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<入れ替わり>俺が人質になっちゃった③~救出~(完)

入れ替わってしまった誘拐犯の男と
人質の女子高生ー。

両親に助けを求めて
警察にも通報し、

あとは…
---------------------------

「くそっ!くそっ!!!くそぉぉぉぉぉ!」
もがく愛海(泰治)-

「へへへ…いい声でわめきますね~!」
泰治(愛海)は勝ち誇った表情で言うー。

「---…くっそ~…テメ~!絶対許さねぇからなぁ!」
愛海(泰治)が必死に叫ぶー

けれどー
入れ替わり前に自分で縛った鎖が
ほどけないー

まさか、入れ替わってしまって
自分で自分を縛ることになってしまうなんてー

「---…和江ちゃんを奪ったお前の父親に…
 俺は、、俺は復讐するんだぁ!
 和江ちゃんから、他の男の子供が生まれたなんて
 俺は認めねぇ!
 不良品であるお前を始末して、
 俺が和江ちゃんと結婚してぇ、
 俺が和江ちゃんの子供を作るんだぁぁぁ!」

大声で叫ぶ愛海(泰治)

さすがにー
そろそろ自分の身体で汚い言葉を
叫ばれることに、不快感を覚えてきた泰治(愛海)ー。

「--ーーー」
泰治(愛海)は、元に戻るタイミングを
慎重に考えていたー。

既に警察と両親には、この場所を伝えてある。

だからー
救出に来てくれるのは時間の問題だー。

ただー
今、もう一度入れ替わって
元通りになった場合ー
”両親や警察がここに来る前に、殺される”
可能性があるー。

元の身体に戻るということは、
愛海は再び縛られた状態に戻るということ。

両親や警察が来る前に、
この男が、やけくそになって自分を殺すかもしれないー

だからー
タイミングは重要だー。

逆に、入れ替わりで元に戻るのが遅れて
警察に泰治として捕まってしまったら
最悪、そのままになる可能性もゼロではないー

”誰かの気配がしたらすぐに”
入れ替わるしかないー。

さっきのように、愛海(泰治)が縛り付けられている
椅子めがけて倒れ込めば、元に戻れるーーー

”はず”

だー。

「---…」

足音が聞こえてきたー

警察官たちが、やってきたー。

「ーーーよし」
泰治(愛海)が、それに気づいて、
警察が廃工場の扉を開けるのを待つ。

泰治(愛海)が
愛海(泰治)の縛られている椅子の前に立つー

ガラッ!

廃工場の扉を警察官たちが開けたー。

「---く…」
愛海(泰治)が表情を歪めるー

そしてー
「わたしの身体、返してもらうぜ!」
泰治(愛海)がそう叫ぶとー
椅子に向かって、わざと躓きー
入れ替わったのと同じ状態を作り出したー

「ぎゃっ!?」
椅子に縛られたままの愛海が倒れてー
そして、泰治が上から覆いかぶさるようにして倒れるー。

「--何をしている!」
警察官5名が、愛海と泰治のほうを見るー

「う…」
倒れた椅子に縛られたまま愛海が
苦しそうにうめくー

”さぁ…助けて”

愛海がほほ笑むーーー

”助けて…人質の”俺”をなーー”

愛海が邪悪な笑みを浮かべたー

「え…」
起き上がった泰治が自分の身体を見つめるー

「--も、元に戻ってない!」
泰治(愛海)が叫んだー

愛海(泰治)が笑っているー

「そ、、そんな…くそっ!」
泰治(愛海)は、必死に叫んだ。

「---動くな!」
警察官たちが泰治(愛海)のほうを見つめるー

このままじゃ、自分が誘拐犯・泰治として
逮捕されてしまうー。

「-----な~んて…」
泰治(愛海)はいたずらっぽく微笑んだー。

「-!?」
椅子に縛られたままの愛海(泰治)が表情を歪めるー。

「---漫画とかドラマみたいに、
 元に戻らない可能性も当然考えてありましたよ」
泰治(愛海)が、にこにこしながら愛海(泰治)に耳打ちするー

そうー
同じことをしても、もう一度入れ替わって
元に戻れるとは限らないー。

ちゃんと、泰治(愛海)はそこまで考えていたー

だからー
入れ替わった直後に
自分の赤いスマホを操作して、こっそり動画を
撮影しておいたー

いざと言うときに
ふたりの会話から”入れ替わっていることを証明するために”

