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<憑依>寄生生物ぴんく②~侵食~

ピンク色の寄生生物ー。

圧倒的速度で増殖し、人間を支配していくそれから
逃げ切ることは、できない…?
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”ぴんく”
”あか”
”あお”

様々な色の小さな生物が
その研究所では研究されていた。

ぴんくは人間の性欲を引き出す生き物
あかは、人間の食欲を引き出す生き物
あおは、人間の睡眠欲を引き出す生き物。

3大欲求をうまくコントロールすることで、
人類の未来をより良いものにできるー

ボル博士はそう信じて、人為的に作り出した
この生物たちの研究を行ってきたー

だがー

博士は、持っていたりんごを素手で握りつぶしたー

「博士ー?」
助手が驚くー

「世界は終わりだー」
ボル博士が呟くー

逃げ出した1匹の”ぴんく”が
大繁殖してー
人間に次々と憑依・寄生していたー

開発者のボル博士であっても、
もう、それを止めることはできないー

「は…博士…それはあまりにも無責任では!?」
助手が叫ぶ。

自分たちが研究している生き物が逃げ出したのだから
自分たちが責任を取らなくてはならないー
助手はそう考えて叫ぶ。

だが、博士は無言で立ち上がると、
助手の顔を目の前でりんごをかじりながら呟いた。

「お前を、りんごジュースにしてやろうか…?」

それだけ呟くと、ボル博士は研究室から
どこかへと立ち去ってしまった。

・・・・・・・・・・・・・・・

「---永田さん!振り返らないで!」
俊治が、純恋の手を引っ張りながら叫ぶ。

「ど、、どうなっちゃったの…?」
純恋がおびえながら言う。

学校中に溢れるピンク色の謎の生物ー

いったい、何が起きたのか。

俊治たち以外にも、
難を逃れた生徒たちが、避難を始めている。

しかしー
既にピンク色の生物に乗っ取られてしまった生徒たちは、
嬉しそうに胸を触ったり、
服を脱ぎ捨てたり、
抱き合ったりしているー
男のアレを咥えている女子もいるし、
女子の胸をしゃぶっている男子もいるー。

「---みんな、どうしちゃったの!?」
純恋が戸惑っているー

もちろん、俊治も戸惑っていたー

けれど、あのピンク色の虫みたいのが原因で
あることには間違いないー

廊下側にいた女子の口に、
アレが入り込んでから
その子はおかしくなったー。

みんな、アレに乗っ取られているー?
アレに、支配されたら…おわり?

俊治が、純恋の手を引きながら
職員室に駆け込むー

先生の力を借りようとー

職員室は、穏やかだったー

「---…ここで待ってて」
俊治が、純恋に言うと、
一番近くにいた社会科の女性教師のところに
近づいていくー
まだ20代後半で、若手の男子から人気の先生だ。

先生は、いつもどおり机に向かって何かをしていたー

「--先生…」
俊治が声をかけた直後に気づくー
先生の椅子の下に
水たまりのようなものがーーー

「---!?」
俊治は先生が落書きをしていることに気づいたー

先生が書いていたのは、男のアレー…

「---せ、、せんせ…」
俊治は凍り付いたー

周囲の先生たちの様子を今一度見るー

こっそり胸を触っていたり
机の角でオナっていたりー…

「----し、、失礼、、しました…」
俊治は後ずさるー

「きゃああ!」
純恋の声が聞こえる。

純恋に数学の先生が抱き着いている。

「--やめろぉ!」
俊治はその先生を突き飛ばすと、
慌てて純恋の手を引いたー

学校はもうだめだー。
何が起きているのか分からないけれど、
もうー

俊治は学校から飛び出すー

しかし、
外にもー
ピンク色の生命体の姿があったー

街中から喘ぎ声と悲鳴が聞こえてくるー

「な…なにこの展開…」
純恋がおびえながら言う。

「と、、とにかく…安全な場所に避難しよう!」
俊治が言うー。

「--う、うん」
純恋が泣きそうになりながら呟く。

純恋の手には、
授業前だからと用意していた
3色のボールペンが握られていた。

それをそのまま、握りしめてポケットの中に入れるー

そして、純恋は俊治と共に走り出したー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「へへ…」
一緒にいる男がニヤニヤしながら
窓の外を見つめているー

