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<入れ替わり>奪われた宝物③~悪意~

悪用される彼女の身体ー

”大人の知恵”と”女の身体”
最悪の組み合わせを前に、
彼氏の運命は…?
----------------------

「---紀夫の大切な宝物、奪っちゃった」
昼休みに登校してきた智花(玄葉先生)がそれだけ囁くと、
紀夫の肩を叩いたー

「--先生はなぁ…今や”可愛くて真面目な女子高生の智花”なんだよ?
 可愛さと真面目さを持つJKの身体を使えば…
 木下くん…君なんていくらでも破滅させることができるー」

「---!!」
紀夫が、智花(玄葉先生)の顔を見るー。

同一人物とは思えないほどに、智花の顔は、悪女のような笑みを浮かべていたー

「----だから、わたしを怒らせないように、ネ?」
智花(玄葉先生)はにっこりとほほ笑むと、そのまま女子の集まる方に向かって
「おはよ~!」と声を掛けたー

「---……智花!」
紀夫は慌ててスマホで智花に連絡を入れるー

だが、智花からは返信がなかったー

「----」
紀夫は表情を歪めて、女子と雑談している智花(玄葉先生)の方に
歩いていくー

智花(玄葉先生)の腕をつかむと、
智花(玄葉先生)を女子の輪から引っ張り出して、
紀夫は呟いたー

「智花に何をした?」
紀夫の言葉に、智花(玄葉先生)は鼻で笑うー。

「--智花に何をした!?!?!?」
声を荒げる紀夫ー

「---」
智花(玄葉先生)がクスッと笑うー。

「--いた~~~~い!紀夫、いたいよ~~~~!」
智花(玄葉先生)が突然叫ぶー

他の女子が、紀夫たちのほうを見るー。

「-ちょっと?木下くん?何をしてるの~?」
「喧嘩!?」
「智花に暴力はだめだよ~!」
「恋人同士、仲良くして!」

何も知らない子たちが、
近づいてくるー。

智花(玄葉先生)が悪い笑みを浮かべるー。

「----わたしに逆らうな」
耳打ちすると、智花(玄葉先生)は、友達の方に向かって
「だいじょうぶだいじょうぶ~!」とほほ笑んだー

・・・・・・・・・・・・・・・

「-わたしは智花 わたしは智花 わたしは…ふふっ…ふふふふふ♡」

放課後ー
智花(玄葉先生)は、女子トイレの中でひとり、
エッチなことをしていたー

”智花になった妄想をしながらエッチをするー”

玄葉先生が、玄葉先生であったころから、していることだー。

今はー
”妄想”ではなく、
本当に、自分が智花ー

「--わたしが、、智花…ふふふ、、えへへへへぇ…」
だらしない格好ー
だらしない笑みを浮かべながら
智花(玄葉先生)はトイレで一人、火照る身体を刺激して、
快感に身を委ねたー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「----そんな」
紀夫は、玄葉先生(智花)のいるアパートにたどり着いて愕然としていたー。

「----ここの教師、逮捕されたんだよ」
近所の住人から、そう聞いた紀夫はー
拳を震わせるー

”教え子に乱暴したんだってさ”

