少しだけ笑う。

「--ふん。お互い様だろうが」

「--決して明るみには出来ない政府の特殊機関ー
 ”痴漢・暴漢予備軍 削減班”-
 ちょっと、やりすぎじゃないですか?」

受付女性が笑うと、
スーツ男は呟いた。

「---確かにな。
 だが、この世とはそういう世界だ。 」

スーツ男はそれだけ言うと
荷物をまとめて、建物の外に向かう。

「--20名の削減、ご苦労だった。
 次回は半月後、大阪で行う」

その言葉に
受付女性は「は~い!」と囁いたー。

翌日ー
”美少女大乱闘”の会場は
もうそこにはなかったー。

”美少女大乱闘”の全貌を知るものはいないー

ある時、急にテナント募集中だったはずの建物に
現れ、個性的な美少女たちをエサに
人を集めて、参加者たちを”昇天”させるー。

政府の

 ”痴漢・暴漢予備軍 削減班”-と呼ばれるチームが
関与しているという噂もあるが、
真相は闇の中ー

しかしー
昨晩、”20人”が処理されたことは事実ー。

女性に憑依したいと、欲に負けた男たちは、
全員処理された。
優勝者もろとも―。

”美少女大乱闘”とは何なのか。

この世には決して触れてはならない”世界”があるー。

その世界はー
半月後、再び大阪に出現しようとしていたー


おわり

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コメント

謎を残したまま終えるスタイルでした(汗)

リクエストが元の作品で、
原文は

”個性的な娘達
ボクっ娘、ツンデレ、帰国子女など、個性的な面々が集まるグループがいた。
他には、シスター、メイド、中二病、武闘家、
マッドサイエンティスト、占い師、ゲーマー、オタク、レズ百合、エロ魔など。
それに目を付けた憑依者は彼女達に次々と乗り移っていく。
だが、やはり個性的な面々だけあって、対抗する子もいて
珍しく憑依者と対抗していく感じで。結末はお任せしますが・・・
なるべくなら可愛い娘達は全員無事の方向で”

というものでした。

どうやって個性的な子たちを
集める話にしようか迷いましたが
こんな感じになりました~!

お読み下さりありがとうございました!!

コメント

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Re: No title

無様!

コメントありがとうございます~!
どうやって個性的な子を登場させようか
迷った結果こうなりました~☆!

体調は…
気をつけますネ~☆
ありがとうございます!
非公開コメント

プロフィール

無名

Author:無名
憑依小説好きです!
TSF/憑依系メイン
の小説を公開していきます!

基本的に毎日更新しています!

無断転載はご遠慮下さい。。

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