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<憑依>強すぎる少女~宇宙編~

宇宙人に憑依されて
”強すぎ”になってしまった少女ー

様々な苦難を乗り越えて、
ようやく宇宙人の帰還の時がやってきたー…!

”帰還後”の物語ー!

※「強すぎる少女」の後日談デス!
 先に本編の方をお読み下さい~!
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「----えっ…えっと…」

女子高生の絵麻は戸惑っているー

”あ、、あの…すみません…”
宇宙人は、申し訳なさそうに言う。

”仲間が勘違いして、絵麻さんごと回収を!”
とー。

「-----はぁ!?!?!?」
絵麻は思わず声を上げたー

流石に、ふざけているー

見慣れない装置がピコピコ言っているこの場所はー
UFOの中、ということだろうかー。

「--ちょ!?!?っていうか、なんでまだ、あんた中にいるの!?」
絵麻が戸惑いながら言うと
宇宙人は”ですので…間違えて絵麻さんごと回収しちゃったようで…”と
呟いたー

「---ちょ、、ちょっとぉ!?早く地球に戻らせて!?」
絵麻が言うと、宇宙人は”もちろんです”と呟いたー

”仲間に説明するので、少しお身体をお借り出来ますか?”と
丁寧に言う宇宙人。

絵麻は、迷ったものの
”それ以外に選択肢はない”と判断して
”少しだけだからね!”と釘を刺して
宇宙人に身体を貸したー

「うっ…」
宇宙人が主導権を握った絵麻は、
宇宙船の中を歩いていくー

「---~~~~ ~~~ ~-」
目の前には、宇宙人ー
と言うよりも、クラゲのような、不気味な触手を生やした
奇妙な物体がいたー

「~~~~~---~~」
コォォォォォ、と軽く息を吐いているような、変な音がするー

「~~~~~--」
絵麻も口から同じような息を吐くー

相手の宇宙人が「!」と、納得した様子を見せ、
奥へと向かっていくー
そして、奥から同じような宇宙人がやってくるとーー

謎の光が当てられてー

絵麻は気を失ったー

そして、絵麻の中からー
”絵麻に憑依していた宇宙人”が飛び出した-

「はぁ…やっと出られました。」
宇宙人が言うー

”絵麻に憑依”したことで、
絵麻の記憶から色々学んだ宇宙人は
唯一「人語」を話せるようになっていたー

”この人を地球に送ることはできますか?”
絵麻に憑依していた宇宙人が、気絶した絵麻を見つめながら
しゅーしゅー、と宇宙人の言語のようなもので、そう伝えたー

周囲にいる宇宙人たちが、空気のような音を立てて、
周囲と相談しているー

そしてー

「---!!」
絵麻に憑依していた宇宙人は、表情を歪めたー

”地上に戻す必要はない”

そう、言われたからだー。

”他種族との交流をしている暇などない。
 このまま、”目的地”へと向かうー”

他の宇宙人は、そう言ったー

”で、でも、絵麻さん、、いや、この人間は…!”
絵麻に憑依していた宇宙人は、
そう、宇宙人たちの言語で周囲に伝えたー

だが、周囲は納得しなかったー

元々、この宇宙人たちは、
”必要のないものを切り捨てる”ことが当たり前の
生活を送っていて、
喜怒哀楽の”哀”の感情がほとんど、存在しないー
人間とは思考と文化も大幅に異なるー