「---……違う」
紀夫は歯を食いしばるー

嵌められたんだー。

凶悪な笑みを浮かべる智花とー
優しい笑みを浮かべる智花の姿が頭の中に浮かぶー

「----あんたの好きにはさせない」
紀夫が拳を握りしめるー。

玄葉先生(智花)にLINEを改めて送るー。

”俺は絶対に智花を助ける”
とー。

逮捕された玄葉先生(智花)は今、LINEを返信できる
状況ではないのだろうー。
けれどー。
今、紀夫に出来ることはこれしかないー

下手に騒げばー
智花の身体で何をされるか、分からないー。

「---玄葉…俺はあんたを許さない…」
紀夫は、スマホをしまうと、歩き出すー。

甘かったー。
玄葉先生は”自分の元身体”になど、興味がないのだー。

智花の身体を本気で奪うつもりなのだー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

翌日ー

「----なんだよ…?」
昼休みに、智花(玄葉先生)に呼び出された紀夫ー。

「-ーーーーー」
智花(玄葉先生)が微笑みながら、近づいてくるとー
突然、紀夫にキスをしてきたー

「--!?」
紀夫が慌てて智花(玄葉先生)を振りほどくー。

「ふふふ、今、ドキッとしたでしょ?」
智花(玄葉先生)が甘い声で笑うー。

「--木下くんもさぁ…いい加減諦めて、
 素直にわたしを智花と認めてー
 わたしといい想いをしたほうが、
 賢いと思うよ?」

智花(玄葉先生)が微笑みながら言うー。

「--ふざけるな!あんたは智花なんかじゃない!」
紀夫が、自分の周囲を歩く智花(玄葉先生)を睨むー

「---でもさぁ…身体は正直だよね」
智花(玄葉先生)が、紀夫に胸を押し付けるようにして
身体を密着させるー

「こうふんしちゃってるんだ?」
甘い声で囁く智花(玄葉先生)-

紀夫のズボンはー
勃起して膨れ上がっていたー

「---ふ、、ふざけるな…俺は!」
紀夫が顔を赤くしながら声を振り絞るー

智花の身体にドキドキしてしまっているーー
と、いうのは悔しいが事実だったー
歯を食いしばりながら紀夫は、「でも!」と叫ぶー。

顔が赤くなっているのは”興奮しているから”だけじゃないー。

それ以上にーーー

「--俺は!!!お前を智花なんて認めない!」

それ以上にーーーー
怒りで顔が赤くなっていたー

「--へぇ~」
智花(玄葉先生)がズボンの上から紀夫の肉棒を触るー

「--”わたし”なら、木下くんを気持ちよくしてあげられるよ?
 フェラだってしてあげるし、なんだってしてあげるー
 なんなら今ここで、してあげよっか?」
智花(玄葉先生)が誘惑するような口調で言うー。

「---う…く…く」
紀夫が、怒りで言葉を失っているー。

「---ほら!胸も触り放題ー」
智花(玄葉先生)が紀夫の手を掴んで、
無理やり胸を触らせるー。

「--コスプレだってしてあげるし、
 裸の写真だって、なんだってあげるー。

 ほら、認めちゃえよ。
 わたしが智花だってー」

智花(玄葉先生)の誘惑ー

だがーー
紀夫は屈しなかったー

「あんたは智花なんかじゃない!!!!!
 智花の身体を奪った醜い悪魔だ!!!!

 玄葉!お前は、ただの変態野郎だ!」

紀夫が智花(玄葉先生)を指さしながら
怒りの形相で叫ぶー

智花(玄葉先生)がクスッと笑うー。

「--お前、社会的に死ぬよ?」
智花(玄葉先生)が低い声で”おどす”

見た目は智花なのにー
中身は、悪魔ー

「---ふざけるな!社会的に死ぬのはあんただ!」
紀夫が叫ぶー。

「---!」
智花(玄葉先生)が表情を歪めるー。

「-----これを提出するー」
紀夫の手にはーー
ボイスレコーダー…

”今の会話”が記録されているー

「----……やれるものなら、やってみな」
智花(玄葉先生)が冷たい目で紀夫を見つめるー。

「--そんなことしたら、この女は、全裸で街中を走ることになるー
 君はそれでもいいのか?木下くん」

智花(玄葉先生)の余裕の笑みー

「-ーーーやれるものなら、やってみなー」

「-!?」

紀夫が、玄葉先生の台詞をそのままそっくり返したー

「--そんなことをしたらーーー
 先生だっておしまいだ。

 元々の玄葉先生の身体は既に逮捕されているー
 智花の身体でそんなことしたらー
 あんたは、自分の人生も終わるんだ!」

紀夫が叫ぶー

”智花を滅茶苦茶にするー”

それは、ハッタリ。
そんなことをすればー
玄葉先生が奪った智花の身体ー
智花の人生は滅茶苦茶になるー

”自分が欲しかったもの”を自らの手で壊すようなことをするだろうかー

元の身体も今の身体もー
失うようなことをするはずがないー

紀夫はそう判断したー

「------まいったなぁ」
智花(玄葉先生)が微笑むー。

「--確かにその通りー。先生は、智花になりたいんだー。
 確かに君の言う通り、智花の身体を破滅させるようなことは、
 できないー…

 あぁ~…はったりだってばれちまうなんて、
 まいったなぁ~~~」

智花(玄葉先生)がイライラした様子で髪をかきむしるー

「先生…最後のチャンスです」
紀夫が、口調を”あえて”敬語に戻して
智花(玄葉先生)を見つめるー。

「---智花の身体を返してくださいー。
 そうすれば、入れ替わりのことは、誰にも言いません」

紀夫の言葉に、
智花(玄葉先生)は、笑みを浮かべたー

「---木下くん…君こそ、最後のチャンスだ…
 わたしに逆らうなー
 これからはわたしが智花なのよ?

 新しい智花を受け入れてー
 一緒にいい思いをしよ?」

智花(玄葉先生)が優しく微笑むー。

太陽の日差しが差し込む空き教室でー
悪い笑みを浮かべた智花(玄葉先生)と、
怒りの形相の紀夫が見つめ合うー。

「----断る。俺は、絶対にあんたを許さない」

それだけ言い放って紀夫は教室から外に出ようとするー

「--後悔するよ?」
智花(玄葉先生)が脅すような口調で呟いたー

「後悔するのは、あんただー」
紀夫はそう言い放つと、うすら笑みを浮かべる智花(玄葉先生)を
空き教室に残し、一人、そのまま立ち去って行ったー。

「--ーーガキが…」
智花(玄葉先生)は静かに呟くー

「--大人の頭脳と、周囲から優等生のイメージがついている女子高生の身体…
 この組み合わせの怖さをたっぷり思い知らせてあげる」

智花(玄葉先生)は、極悪人の笑みを浮かべて、歩き出したー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

