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<憑依>究極の変態②~限界まで突き抜ける男~

憑依薬を手に入れた究極の変態男。

乗っ取った身体で、
彼は、限界まで突き抜けようとしていたー
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「-------」

美術館ー

さっきまで彼氏と一緒に芸術品を見ていた女が
突然全裸になって、
展示物の横でポーズを決め始めた。

「な、、な…き、、急にどうしたんだよ!?」
彼氏が顔を真っ赤にしながら、
周囲の目を気にして、戸惑っている。

デート中だった彼女が、いきなり服を脱いで
ポーズを決め始めたのだー

性欲太郎に不運にも憑依されてしまった彼女は、
ゾクゾクしながら、ポーズを決めていた。
自分の身体を、美術館の客どもに
見せつけているのだー

自分の人生が終わってしまうような
行為をさせられているのにー
彼女は、満面の笑みを浮かべていたー。

女は、芸術品だー。
芸術の宇宙が、そこにはある。
性欲太郎は、そう考えていたー

今、乗っ取っている女のように
美貌を持つ女はー
美術品を超える美を持っているー

美術品を超える美を展示しないでどうする?
その美を見せつけないでどうする。

「--羽須美!」
叫ぶ彼氏ー。

「--わたしは、芸術よ」
自信満々な表情でそう呟く羽須美。

羽須美は、性欲太郎に完全に乗っ取られていたー
身も、心もー

脱ぎ捨てた服が無残に散らかる中ー
羽須美は周囲の利用客に
「美しいわたしを見なさい!」と大声で叫ぶー

周囲の利用客は戸惑っているー

一部、羽須美のことを、野次馬目的かー
下心か分からないが、撮影している人間もいた。

だが、今の羽須美は撮影されても嫌がる様子も見せずに、
撮影者の方に向かって挑発的なポーズを取った。

やがて、通報を受けた警察が到着する

警察官は、羽須美を前に唖然とするー
美術館で突然服を脱ぎ捨てて、
展示スペースに入り、ポーズを決める痴女ー。

「--な、、何をしてるんだ!」
警察が叫ぶー。

「わたしは、芸術」
羽須美はそう呟くー

「--美しいでしょ?」
モデルのようなポーズを決めながら
ゾクゾクしてアソコを濡らす羽須美ー。

芸術品が、興奮しているー

そうだ、美だー。
これが、美だー

性欲太郎は興奮していたー

そして、これは
”性欲太郎の犯罪ではない”

彼は、究極の変態ともいえるほどに
変態だったが、
それでも彼には理性があったー

”これ”はー
性欲太郎の犯罪ではないー

全裸の羽須美が
悲痛な叫びをあげる彼氏の前で
警察に手錠を掛けられるー

そう、これはー
羽須美という女の犯罪だー
性欲太郎には、何の罪も与えられないー

この世の法律で、憑依のことなど
存在しないのだからー。

性欲太郎は、無罪だ。
いや、無罪どころか、最初から容疑すらないー

羽須美は連行されながら、
憑依薬、最高だぜ!と思いながら
狂ったように笑い始めたー

・・・・・・・・・・・・・・

「---ふ~~~」
AVだからけの自分の部屋で、
クラシック音楽と喘ぎ声を聞きながら
笑みを浮かべる性欲太郎ー

もちろん、それは本名ではないのだが、
彼はその呼び方を気に入っていた。

性欲があることは、恥ずべきことではない。
芸術品を見て興奮するのは、当然のことだー
女体に想いを馳せて、興奮して、
そして美しい白い液体を、美しい軌道で放出するー

それこそ、美の放出ー

彼は、今日も白い液体をアソコから放ちながら
「うつくしいー」
と呟いたー


数日後ー
友人の良一が再び家にやってくるー

「--昨日さ、やべぇヤツみたよ」
良一が、性欲太郎の出したお茶を飲みながら
苦笑いするー。

「やべぇやつ?」
性欲太郎が言うと、
良一は「お前の好きそうなやつだよ」と笑ったー。

良一が言うには、
女子大生らしき女が、突然街中で
公開オナニーを始めたのだと言う。

自らを芸術品だと豪語し、
その女は笑いながら、
街中で、自らの痴態を晒したー。

「---へぇ~」
性欲太郎は笑みを浮かべるー

それはー”俺”だー。
と、思いながらー。

昨日、性欲太郎が憑依して、
女子大生の身体でやったことを
良一が目撃していたのだー。

「---っかし、世の中には変な女もいるんだな~」
良一は苦笑いしながら
ツイッターの画面を見つめるー

トレンドには”痴女の多発”というワードが
上がっているー

先週ぐらいから、痴女が多発しているのだー。

美術館で全裸になった女をはじめ、
仕事中に上司のアソコを急に口に咥えて逮捕された女ー
アダルトゲームのコスプレ衣装を着て、街中で実演した女ー
自分の喘ぎ声や、いろいろな部分をネット上に晒して問題になった女ー
突然ライブ中に「興奮してきたぁ!」と叫んで全裸になった人気アーティストー
そして、昨日の公開オナニーの女子大生ー

全部、性欲太郎が憑依してやったことだが、
そんなことを知らない世間は
”痴女の多発”というワードをトレンド入りさせた。

「----」
良一は、性欲太郎の方を見る。

「--ん?どした?」
性欲太郎は、部屋中に響き渡るクラシック音楽と
喘ぎ声を聞きながら、良一の方を見た。

良一は”あること”を考えていたー
性欲太郎のことだー。

それはー。

「--なぁ、良一」
性欲太郎が”もしかして良一に悟られているのか?”と
思ったのか、それともたまたまなのかは分からないが
話題を逸らしたー

「----」
良一は、少しだけ表情を歪めながらも
そのまま性欲太郎の話題に乗り始めたー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

