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暴走憑依男 ③ ~懺悔~

”暴走憑依男”にされるがままのさくらー。

憑依の結末はー?

暴走憑依男の憑依劇、第1部完結!
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ビデオカメラを用意したさくらは木藤の方に
歩いてきて、乱暴にビデオカメラを手渡した

「これから さくらが
 この男の人に謝るから、
 その様子を木藤君はしっかり撮影してね♪」

満面の笑みで言うさくら。

「おい、、やめろ」
木藤はビデオカメラを手に持ちながら抵抗する

チッ・・・

さくらが舌打ちして木藤を睨みつける

「いいから撮れ。
 それともこの恥ずかしい恰好のまま外に出てってもいいのか?」

さくらは男が持ち込んだ、
チュール系の短いスカートと、
ドレス風のコスプレ衣装みたいなものを身に着けている。

スカートは短すぎて、今にも見えてしまいそうなぐらいだ


「くっ・・・」

木藤はビデオカメラを仕方なく回す


その様子を見たさくらは満面の笑みで言う

「みなさんはじめまして~
 市川さくらと言います

 私は、今ここにいる男の人に
 キモいとか、不潔だとかいっぱい
 ひどいことを思ってしまいました。

 だから、これから、みなさんの前で
 しっかり謝罪しようと思います」

そう言うと、さくらは倒れている男の方に向かっていき、
男の上に乗りかかった

そして言う

「お詫びにこの人、、いえ、、ご主人様を
 気持ちよくしま~す!」

さくらが言うと、さくらは男の唇に強烈なキスをした。

いやらしい音と声が店内中に響き渡る

「はぁ…あぁぁ、、もう我慢できない!」
さくらは顔を真っ赤にしながら、男のズボンを下ろした。

何をするか察知した俺は目をそらす。

後輩の明美はずっと泣きっぱなしだ


さくらの喘ぐ声といやらしい音だけが響き渡る

そして・・・


「あ~~美味しかった」
さくらは口を吹きながらこちらを見る


「ご主人様、本当に申し訳ありませんでした」

男に向かって土下座をするさくら。

髪型や服装はもはやボロボロだ。


「はい、止めていいよ~」
さくらが言う。

「おい、この映像、どうする気だ?」

さくらがその言葉を聞いてニヤッと笑った。


「決まってんじゃん。あんた、動画投稿サイトの
 持ってる?」

さくらが言う

「おい、、、やめろ!」

俺がそう言うと、さくらは明美の方を見た


「早くしろよ!で、ないとあっちの女も
 懺悔させんぞ!」
さくらが男言葉で怒鳴る

明美の方を見る


後輩の彼女にまでこんな思いをさせるわけには行かない。

俺はしぶしぶアカウントを開く

「あはは!は~い!私の恥ずかしい動画、公開しま~~す!」

ついに、さくらは自らの手で動画を公開してしまった


「はい、終了~~~
 私ッたらこれからどうするのかしら!

 あははははははは!」

狂ったように笑うさくら。

そして次の瞬間、さくらの顔から笑みが消え、その場に崩れ落ちた


「おい!おい!!さくら!」

俺が呼びかけるとさくらが目を覚ました

「うん…」
さくらが自分の格好を見て悲鳴を上げる


「な、、、、何これ・・・イヤ!」
さくらが涙ぐんでいる。


俺はただ、大丈夫だから、、と声をかけることしかできなかった。


そしてーーー
俺はただちにあの動画を削除した。
しかし、既に動画は広がってしまっていた。

あの後、さくらはショックから立ち直れず、
バイトにも来なくなってしまった。


。。。男はそのまま死んでいた。
上手く体に戻れなかったのだろうかー。

それともーーー?


俺はまだ知らなかった。
さくらの件は男の復讐の”第1章”に過ぎないということを。。


第1章 おわり

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無名

Author:無名
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