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<憑依>闇夜の徘徊者②~好奇心~

乗っ取られたまま、深夜に徘徊する謎の女…。

その”都市伝説”に興味を示す女子大生たち…

事件の行方末は…?
-----------------------

「---はぁぁぁ…♡」
帰宅した女は、
興奮した様子で自分を抱きしめたー

「はぁ…♡ はぁ…♡ はぁ…♡」
”解放感”
たまらないー

露出狂男に憑依された女はー
全裸で徘徊することに、激しい興奮を感じていたー

もちろん、乗っ取られている女に
そのような趣味は、ないー

だが-
今、女は、身体も心も完全に露出狂男に
支配されているー

それ故にー
男の意志に従って露出し、
そのまま外を歩いて、激しく興奮していたー。

身体中がゾクゾクするー
たまらないー

女は帰宅してからも興奮したままー
自分の身体を抱きしめていたー

やがてー
そのままソファーに座ると、
嬉しそうに、自分の身体の色々な部分を
触り始めるー

”意志を操る香水”で
警察に職務質問された時には
”無関心”にさせるように仕向けて
それをやり過ごしているー

だがー
万が一逮捕されることになってしまってもー

万が一、近所の人に見られて
騒動になってしまったとしてもー

”別に構わない”

「どうせ…」
女は胸を触りながら笑うー

「どうせ、わたしの身体じゃないんだしぃ~?
 くくくっ!あははははははっ♡」

女はー
一夜をたっぷり楽しむと、
そのまま、気絶するようにして倒れたー。

”へへへ、また来るぜ”
女から抜け出した露出狂男は、そう呟いて、
自分の身体へと戻っていくー

自分の身体は、他人に憑依している間、
抜け殻、の状態だー
空腹にもなるし、ずっと放置しているわけにはいかないー

だから、男は、夜の間だけ女を乗っ取り、
昼間は自分の身体で行動しているー

女が寝落ちしたタイミングで乗っ取っているため、
女は”憑依されている自覚”すらない。

まぁ、いずれー…
近所の人に見られるなりして、
イヤでも”自分が全裸で徘徊していること”を
知ることになるだろうが、
そんなことは関係ない。

乗っ取られている側は
”誰に乗っ取られているのか”認識することはできないー

あの女が、
”自分”にたどり着くことはあり得ないー

「憑依は、最高だな」
露出狂男は、笑みを浮かべながら、そう呟いたー

・・・・・・・・・・・・・・・

「--おはよ~!」
美香が、嬉しそうに、梨々花に声を掛けて来るー

「ど、どうしたの!?妙にハイテンションだけど!」
梨々花はそう聞きながらも、
イヤな予感を覚えていたー

”美香が妙にハイテンション”なのは、
オカルトや都市伝説が絡むときが多いー

「--ふっふっふっふっふ」
美香が不気味な笑みを浮かべると、
スマホを手に「じゃ~ん!」と叫んだー

スマホの画面には、ツイッターの画面が
表示されている。

「昨日も!出たんだって!全裸女!」
美香が叫ぶー。

ツイッター上に”やべぇのがいた”と、
謎の徘徊女の後ろ姿の写真が
ツイートされていたー

「-ー写真を見る限り、これ、わたしの家の近くなんだよね~」
美香がニコニコしながら言う。

「あ~~!寝ないで、夜の住宅街探検すればよかった~~!」
美香が悔しそうに叫ぶー

「いや!しなくていいし!」
梨々花が突っ込むと、美香は「え~~!しようよ~!」と
梨々花に甘えるようにして呟いたー

「あぶないってば~!絶対その人、おかしいよ~!」
深夜に全裸で徘徊している目的は
よく分からないがー
とにかく”まともな人じゃない”ことは
梨々花にもよく理解できていた。

