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<憑依>暴飲暴食② ”暴食の果てに”(完)

体格のことを笑い、自分を振った
大学生の優樹菜に憑依した玉夫は、
優樹菜の体で暴飲暴食を続けた。

しかし、
暴食の果てに待っていたものはー?
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優樹菜は体重計に乗って微笑んだ。

40キロ台だった体重は、
既に60キロを超えていた。

自分のふっくらとした体や顔つきを見て微笑む。

「あはは、、まさか2週間でこんなに
 なるなんて思わなかったな~

 ま、当たり前か
 優樹菜、太る為だけに行動してるもんね!
 うふふ!」

鏡の前で自分の顔について肉をつまむ優樹菜


「優樹菜、
 玉夫君のこと笑っちゃって本当にごめんね!

 罰として、優樹菜、
 ブックブクに太らされちゃうの~!

 えへへへへ!
 でも、今、優樹菜 すっごく嬉しい!
 だってこうして、玉夫君に喜んでもらえてるんだもん!」

一人芝居をすると、
優樹菜は笑った

「はは、私の可愛さも台無しね…」

そう言うと、リビングに戻り、
テーブルに置いてある
ダブルチーズバーガー4個を見つめた。

「あははっ!
 この子、ダブルチーズバーガーなんて
 食べたことあるのかな、、
 
 ううん、私、食べたことあるのかな??」

元々の優樹菜はダブルチーズバーガーなどという
カロリーの高いモノを食べたことがあるのだろうかー。

無いかもしれない。

少なくとも、4つも食べることはなかっただろう。

けれども、
今、優樹菜は喜んでダブルチーズバーガーを
口にしている。

早食い選手の如く、
汚らしくダブルチーズバーガーを食べる優樹菜。

品の欠片も無い。

「--むほっ、ほむほむ、うっめぇ!」
男言葉を話しながら
勢いよくハンバーガーを平らげていく。

傍らにはコーラ。
もちろんダイエットコーラなどではない。

しかも、優樹菜はコーラに砂糖を追加していた。


”徹底的に、太らせてやるー”


玉夫には、3つのモットーがあった。

一つは、
”思い立ったら即行動”

これは、優樹菜に振られて、すぐに憑依薬を手配したことからも
伺える。
優樹菜に好意を抱いてすぐに告白したあたりも、
この方針によるものだろう。

2つめは、
”やるなら徹底的に”
そう、今がまさにそれだ。
優樹菜の体を徹底的に太らせている。
60キロなどでは生ぬるい。
玉夫本人の体を超えるぐらいに太ってもらわなくてはー


そして、3つめはーーー。


ーーーさらに数日が経過した。

「あはは、ねぇねぇ、幸太郎、
 わたし 70キロ超えちゃった~!」

可愛らしく、スラッとした体の持ち主だった優樹菜。

しかし今や、かなりぽっちゃりしており、
人によっては優樹菜を”デブ”と呼ぶこともあるかもしれない。

大学の同級生たちも驚きをあらわにしていた。
あの優樹菜が、急にどうしたのかと。


「--なぁ、優樹菜、どうしたんだよ、最近。
 いくらなんでも食べすぎだろ…

 俺が何か、お前を悩ませてるのか?」

彼氏の幸太郎が言う。


優樹菜はその言葉を笑う

「こ~んなデブになった私のことなんか
 嫌いでしょ?」

自暴自棄な様子を演じる。

そう、玉夫の目的は2つ。
”優樹菜を太らせること”

そして、
”優樹菜を彼氏の幸太郎と別れさせること”