これから”あいつら”を制圧しにいくー

外は、すっかりピンクに染まっているー

最初にピンクに触れてから2年ー
世界は、ピンクに染まったー。

「---」
俊治は、3色ボールペンを
どこか懐かしそうに見つめるー

もう、過去のことは忘れた。

自分の生きる意味も変わったー。
世界は、変わったー

「さぁ…いこうぜ」
男が言う。

「--うん」
俊治は笑みを浮かべながらそう答えたー。

2年前のあの時のことが
頭に浮かぶー。

どうして、今日は、あの時のことが浮かぶのかー

俊治はそんな風に思いながら、
外を見つめたー

そうかー
今日は”あの日から”ちょうど2年なのかー。

2年前のちょうど今日、
ピンクのあの生き物を初めて見たー

もう、自分はあの時とは違う。
あの時とは生きる目的が変わった。

俊治は武器を手にする。
やつらと、戦うためにー。

・・・・・・・・・・・・・・・

純恋と俊治は混乱している街中を見ながら
唖然としていたー

学校だけじゃないー
町中にピンク色の生物が溢れー
人間に憑依して、乗っ取っていた。

「まるで映画みたいだ…」
俊治はそう呟いたー

何が起きたのかわからないー
けれど、学校だけじゃなく街も、
もしかしたら他の地域も
この生命体に襲われて、
そして、乗っ取られているのかもしれないー

「----」
俊治は、どこに向かうべきかを
走りながら必死に考えたー

こういう場合は
警察だろうかー。

警察なら、何かわかるかもしれないし、
仮に緊急事態だとしても、
そう簡単に全滅するとは思えないー。

「---」
純恋がふと笑った。

一瞬、俊治は純恋もピンク色の生物に
乗っ取られたのかと不安になるー

けれど、違った。

「-なんだか、俊治…
 いつの間にか、立派になったね」

笑う純恋。

「な、なんだよ急に」
俊治が苦笑いしながら答える。

「ううん、なんかこう…
 頼りになるなぁ…って」

純恋の言葉に
俊治は顔を赤らめながら言う。

「-い、、いや、別に俺は…」

純恋は、照れている俊治を見ながら
にっこりとほほ笑んだ。

「--俊治…わたしね…」

ーー!?