絶対に、おかしいー。

♪~~

梨々花のスマホが鳴る。

スマホを確認する梨々花。
友人・彩月からのLINEだ。

大人しい眼鏡女子の彩月は、
今日は大学に来ていなかった。
心配した梨々花がLINEで確認し、
その返事がやってきたのだ。

”体調不良で今日はお休みしたの”と
彩月から返事が来ているのを確認すると、
梨々花は「心配だなぁ…」と呟くー

「え?なにが?」
オカルト話に花を咲かせていた美香が、反応するー

梨々花は、「彩月ちゃんが体調崩したって」と、美香に伝える。

すると美香は、「あの子、いつも体調崩してるよね~!」と
苦笑いしたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

夜ー

女が眠りについたタイミングで、
露出狂男は、再び女に憑依したー

穏やかな寝息を立てていた女が「うっ」と、一瞬ビクンと震えるー

そして、女がニヤニヤしながら起き上がったー

早速服を脱ぎ始める女ー
脱いだ上下の服を放り投げると、
嬉しそうに鼻歌を歌いながら、
下着に手を掛けるー

「開放感 開放感~」
女がブラを放り投げ、
下着を放り投げー
鏡の前で万歳をするー。

「-やった~~!!ひゃははははは!」
全てをさらけ出した女が笑うー

そして、そのまま歩き出すと、
「今日も綺麗だねぇ~」とニヤニヤしながら
鏡の前で身体を見つめたー

躊躇なく、そのまま玄関の外に出る女ー

玄関の外に出て、夜の空気を
自分の裸体で味わうと、女は、にっこりとほほ笑んで
夜の街を歩きだしたー

彼女は、自分が乗っ取られて徘徊しているなどと
夢にも思っていないー

乗っ取られているなどと、夢にも思っていないし、
今、この瞬間、彼女の意識は完全に封印されていて、
自分が何をしているのかもわからないー

「--♪~~~~」
鼻歌を歌いながら、全裸でモデル歩きをする女ー

途中、公園に立ち寄ると、
裸のまま公園のベンチに座り、
足を広げながら、自販機で購入した
コーラを飲み始めたー

「---!」
そんな女と、ホームレスらしき男の目が合うー。

「---ははっ!どうも~~!」
女が手を振ると、
ホームレスらしき男は、怯えた様子で女を見つめたー

深夜の公園に全裸の女が
ベンチに座っていて、コーラを飲んでいるー
あまりにも異様な光景ー

深夜に、公園を徘徊しているホームレス…
というのも、一般人から見たら不気味な存在かもしれないー

だが、そのホームレスがおびえてしまうほどに、
異様な女が、そこにはいたー

「--ひっ!?!?何しとるんじゃ!?」
ホームレスの男が叫ぶー

「なにって?
 人間って、服という呪縛に囚われていて、愚かだと思いませんか?」
女が興奮した様子でほほ笑むー

「--な、、な、、何を言っとるんじゃ!?」
ホームレスの男が叫ぶー

「-わからないかなぁ?開放感!開放感ですよ!」
女が興奮した様子で立ち上がり、
ニヤニヤと笑うー

「ゴリラやオランウータンが服を着てますか?
 着てないでしょう?????
 わたしだって、ほ乳類の一員なの。

 ゴリラやオランウータンみたいな開放感、
 味わったっていいでしょぉ???」

女はそう言いながら、ゴリラの真似をして
自分の胴体を叩いて見せたー

ホームレスの男は、女に狂気を感じて
尻餅をつくと、そのまま走り去って行ってしまったー

「--ふん。この開放感を理解できないなんて、馬鹿なやつ」
女は綺麗な声でそう呟くと、
そのまま深夜の女子トイレに全裸のまま入って行ったー

トイレを済ませると、女は公園から外に向かって
静かに歩き出した…

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

翌日の夕方ー

梨々花は嫌々、美香の家にやってきていたー

梨々花と美香は、共に一人暮らしで
たまたま近所だったことから、急接近した間柄だ。
一人暮らしを始めたばかりの者同士、
なんとなく、寂しかった、という感情もあるのかもしれないー。