わざとぽっちゃり体系になった腹をなでながら、
だらしなく、大根のようになった足をスカートを
めくり、露わにさせて優樹菜は言う

「こ~んな私みたいな女、嫌でしょ?
 ほら見て、このお腹なんてタッポタポ」

優樹菜は服をめくってお腹を見せた。

エロな幸太郎は喜んでいるのだろうか。
みすぼらしい姿に変わり果てた優樹菜の姿など見て、
嫌悪しているに違いない。


玉夫は内心でほくそ笑んだ。

「ね、これで分かった?
 私はおデブで下品な女なの!
 うはははははっ!」

優樹菜が笑う。

爪楊枝で歯につまったじゃがいもをだらしなく
取り除く。

「こんな汚らしくて、みすぼらしい女、
 嫌いでしょ?幸太郎!うふふふふっ!」


その時だった。

幸太郎がーーーー

暖かく優樹菜を抱きしめた。


「ごめんな 優樹菜。
 お前が何を悩んでいるのかは分からない-」

幸太郎が優しい口調で言う。

「--え?」
優樹菜は戸惑った。

優樹菜の中に憑依する玉夫は、
ここまですれば別れたいと言い出すだろう、と
そう踏んでいた。

だがー。
彼氏の幸太郎は、
怒ることも、
激することもなく、
優しく優樹菜を包み込んだ。


「---ごめん、本当にごめん。
 俺、優樹菜がこんなに太っちゃうまで
 気付けなくて…」

そして、優樹菜の唇に、幸太郎はキスをした。


「----!!」
優樹菜は顔を赤らめる。

「---優樹菜、話せるようになったら
 俺に悩んでること、言ってくれ。
 俺も全力で力になるからー」

幸太郎のまっすぐな視線。


「…わ、、、私、こんなデブになっちゃったけど…
 そ、、、それでもいいの…?」

優樹菜が言うと、
幸太郎は優しくはにかんだ。

「--当たり前じゃないか。
 俺は優樹菜の外見で好きになったんじゃない。

 優樹菜の中身に惹かれたんだからー。」

幸太郎はそういうと、笑みを浮かべた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「くそっ!
 くそっ!くそっ!くっそぉ!」

翌日。

優樹菜は一人部屋で汚らしく叫んでいた。

乱暴に自分の胸を触り、
優樹菜の体を滅茶苦茶にしている。

「あはっ、、あっ、、もう許さない、、 
 もぉゆるさないんだからっ♡」

すっかり太ってしまった優樹菜が一人、
くねくねと体をくねらせている。

部屋の隅にはビデオテープ。

「こいつの、、、こいつの人生、壊してやる!