純恋は、ふと、自分のお尻にずきっという痛みが
走ったのに気づくー

「--!?」
純恋が足元を見るー
足元には、ピンク色の生物が数匹ー

純恋は、ゾクゾクとした感じを覚えるー

「ど、、どうしたの?」
俊治が不安そうに言う。

「--……」
純恋はため息をついたー

なんだか、興奮してきたー
なんだか、俊治に抱き着いて激しくキスをしたくなってきたー

純恋は、下からピンクの生き物に寄生されたことを悟るー

もうすぐ、自分は完全に乗っ取られてしまうことを悟るー

身体のゾクゾクが強くなる。

「--俊治…
 ちょっと、忘れ物思い出しちゃった」

「は?」

俊治が純恋のほうを見る。

「--わたし、取りに戻るから、先に行ってて」

「--いや、一人は危ないから俺も」

「--いいから!」
純恋が声を荒げた。

「後から、行くから」
純恋が悲しそうにそう呟くと、
ポケットから3色のボールペンを取り出した。

そして、それを俊治に手渡すー

「え…」
3色ボールペンを手にした俊治は
純恋のほうを見る。

純恋は泣き出したくなるのをこらえながら、
俊治のほうを見るー。

「わたしのことー
 忘れないでね…」
純恋が涙ぐんで言う。

「-え…ちょ、、どういう…?」
俊治が純恋にそう言いかけた時にはー
既に純恋は、俊治を振り切って、
走りだしていたー

”ごめん俊治…
 これ以上は…無理…”
純恋はゾクゾクしながら走っていた。

学校のクラスメイトたちの姿が浮かぶー。
ピンク色の生物に侵入されたクラスメイトたちはみんなー…。

やがてー自分の手が無意識に
自分の胸を触り始める。

「--ふふ…♡ ふふふふふふふ…」
純恋は笑みを浮かべるー

手が激しく動きだす。

「わたし……はぁ……はぁ♡
 滅茶苦茶に…なっちゃいたい…♡」
純恋は走りながら、ニヤニヤと笑い始めたー


「純恋!」
俊治は純恋を追いかけるー

しかしー

”たすけて”
姉の夏帆からLINEが届くー

「姉さん!?」
俊治は姉からのLINEに驚くー

そしてー、
それを見ている間に、純恋は
姿を消していたー

「--…俺、、待ってるからなー」
俊治はそう呟くと、
自分の家のほうに向かって走り出したー

「--」
俊治は、自宅に到着すると、
インターホンを鳴らす。

ピンク色の生物に気を付けながら、
返事がないことを確認すると、
家の中に入り込むー。

家の中ではー
母親が裸になって角オナに夢中になっていた。

「--!?母さん!」

俊治は机に置かれたままの母親のスマホを見つめる。

父親からのLINEが届いているー

”会社にピンク色の虫のようなやつらが
 現れて大混乱だ!
 そっちは大丈b ”

途中でLINEの文章が途切れているのを見て
俊治は、”まさか父さんも…?”と不安に思う。

俊治は純恋のLINEにも連絡を入れながら、
姉の夏帆を探す。

「--姉さん!姉さん!どこだ!?」
俊治が家の2階に駆け上がっていくー

何が起きたのか、まったくわからないー。

急にどうしてしまったんだ?

姉の姿はないー。
ふと、テレビが目に入った俊治は
テレビをつけるー。

するとー
既に生放送のニュース番組の
出演者らが、欲望のままに快感に
身を投じている姿が写し出されていて
テレビは機能していなかったー

「--そ、、そ、、それに、、支配されたら…おわり…です」

ニュースキャスターらしき人物が
ピンク色の生物に囲まれた状態で叫ぶー。

そしてー
映像は激しく乱れて、途切れたー

他のチャンネルは
普通にテレビドラマを放送したりしているが、
人々が無事かは分からない。

「くそっ!」
俊治は、思わず舌打ちをした。

あのピンク色の生き物たちはいったい…?
それに、姉さんは…?

家の中を探しても、
俊治が姉の夏帆を見つけることはできなかった。

俊治は、姉の夏帆や父親、幼馴染の純恋に
必死にLINEで呼びかけると、
誰からも返事がないー
既読もつかないー

「-とにかく、警察署に」
俊治は家から飛び出した。
ピンク色の生き物がたまに目に入るが、
なるべく近寄らないようにして移動するー

家から飛び出した俊治は、
あることに気が付く。

さっきまで町中から聞こえていた悲鳴が
小さくなってきているー
落ち着いてきているー

事態は収束したのか。
それともー
”既に大半の人間が支配されたのか”

警察署に向かう俊治ー。
警察署に行けば
安全を確保できると信じてー

何が起こっているのか、
それが分かると信じてー

・・・・・・・・・・・・・

「----」

武器を手に、俊治は
ピンク色に染まった世界に歩を進める。

ピンク色の生物が、
元気よく動き回っているー

「へへ」
俊治と一緒にいる男がニヤニヤしている。

俊治は、目標の地点に向かうー

自分の人生は変わった。
あの日からー。

あの日から2年が経過した今ー

何もかもが、変わっていたー。


③へ続く

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

広がるピンクの生物…

明日はびっくりな結末が
待ってるかも…?デス!

今日もありがとうございましたー!


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無名

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