「---ふっふっふ」
美香が笑うー。

梨々花が”嫌々”美香の家に来たのは
美香が嫌いだからではない。

”あること”をしよう、と美香が誘って来たからだったー

「---謎の全裸女、調査隊を結成します!」
美香がふざけた様子で言う。

「---」
梨々花は苦笑いしているー

「---梨々花隊員!準備はOKですか!?」
美香がふざけた様子で言う。

「-----はぁ」
梨々花がため息をつくー

「---ってこら~~~!ノリが悪い!」
美香が梨々花をぺしっ!と叩く。

梨々花は、苦笑いしながら
「だって…露出狂を探す、なんて危ないよぉ」と
呟くー

「大丈夫大丈夫、ただ徘徊してるだけみたいだし、 
 ”どうして”か、聞いてみたいし!

 そもそも幽霊かもだし!」

美香の言葉に、
梨々花は”いったい何がだいじょうぶなの…?”と突っ込みを
心の中で入れながら、”親友”だから、と、いやいや
謎の全裸女の調査を二人で行うことになったー

”調査”と、言っても、別に大それたものではなく、
単純に梨々花と美香が、夜の街をうろうろするだけなのだがー。

夜になり、二人は、住宅街を歩くー。

「----いないな~」
美香がザンネンそうに、周囲を見渡す。
梨々花は、ちょっと怖がりながら周囲を見渡していたものの、
特に怪しい人影はいない。

「ほんと~に見たんだよね?」
美香が確認する。

梨々花は「あっちの通りに確かにいたんだよ!」と、美香に伝えるー

だがー
その通りを確認しても、謎の全裸女の姿はなかったー

「は~~~~」
一旦、夜のファミレスに入るふたりー

美香と梨々花は、軽食やスイーツを食べながら
雑談をするー

美香は「会いたいなぁ~」と
まるで、恋人に会いたい、と言わんばかりの表情で
ファミレスの中から、外を見つめているー。

「----美香も、本当に好きだよね…そういう話題」
梨々花が言うと、美香は「うん!好きだよ!」と答えたー。

美香には、恋人もいないー
何故なら”都市伝説が恋人”だから。
本人も、普段からそう豪語しているー。

梨々花は”そこまで一生懸命になれるなんてすごいなぁ…”と
いつも美香に対してある種の憧れを持っていた。

「---さ、そろそろいこっか!」
休憩を終えた美香が立ち上がるー

再び”調査”を続けるふたりー。

だが、結局、この日は、謎の女は、見つからなかったー。

「--なぁんだ…ざんねん!
 都市伝説も、わたしから逃げてるのかな!」

美香はそう言いながらも
”夜遅く”まで付き合ってくれた梨々花に「付き合ってくれてありがと!」と
嬉しそうにほほ笑んだー

「うん!どういたしまして」
別れる梨々花と美香ー。

この日ー
”謎の女”は、現れなかったー

・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・

「--ふっふふふふふふ♡」
深夜ー

女は、いつものように、露出狂男に乗っ取られて、
服を脱ぎ捨て、家の中で全てをさらけ出していたー

「---は~~~…わたしを探してる子がいるなんて…」
女はニヤニヤ笑みを浮かべながら鏡を見つめるー

服という呪縛から逃れた女は美しいー

自分の身体をうっとりとした表情で抱きしめるー。

「はぁ…♡ はぁ…♡
 興奮しちゃう…」
女は甘い声で呟くと、静かにほほ笑んだー

”そんなにわたしに会いたいなら…
 わたしから、会いに行ってあげようかな…?”

とー。


③へ続く

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

次回が最終回デス!

開放感を味わう男に乗っ取られた彼女の運命は…?

ぜひお楽しみくださいネ~

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プロフィール

無名

Author:無名
憑依小説好きです!
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