 あはぁん!みんな見て、
 優樹菜のだらしない体を!!
 あは、はははははっ♡」

服を破り捨てて、その場で喘ぎまくる優樹菜

「あっ♡ この♡ 映像ぉ♡
 優樹菜、、、これからネットに投稿しちゃうの!
 えへ、、、えへへへ!
 あはははははははぁ♡」

優樹菜が体をガクガクさせて、液をばらまく。


そしてーー


「・・・・・・・」
行為を終えた優樹菜は
PCの前で動画をアップロードしようとしていた。

「これで、私の人生もめっちゃくちゃ…!」

あとはエンターキーを押すだけ。

けれど…


でも…

目から涙が流れる…。


「ボク…何をしたいんだ…」

玉夫は、、、
”悪人”ではない。

確かに、優樹菜と彼氏の幸太郎の会話の中で
デブを笑われて腹が立った。

けれどー。
自分にこんなことする資格はあるのだろうか。

もう、優樹菜は十分に人生を踏みにじられた。

これ以上、
優樹菜を追いつめる資格があるのだろうか。


「--当たり前じゃないか。
 俺は優樹菜の外見で好きになったんじゃない。

 優樹菜の中身に惹かれたんだからー。」



彼氏の幸太郎の笑顔を思い出す。

「---ダメだダメだダメだ!」
優樹菜はそう叫んで、アップロードしようとしていた
動画を削除した。

そしてー。

「もう、終わりにしよう」

そう呟いた。


そしてその3日後、
優樹菜の体を玉夫は解放した。

80キロ後半。
ずいぶん太ったものだ。

けれどー。
これ以上のことをする気にはなれなかった。

玉夫には理性があった。
自分は、どうしようも無いヤツだが、鬼ではない。

自分は、人なのだー。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

自分の体に戻った玉夫は驚く。

3週間ちょっとも、体は気を失ったままだったが
健康だった。

使った憑依薬には、
体の健康を維持する機能でもついていたのだろうか。

そういえば、何も考えなかったけれど、
もしも、自分の体が死んでいたら、
大変なことになるところだった。

「ふぅ、危ない危ない」
玉夫はそう呟くと、
翌日の大学を楽しみに眠りについた。

ちなみに大学には、しばらく顔を出さなくても
平気なように上手く手回しはしてある。

玉夫はずる賢いのだ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

翌日。

ぽっちゃりとなった彼女・優樹菜が
大学で仲間と楽しそうに話していた

「ね~なんか3週間ちょっと記憶 とんでてさ、
 気づいたらこんなになっちゃってたの!」

優樹菜が言う。

「え~何それ~
 でも、それはそれで可愛いかもね!」

優樹菜の友人が言う。


優樹菜はー
楽しそうだった。
3週間も記憶が飛んでいて、気づいたら自分の体重が2倍近くに
なっていた。

さぞ怖かっただろう。

でもー
笑顔だった。

「----……くそっ、全然ダメージなしかよ」
玉夫は呟いた。

優樹菜の魅力は、外見などでは無かったのだ。
持ち前の明るさと優しさ。
周囲から愛されるキャラクター。

それは、体重の変化などで簡単に
失われてしまうものではない。


優樹菜は楽しそうに言う

「ホラ、でも、今度はダイエットする楽しみが
 増えたから!
 わたし、頑張っちゃうよ!」

優樹菜が笑いながら言う。

例え、太っていてもー
肉がだらしない感じについていてもー

それでも、彼女は魅力的だった。

「----僕の負けだよ」
玉夫は優樹菜を遠くから見つめるのを止めて
そのままその場を後にした。

負けだー。
何もかも。

僕の安っぽいプライドで、
優樹菜を苦しめようとした。

けれども、
何一つ、勝てなかった。

優樹菜の何も、奪うことはできなかった。


憑依して、支配していたはずなのに
玉夫は”完全敗北”を認めざるを得なかった。

あの調子であれば、優樹菜はすぐにやせて
元の体格に戻るだろう。



だがーーー。

”彼にはもう、優樹菜などどうでも良かった”

今の優樹菜に微塵も未練はない。


何故なら―。
彼は

”新しい恋を見つけたのだから”

「---ごめん、本当にごめん。
 俺、優樹菜がこんなに太っちゃうまで
 気付けなくて…」



優樹菜の彼氏の幸太郎。

優樹菜の体で抱きしめられた時、
玉夫は恋に落ちた。

同じ男同士だと言うのに。

いや、そんなことは関係ない。


玉夫は優樹菜から、幸太郎を奪う決意をしていた

そう、
”思い立ったらすぐ行動”だ。

今夜にでも告白しよう。


周りの目?
そんなことは気にしない。

何故なら、
玉夫の第3のモットーは

”周囲の目など気にするな
 己が思うままに生きる”

なのだからー。


おわり


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あとがき

玉夫君は男に目覚めてしまいました…(笑)
まぁ、アタックしても無駄だとは思いますが…


憑依された優樹菜は、
憑依空間小説の中では幸せなエンドを
迎えることができましたね^^

恐らく彼女であれば、すぐに元通りになるでしょう。。


明日からは「絶望の二択」を書いていきます!
ダーク展開…かな?(笑)

コメント

No title

>アタックしても無駄
男の体がだめなら女になればいいじゃない!

No title

想定外な終わり方!?

絶望の二択楽しみにしてます!
ちなみに私は妹押しです( ˘ω˘ )

ちなみに

身長にもよるとは思いますが女性の体重だと50kg超えでぽっちゃり、60kgでデブといった外見になります。
80kgだとクリーチャーですね笑

Re: No title

> >アタックしても無駄
> 男の体がだめなら女になればいいじゃない!

確かに!
ただ作中の彼は、人の体を(永久的に)奪うのに罪悪感があるようです^^

Re: No title

> 想定外な終わり方!?
>
> 絶望の二択楽しみにしてます!
> ちなみに私は妹押しです( ˘ω˘ )

ありがとうございます^^
絶望の二択…頑張ります!

Re: ちなみに

> 身長にもよるとは思いますが女性の体重だと50kg超えでぽっちゃり、60kgでデブといった外見になります。
> 80kgだとクリーチャーですね笑

70Kgの方はお会いしたことあります(笑)
80は…そうですね…クリーチャーですね!
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無名

Author:無名
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