人間で言う”家族”と呼べるような存在が
死んだとしても、この宇宙人たちは、淡々とそれを処理するー

”悲しむ”ことが、何を生み出すのかー?
悲しむなら、前に進むべきー
そう考えているからだー
感情では、動かないー
それが、この種族ー

全て合理的かどうか、に基づいて動くことが当たり前。

家族と呼べるような仲間が死んだとしても、
使える臓器があるなら、迷わず家族の遺体を
自らの手で引き裂くー

それが当たり前の種族なのだー
絵麻に憑依した宇宙人もそうだったー。

だから最初は、デリカシーのない行動で、絵麻を困らせていたー

だが、絵麻に憑依して人間としての感情や記憶を手に入れたことで、
この宇宙人は、考えを変えていたー

”その人間は、玩具にする”
他の宇宙人がそう呟くー

”だめだ”
絵麻に憑依していた宇宙人は叫んだー。

使えるものは、何でも使うー
そして、利用価値の無くなったものは躊躇なく処分するー

情では動かないー

”やめろ”
絵麻に憑依していた宇宙人が叫ぶー

だが、その叫びもむなしく、
触手のようなものを絵麻の耳に突っ込みー
「んひぃぃっ!?」と気絶したままの絵麻が変な声を上げて、
涎のようなものを口から垂らすー

やがて、宇宙人のひとりが絵麻に憑依してー
絵麻が涎を垂らしながら立ち上がるー

「ふひっ…ひ…おぉぉぉ???」
絵麻の記憶を読み取った宇宙人が笑うー

「うへへへへへ…これが、、人間かぁぁぁ…♡」
絵麻が顔を真っ赤にしながら、
不気味にゆらゆらと動くー

やがて、絵麻の胸を揉み始めるー。
絵麻が顔を真っ赤にしてー
甘い声を出し始めるー

周囲の宇宙人たちは、”なぜか”を
理解できなかったが、
絵麻が喘ぐ姿を見て、興奮を覚えたー

絵麻に憑依している宇宙人もそうー
絵麻の身体から伝わるゾクゾクを感じて
激しく興奮していたー

「しゅっ…し…しーーー」
宇宙人の言語を話す絵麻ー

激しく興奮していて、やがて、笑みを浮かべたまま
涎をぽたぽたと垂らしたままー
その場に座り込んでしまうー

「--あ…」
絵麻がうめき声を上げると、その宇宙人が出てきて、
他の宇宙人に、宇宙人の言語で”すごいぞ”と伝えるー

絵麻の身体に、別の宇宙人が憑依するー

まるで、絵麻がおもちゃのように、扱われているー

憑依されてー
抜け出されてー
虚ろな目で虚空を見つめる絵麻を見つめてー
絵麻に憑依していた宇宙人は心を痛めたー

”他の宇宙人たち”は、
絵麻に憑依しても、
最初に絵麻に憑依した宇宙人のように、
人間らしい感情を持つことはなかったー

”絵麻に憑依した宇宙人”は
事故による憑依で、
それも長期間だったー

”今、憑依している宇宙人たち”は
意図的に絵麻を乗っ取り、操っているー
それも、短期間だー

この違いから、彼らが地球人的な
考えを抱くことは、なかったー

「あぅぅぅぅう…♡♡」
絵麻が、服を脱ぎ捨てた状態で、お漏らしをしているー

その場にへなへなと座り込む絵麻ー

床に落ちた自分の尿に座り込んでも、
絵麻は「えへへ」と笑っているー

また、別の宇宙人が絵麻に憑依するー

”やめろ・・・”
絵麻に憑依していた宇宙人は叫ぶー

”やめろーーーーーーーーーー”

しかしー
それでも、他の宇宙人たちは止まらなかったー

やがて、絵麻は、”おもちゃ箱”のような部屋に
裸のまま放り投げられたー

彼らにとっては、地球人の身体など、
玩具でしかなかったー

地球を侵略するつもりはないし、
攻撃するつもりもないー

ただ、”目的地”に移動しているだけー

だが、こうして回収してしまった地球人がいるのであれば
話は別ー

”地球に返したところで”
彼らにメリットはないー

「はぁ……ぁ…ぁ」
絵麻が白目を剥いてぶるぶると震えているー

まるで、犬のように、絵麻の身体を雑に扱う宇宙人たちー

繰り返し憑依されて、
絵麻の身体がひゅーひゅー、と苦しそうな息をしているー

「--えへへへ…あはははははっ」
再び別の宇宙人に憑依された絵麻が、
ぽたぽたと色々な液体を垂らしながら
股を開いてアソコを触っているー

”くそっ!やめろ!やめてくれ…!”