いつからだっただろうかー。

性欲太郎は、乗っ取った女の身体で、
自分の部屋に入り、AVの数々を再生していたー

激しく喘ぐ女ー

いつからー
自分が性欲まみれになったのかー

そんなことを考えながら、
再生したAVのシチュを、乗っ取った女の身体で、
性欲太郎は実演しながら、
激しく興奮していたー

乗っ取られた女は、何時間も身体を酷使され続けて
激しく疲労しながらも、性欲太郎はお構いなしに次のAVを再生、
自宅に溜め込んだコスプレ衣装の中から、AVに一番近い
衣装を選んでは、それで”おたのしみ”を繰り返していたー

思えば、あの時ー

大声で喘ぎながらー
女に憑依した性欲太郎は思うー

まだ、純粋だったころー。
そう、自分がノーマル太郎だった、3年生の頃ー。

彼は、見てしまったのだー
真夜中にトイレで目が覚めたあの日ー。

ノーマル太郎は、普段から一度寝ると
朝まで起きない子だったー
トイレになんて、夜中に行かない子だった。

でも、その日は違ったー
ノーマル太郎は風邪を引いていて、
薬の影響と、寝る直前に薬を飲むため、水を
飲んだことによってー
トイレが近くなっていたー

夜中にトイレに向かうノーマル太郎は、
変な声が聞こえてきて驚くー

それは、父親と夜のおたのしみをしている
最中の母親の喘ぎ声だったー

彼はー
ノーマル太郎は、
オバケかと思って、声のする部屋をこっそりと覗いたー

そこにはー
ちょうど、絶頂を迎えた母の姿があったー

「-----!!!!」

ノーマル太郎は、驚いてしまったー

いつも、見たことのないような母親の顔ー

母としてではなく、女としての母親の顔ー

それを見て彼はー
目覚めたー

ショックも受けた。

だが、同時に、彼はこう思ったー

「美しいーーーー」
と。

その日から彼は
ノーマル太郎ではなく、性欲太郎になったのだったー。

激しいエッチを繰り返して
乱れまくった女の身体ー

服を全部脱がせて、そのままふらふらと外に歩いていくと、
「美しかったよ」と呟いて、そのまま性欲太郎は
その女から抜け出したー

疲れ切った女は、路地裏のごみ置き場のところに
全裸で眠ってしまったー

翌朝ー
彼女が目を覚ましたときには、騒動になっていたー

・・・・・・・・・・・・・・・・・

憑依薬を自宅で生成する性欲太郎ー
良一の憑依薬を分析した性欲太郎にとっては
増産することなど、たやすいことだった。

「------んっ~~~~」
AVの喘ぎ声を、まるでバックミュージックのように
流しながら、彼はうっとりとした表情を
浮かべているー

変態とは何か。

彼は、こう思う。
変態とは己の欲望に忠実な人間である、と。

己の欲望を解放し、
”自分に正直”な人間であると。

だが、この世界にはルールがある。
限られたルールという名の牢獄の中で
人間は己の欲望を満たす。

時々、愚か者が、牢獄から飛び出していくがー

彼は、愚かではない。
ルールという牢獄の中で、
性欲を満たすのだー。

彼は全裸で、喘ぎ声の音声を聞きながら
まるで指揮者のように腕を振るー。
喘ぎ声を芸術だと思っている彼は、そのリズムに
身を湯が寝ているー。

AVが大量にあってもー
喘ぎ声を再生していてもー
エッチな服を自分で買っていてもー

それは、ルール違反ではない。
ルールという枷の中で、彼は、究極の変態になった。

彼は、罪を犯していないー

憑依薬だってそうだ。
法律に、憑依が悪いことだと書いてあるか?

いいや、ないー。

憑依は、法律で縛られていないー

ルールという牢獄の外に、
合法的に飛び出すことができる
夢の秘境ー。

「ふはは!」
性欲太郎は、笑ったー

憑依薬があれば、何でもできるー
憑依薬があればーーー

「---ん」
性欲太郎は、興奮しすぎて自分が鼻血を
垂らしていることに気づいた。

「--俺としたことが、鼻血を出すとはな」
性欲太郎は、突然冷めた表情で
垂れた鼻血を見つめたー

興奮して鼻血を出してしまったことは
初めてだー。

そんな風に思いながら性欲太郎は
再び憑依薬を飲み干したー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

性欲太郎のやりたい放題は続くー

真面目そうな女子高生に憑依して、
スカートを自分の手でめくり上げながら
通学路を歩いた。
パンツを自ら丸出しにして笑いながら
歩く女子高生を見て、周囲は戸惑うー

満員電車に乗って、
自ら身体を他の状況に押し付ける女ー
別に、痴漢冤罪を作り出すつもりはない。
大笑いしながら、「おつかれさまで~す!」と
疲れたサラリーマンたちに胸を押し付けているのだー

アイドルに憑依して、
舞台挨拶の最中に突然、胸を揉むー
「わたしの胸ちゃんも挨拶したがってま~す!」と
全国放送で叫んでやったー。

女性教師に憑依して、
トイレでエッチをして、身体から出た液体を
コップに入れて、それを職員室で飲んで見せた。
周囲の教師が「見たこともない飲み物」と不思議がっているので
飲ませてやったー

「--ふへへへへ!」
性欲太郎は満足そうに笑うー

これは”俺”の犯罪ではないー
俺は法律を犯していないー

俺は、ルールの中で、楽しんでいるー

「むひゃひゃひゃひゃひゃ~~~!」
性欲太郎は奇声をあげながら大声で叫んだー

憑依薬は、最高だー

とー。

③へ続く

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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やりたい放題していますが、
果たして彼の運命は…!?

明日が最終回デス~

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無名

Author:無名
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