紀夫はすぐさま、担任の先生に相談したー。

担任の先生は、当然、”入れ替わり”など
信じてくれなかったー。

だがー
ボイスレコーダーの音声を聞かせるー。

「----」
担任の先生は複雑そうな表情を浮かべたがー
すぐに、「わかった」と、返事をしてくれたー。

担任の先生に音声を渡すー。

当然、渡す前にデータのコピーもしてあるー。
智花(玄葉先生)が何をするか分からないからだー。

その足で、紀夫は、玄葉先生になってしまった智花の状況を確認しようとするー。
だが、やはり返事は帰ってこなかったー。

「くそっ」
紀夫は、帰宅すると、すぐさまスマホで、”入れ替わり”について
調べ始めたー。

早く、智花の身体を取り戻さないと、大変なことになってしまうー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「----先生…わたしみたいな優等生とエッチできるなんて、
 夢みたいでしょ?」

智花(玄葉先生)が、呼び出された教室で、
甘い声を出しているー

「お、、お前…玄葉なのか…?」
紀夫から聞いた話を確認するため、担任の先生が智花(玄葉先生)を
呼び出したのだったー

「---わたしは、智花。
 
 先生さえよければ、先生のおうちで、
 た~っぷり、先生を気持ちよくしてあげてもいいんですよぉ~?
 
 先生の言う通りのコスプレして、
 先生のソレ、わたしの口で気持ちよくしてあげても…」

「---う、、そ、、そんな…寺本、、お前…そんなこと言う子じゃないだろ…?
 やはりお前…玄葉…!」

担任の先生が戸惑いながら言うー

「--わたしは智花」

そう言いながら担任の先生に胸を密着させるー。
さらに耳元で囁くー

「わたしは智花  ---でしょ?せんせい♡」

甘い言葉に、担任の先生はドキドキが止まらなくなってー

「あ、、、あぁ、、、そ、、、そうだな…あぁ、、そうだ お前は寺本だー」

と、屈してしまったー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

翌日ー

”変態野郎”

「---!」
紀夫の机に、そう書かれていたー

ーー!
紀夫は戸惑うー。

「聞いたよ、智花からー。
 最近あんた、智花と玄葉先生が入れ替わったとか
 訳の分からない妄想を強要してるんだって?」

智花の友人の言葉ー

紀夫は困惑するー。

「-え??え?? 違う!本当なんだ!」
紀夫が叫ぶー

智花(玄葉先生)は笑っているー

”お前からー彼女も、
 居場所も、
 何もかも、奪ってやるー”

「智花は玄葉先生から乱暴されたばかりで、
 傷ついてるんだよ!?

 それなのに、玄葉先生と入れ替わった演技をして
 俺を楽しませてくれ!とか、ありえなくない?
 あんたも最低!」

クラスメイトたちから罵倒される紀夫ー

さらにー
”玄葉先生になってしまった智花と、玄葉先生のアパートで会っていた写真”
”玄葉先生になってしまった智花と、学校で当日に話している写真”
などが出回りー

紀夫は玄葉先生のグル説まで出てしまっていたー

「--わたし…こわい!」
智花(玄葉先生)がわざとらしく泣きじゃくるー

「--ちがっ!みんな!!!聞いてくれ!!!」
紀夫が叫ぶー

けれどー
優等生で可愛い女子高生”智花”の立場を
悪用した玄葉先生のほうが、圧倒的に、有利だったー

担任の先生に助けを求める紀夫ー
だがーー

「--お前の妄想には、付き合ってられないー」
担任の先生にまで、裏切られてしまったー。

放課後ー
智花の家に駆け込み、入れ替わりのことを打ち明けようとするー

しかしー
それまでも、”先回り”されていたー

”可愛い一人娘”の立場を悪用して、
両親を信じ込ませてー
智花(玄葉先生)は先に手を打っていたー

「二度と娘を傷つけるような真似をするな!」
智花の父親から罵声を浴びせられるー。

「--くそっ!くそっ!」
紀夫は怒りの形相で、帰宅すると、頭を抱えたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「---どうしよう…」
留置場にいる玄葉先生(智花)は涙を流していたー

”変態教師”にされてしまった
玄葉先生(智花)-

自分の身体は奪われー
この身体は変態教師扱いー

”絶望”の2文字ー

しかしーーー

そこに、更なる”悪意”が、迫っていたー

「玄葉…出ろ。釈放だ」

「え?」
玄葉先生(智花)は思わぬ言葉に首を傾げたー


④へ続く

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

珍しく「④」まで存在するお話デス~!
玄葉先生から身体を取り戻すことはできるのでしょうか~?
明日が最終回になります~!

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プロフィール

無名

Author:無名
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