絵麻に憑依していた宇宙人が叫ぶー

満面の笑みを浮かべていた絵麻が、
ゴミのようにその場に倒れてー
また別の宇宙人に憑依されて立ち上がるー

絵麻の笑い声が響き渡るー

やがてー
宇宙人たちは、絵麻に飽きて、
滅茶苦茶になった絵麻の身体を部屋の中央に放置して
別の部屋へと移動していったー

「--ぁ……ぁ」
絵麻が、白目を剥いて、泡を口から噴いているー

「そんな……」
宇宙人は、絵麻の前でうなだれるー

激しく痙攣している絵麻ー
何度も何度も短時間に憑依されて
身体に想像以上の負担がかかっていたー。

「---」
宇宙人は決意するー

”世話になった絵麻さんを、なんとか助けたい”
とー。

彼はー
”王”に直訴するため、
歩き出したー

黒っぽいフォルムの
刺々しい触手を持つ”王”に謁見する、
絵麻に憑依していた宇宙人ー

宇宙人の言語で、
自分は絵麻に世話になったことー
せめて、絵麻を地球に返してあげてほしい、ということを伝えるー

だが”王”は
”世話になったからなんだというのだ?”と反応したー

”情”や”恩義”など、この宇宙人たちには存在しないー
そもそもそういう概念がないのだー

”王”との話し合いは平行線のままー


絵麻の身体に謎の装置が取り付けられてー
絵麻は、へらへらと不気味な笑みを浮かべながら、
宇宙船内の動力室で強制労働させられ始めたー

”洗脳”されているー

絵麻が涎を垂らしながら
動力室で何かを回し続けているー

絵麻に憑依していた宇宙人は
”すみません…すみません…”と絵麻に対して
何度も謝るー

絵麻の目は完全に”イってしまって”いるー
正気ではないー

涎を垂らしながら、
人間としての尊厳も奪われてしまった絵麻ー。

絵麻に憑依していた宇宙人は、
絵麻に対して、申し訳ない気持ちでいっぱいになったー

もちろんー
彼も、絵麻に憑依して人間としての感情を知るまでは、
こんなこと、絶対に思わなかっただろうー。

仲間の宇宙人たちと同じような考えしか、
しなかったはずだー

彼らは、そういう文化で育ったー

だから、絵麻にしている今の仕打ちを、
責めることはできないー

地球人にとっての”悪行”であっても、
この宇宙人らにとっては
”使えるものは何でも利用する”というのは
”常識”なのだからー

文化が異なれば、常識も異なるー

だから、絵麻に憑依した宇宙人が、
同胞たちを、悪党だと断言することはなかったー。

「--でも」
彼は呟くー

でもー
絵麻のことは助けたいー

仲間の宇宙人たちと戦わずー
絵麻を、助けたいー。

「---」
宇宙人は意を決して、
”ある行動”に出るのだったー

・・・・・・・・・・・・・・・・

地球ー

ある日の深夜ー
裏山に突然、謎の光がーー
落下してきたー

世間は”火球”だと騒いだー。

しかし、
結局、その現場からは、何も、見つからずー。


それから数日後ー

「いってきま~す!」
そこには、元気な絵麻の姿があったー

宇宙人に連れ去られてしまい、
数日間行方不明になっていた絵麻ー。

しかし絵麻は無事に帰ってきて、
こうして、今、また、普通に学校にも登校しているー

絵麻はーー
”覚えていない”
宇宙船に連れ去られたことをー

何故ならー
”彼”が消したからー。

宇宙船に関する記憶や出来事を全てー。

全てはー
絵麻を不安にさせないために。

絵麻は、あの日ー
自分に憑依していた宇宙人は、そのまま宇宙船に
回収されて、帰って行ったと思っているー

「---よぉ」
不良生徒の忠義が、登校してきた絵麻の前に姿を現す。

宇宙人に憑依されて「強すぎ」になった絵麻に
散々な目に遭わされた忠義ー

絵麻は「--おはよ~」と、軽く受け流して
そのまま立ち去っていくー

「---あ、、え?おい!待て!」
忠義が叫ぶー

脅しのつもりで、迫力ある雰囲気を出して”よぉ”と
言ったのに、軽く受け流されて、忠義は、唖然としながら絵麻を追うー

絵麻は、そんな忠義をさらに軽くスルーしながら
教室にたどり着くとー
いつものように、友達たちと雑談をし始めたー

”絵麻さんが、無事でよかったー”

宇宙人はー
絵麻を見つめながら、静かにほほ笑んだー

宇宙船から絵麻を逃がすためー
絵麻に再度憑依して、
緊急脱出用のポッドで、
絵麻の身体ごと、地球にやってきた宇宙人ー。

絵麻をそこで解放しー

自分は絵麻から抜け出したー

実体を無くした宇宙人ー。
もう、仲間のところに帰ることも、できないー

そしてー
絵麻に憑依したままだと、
絵麻が”強すぎ”になってしまって
日常生活に支障が出てしまうー

だからー
彼は、この道を選んだー

絵麻が、
いじめを受けていた満智子と
楽しそうに話しているー

不良の忠義が絵麻らに絡むも、
軽くあしらわれていて、
忠義もなんだか楽しそうにしているー

宇宙人は、その光景を見て、満足したー

地球の環境ではー
彼らは実体を維持できないー

だからー
自分はこのまま消えることになるだろうー。

でも、
絵麻を守ることができたし、
自分たちの仲間…
宇宙人たちの間にも争いを生まずに済んだー

だからー
後悔はしていないー

「---ご迷惑をおかけして、すみませんでしたー」
宇宙人は、絵麻に向かって静かにそう呟いたー


そしてー
彼は満足そうに、光の雫となって、姿を消したー。


おわり

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

強すぎる少女の後日談でした!!

強すぎ要素は、後日談にはありませんでしたケド…笑

お読み下さりありがとうございました~!

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プロフィール

無名

Author:無名
憑依小説好きです!
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