「--動くな!」
警察官たちが言う。

愛海の両親、和江と昭介も廃工場にやってくるー。

「---あ、ま、待ってください!
 わたしが愛海で、こっちが犯人です!」
泰治(愛海)が両手を上げながら言うー。

「---…ちがう!」
愛海(泰治)は叫ぶー

だがーー
今までの会話を記録されていたとなるとーー
まずい…

泰治(愛海)が、
愛海の赤いスマホを手にするー

さっき停止を押すまで、
動画を撮影しておいたー
ふたりのやり取りや音声が
記録されているー

これを見せて
入れ替わったことを証明しー
あとは、みんなに助けてもらえばー
きっと、元に戻ることができる。

愛海は、そう思っていた。

「--入れ替わった…?」
警察官の一人が言う。

「はい!わたし、犯人と身体を入れ替えられちゃったんです…
 信じられないと思いますけど、ここにちゃんと証拠もあるので」

泰治(愛海)はそう言うと、
赤いスマホのロックを解除しようとするー

しかしー

「---!?」
泰治(愛海)の手が止まるー。

「--どうした?」
警察官の一人が言う。

「---…え、、あれ…?」
泰治(愛海)の表情に焦りの色が浮かぶー

「愛海!」
その隙に父の昭介が愛海の鎖をほどくー

愛海(泰治)は邪悪な笑みを浮かべてー
「ありがとう”おとうさん”」と
気付かれないように憎しみを込めて
言い放ったー。


「あれ…あれ…?」
泰治(愛海)が焦るー

自分のスマホのはずなのに、
ロックを解除できないー

「--何をしている!?」
警察官が叫ぶー

「--わたし、入れ替わってなんかいません!」
愛海(泰治)が叫ぶー

「その人のでたらめです!」
愛海(泰治)が指を指した。

泰治(愛海)が振り返る。

「--ちょっと!勝手なこと言わないで!
 だったら私の誕生日はーー」
泰治(愛海)が叫ぶー

「--5月16日ー」
愛海(泰治)が即答したー

(そっか、、誕生日ぐらい調べればわかるし
 この誘拐犯はそのぐらい調べてるよね…)
泰治の身体になっている愛海はそう思ったー

「じゃあ…逆に聞きますけど、
 わたしの血液型は?」
愛海(泰治)が勝ち誇った笑みを浮かべているー

「そんなのーーー
 Bに決まってるじゃん!」
泰治(愛海)が叫ぶー
自分の血液型を間違えるはずがない。

「--クス」
愛海(泰治)が笑ったー

「え…」

「--ざんねん。わたしはA型。
 ね?和…じゃない、おかあさん」

愛海(泰治)が、母親である和江のほうを見る。

「そうー
 愛海はA型よ」

和江が、犯人・泰治のほうを見るー

泰治(愛海)は瞳を震わせたー

えー?
どうしてーーー?

え…????

B型はーーー
愛海ではなく、泰治の血液型ー

「----」
愛海(泰治)は、赤いスマホー
愛海のスマホのロックを解除してみせたー

「----え……」
泰治(愛海)が震えるー

まさかー
そんなことーー

泰治(愛海)はある考えにたどり着くー

入れ替わったことでー

自分が愛海としての記憶を失っていきー
泰治になりつつあるのではないかとー

慌てて泰治ー、犯人のほうのスマホを手にする。

さっき”仕返し中”はロックを解除できなかった
泰治のスマホー

それを”無意識のうちに”解除できてしまったー

「うそ…」
泰治(愛海)は唖然とした表情を浮かべるー


「----…俺の勝ち」
愛海(泰治)が、泰治(愛海)に耳打ちをしたー

ーー!?!?!?

”入れ替わったのは、偶然じゃないー
 ぶつかったのは、何にも関係ないー

 俺はお前と入れ替わる前に、
 入れ替わるための薬を飲んで置いたんだー

 その力が出る直前に、
 わざと転倒したふりをしてー
 ”演出”したんだー

 あの時、単にお前に触れるだけでも
 簡単に入れ替われたんだ
 ケケケ…”

愛海(泰治)の言葉に
唖然とする泰治(愛海)-

「---…そんな…」
泰治(愛海)が震えるー

このままじゃ、自分が誘拐犯としてーーー

「---ちゃんと…思い出せないんだろう?自分の記憶。」
愛海(泰治)がニヤニヤしながら言う。

「--入れ替えられた側は、だんだん、だんだん、
 自分の記憶、消えてっちゃうんだよねぇ。くくく…
 で、だんだん”俺そのもの”になっていくー

 だから、血液型も俺の血液型を答えちゃうし、
 自分のスマホのロック解除できなくなって
 俺のスマホのロックを解除できちゃう」

愛海(泰治)が耳打ちしていると
警察官たちが、愛海(泰治)のほうに近づいてきた。

「おっと、時間だ。
 この身体は、もらってくよ」

愛海(泰治)は邪悪な笑みを浮かべると
そのまま警察官たちに保護されて
父の昭介と母の和江のほうに向かっていくー

「ち、、ちがう!わたしが、、わたしが愛海なの!」
泣き叫ぶ泰治(愛海)

大の大人が、泣きじゃくりながら叫ぶ。

「--いい加減にしろ!」
警察官たちが泰治(愛海)を取り押さえる。

「ちがっ!ちがう!!!わたしは、、俺は!愛海だっぁぁぁ!!!」
必死に叫ぶ泰治(愛海)

愛海(泰治)は勝ち誇った表情で、泰治になってしまった愛海を見つめるー

入れ替わってからどのぐらいで、記憶に影響が出るかー
それは分からなかったがー、
警察たちが来る直前に、
泰治になった愛海の口調が既におかしくなっていたことからー
愛海になった泰治は勝ちを確信していたー

「へへへ…いい声でわめきますね~!」

「わたしの身体、返してもらうぜ!」


警察が到着前からー
泰治になった愛海には既に異変が出始めていたー

「ねぇ、、、俺が愛海なの!!ねぇ、、信じてよ!ねぇ」
泰治(愛海)が叫ぶー

「--娘をこんな目に遭わせて!いい加減にしてくれ!」

「--これ以上、娘を怖がらせないでください」

父の昭介と母の和江が言う。

「ちがうよ…ちがうんだってば…」
泰治(愛海)は泣きじゃくってしまう。

警察が叫ぶ
「そんな言い逃れが通用すると思ってるのか!」
とー。

乱暴にパトカーのほうに連れていかれる泰治(愛海)

「--俺は…俺は愛海なんだよ!!
 なぁ、信じて!信じてよ!!!!!」
泰治(愛海)が暴れながらパトカーに
押し込まれるー

そしてー連行された。

「-----」
愛海(泰治)はそんな光景を見つめながら
笑みを浮かべたー

”安心しなよ…
 だんだん君は俺になるんだから…

 ま、入れ替わり薬を飲んだ側の俺は
 ずっと自分の記憶も持ったままだがなー”

愛海(泰治)はクスクスと笑いながら
両親のほうに向かっていったー

・・・・・・・・・・・・・・・

1週間後ー

「お母さん~!」
愛海(泰治)が
母親の和江に密着しながら
甘えているー

”あぁぁ…和江ちゃん…
 くっつき放題だ…
 ひひひひひ…♡”

愛海(泰治)が顔を赤らめながら
和江に頬をすりすりさせているー

”あぁぁぁ…興奮しちゃうなぁ…”

愛海(泰治)は笑うー

部屋に戻る愛海(泰治)

「あぁぁ…興奮する…
 和江ちゃんから産まれた身体に
 なれたんだ…
 うふ…ふふふ♡ ふふ…♡」

愛海(泰治)は
自分の身体をべたべた触りながらほほ笑むー

「あとは…
 和江ちゃんといっぱいいっぱい…
 エッチなことしなくちゃ…
 くひひ…
 母娘のプレイだ…
 ひひ…ひひひひひ

 あぁぁ…想像しただけでイッちゃいそう…♡」

顔を真っ赤にしながら愛海(泰治)がニヤニヤしているー

「こいつの父親は…
 俺から和江ちゃんを奪ったアイツは、
 この身体を使って、地獄に落としてやるか。

 娘に乱暴をする父親ーって、
 ことにしちゃうのは…簡単だもんなぁ…
 うっふふふふふふ♡」

愛海(泰治)は悪い笑みを浮かべながら
鏡を見つめたー

「---はぁはぁ…和江ちゃんから産まれた身体…
 はぁはぁ…はぁはぁ…はぁぁぁぁぁ…」

部屋に置いてあった家族写真を手にすると、
愛海(泰治)は、狂気的な表情を浮かべながら
母・和江の部分をペロペロと舐め始めたー

・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・

「----…俺は………愛海なのに…」

泰治になってしまった愛海は、
ほぼ泰治の記憶に侵食されながらも
ギリギリ自分が愛海であったことを
忘れずにいたー。

「愛海なのに……
 俺は、、、愛海なのに…!!!!」

留置場の中でー
彼は叫び続けるー。

憎しみを1日、1日、
溢れそうなほどに膨らませながらー

「俺は……愛海なのに………!」


やがてー
愛海になった泰治は、
父親を誘惑し始めて、
誘惑に乗らない父親を陥れるために
わざと服を乱して母親に助けを求めたりー
ネット上で助けを求めたり
高校で先生に助けを求めたりし始めたー

父・昭介は娘・愛海の豹変に困惑し、
娘に乱暴なんてしていないことを
証明しようとするも、
ついに、和江から離婚を告げられてしまうー

和江と二人で暮らすことになった愛海(泰治)。

ようやくー
和江が手に入ったー。

「---和江ちゃんは、、、俺のものだ…
 くっふふふふふ♡」

愛海(泰治)は歪んだ表情で笑みを浮かべたー


おわり

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

人質と誘拐犯が入れ替わってしまう
入れ替わりモノでした~!!

皆様の想像した通りの結末だったでしょうか~?

最後のほうの部分は1話書けそうな感じもしましたが
「誘拐犯⇔人質」の部分からは逸れてしまうので、
こんな感じにしてみました!!

お読み下さりありがとうございました!!

コメント

No title

ダークはいいですなー。
最高っす

Re: No title

> ダークはいいですなー。
> 最高っす

コメントありがとうございます~!
最後までダークに突き抜けました!!

これからも頑張ります~
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プロフィール

無名

Author:無名
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