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43万アクセス記念!「夏空に消える花~花は散るもの~ バットエンドVer~」

憑依空間が43万アクセス達成です!
アクセスは励みになります!ありがとうございます!!

今回は、少し前に書いた
夏空に消える花 ~花は散るもの~で、私が考えていた
バットエンドバージョンを公開します!

コメント欄で、「バットエンド版もみたい!」とコメントを下さりましたので
没にした「バットバージョン」を特別公開です!

途中までは同じ内容なので、途中から。
少しの違いから、最後の結末の違いまでをお楽しみ下さい!

今回のは、あくまでも「もしも」の話です!
2人はちゃんと幸せな再会を果たしました!
----------------------------

(途中までは同じなので、途中からです)

「---じゃ、お互い花火大会、楽しみましょう」
春樹はそう言って今一度、背を向けて立ち去ろうとした。

「---待って…」
友香が声を出した。

大きな花火の音で、その声はかき消された。


「---待って……行かないで…」
目から涙が溢れる…。

どうして…
どうして、こんな大切なことを忘れていたのだろう…。

どうして…?

友香は、全てを思いだした。
そう、春樹はーーー

自分の大切にするべき人間は不良の和樹なんかじゃない。

自分は、あの男に憑依され、
記憶を塗り替えられて、弄ばれたー。

そして、春樹との大事な絆を、奪われた…。

ーーーでも、
”思い出した”ということはーーー。

そうーーー。
”あのこと”まで思い出してしまったー。

でも、今はそんなことはどうでもいい。
目の前に、春樹がいるのだから。

「---春樹!!!!!!」
友香が叫んだ。

花火にも、負けない声で。

「・・・・え?」
春樹が振り返る。

友香が駆け寄ってきて、
突然、春樹に抱きついた。

春樹は驚いて、慌てた様子で言う。

「ど、、、どうしたんですか急に!?」

ーーーその言葉に、友香は
涙を浮かべながら言った。

「---春樹、、わたし、、
 友香よ!」

その言葉に春樹は、混乱する。


”友香”

オルゴールを見るたびに、よぎった名だ。

この子はーーー


「----す、、すみません、
 俺、、記憶が曖昧で…」

春樹が言うと、友香が叫んだ

「来年もまた見に来ようねって
 約束したじゃない!!!!

 思い出して!!!春樹!!」

友香が泣きながら叫んだ。

春樹もーー
あの不良男に、憑依されて記憶をいじられている。

そんなことは分かってる。
けれど、
思い出して欲しかった。

「----来年…も」

花火が大きく爆発音を立てる。

周囲から歓声が聞こえてくる。


「こんな瞬間がずっと続けばいいのになー」

春樹はハッとした。

去年のーーーーーー
去年の花火大会、俺は友香とーーー。

そしてーー

「…と、、、友香…」

春樹も、全てを思い出した。

何もかも。

「そっか…」
春樹は切ない表情を浮かべる。

けれどー。
目の前の友香は…。

優しく笑いながら、
春樹は、友香をそのまま抱きしめた。

「そっか…
 そうだよな…。
 …ごめん、友香。

 大切なこと、忘れてたよ…」

春樹が涙を流すー。


そうだー
1年前のあの日、二人で花火大会を見に来て…
”また来年も”って約束したんだー。


春樹は、不良グループに友香が憑依されたことを
思い出したー。

そうだ…
不良の和樹に、無気力な人間に変えられてーー

それでーーー


春樹は”思い出した”
全てをー。


そう、”全てをー”

「---春樹…ごめんね…
 わたし、、大切にする”樹”を間違えちゃった…」

友香の彼氏は、”和樹”ではなく”春樹”ー。
和樹に憑依されて、和樹に忠実な女に染め上げられてー

そしてーーー自分勝手にも被きは友香を捨てたー。

和樹のことしか考えられなくなっていた友香はーー
”絶望の淵”に居た。

けれどーー
”来年も、また来よう”

その約束だけ、
強く、友香の記憶に残っていた。
だから、春樹のことを忘れていたのにも関わらず、
今日、ここに来た。

それは、春樹にとっても同じこと。

「-----」
春樹が友香の方を見つめる。

「--でも、わたし…」
友香が悲しい表情で言う。

「---いいさ…たぶん、”俺も同じ”だからー」

春樹にとって、そんな些細なことはどうでもよかった。
”友香が戻ってきてくれた”

それだけでーー。

花火が空に打ち上がる。

あの時と同じようにー。

綺麗にー。

「----今度はもう、離さないから…」
春樹が涙を流しながら言う。

「--うん、、、ずっと、一緒だよー」
友香も、涙を流しながら、微笑んだー。

そうーーーーー
ずっとーーーー

ずっと、、、一緒だからーーーーーー。


永遠にーー

もう、誰にも、邪魔をされないからー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「・・・っかし、やな日だったな、今日は!」
年配の警察官が若手の警察官に言う。

「そうですね…」
若手の警察官は疲れきっている。

今日は、
2つの現場を訪れた。
同じ日に、同じ管轄の場所で、
”自ら命を絶った”若者が出るなんて思わなかった。

一人は、女性ー。
”和樹”なる男に振られたのだろうか。
部屋中に赤い文字で”和樹”と書き綴った挙句、
自ら命を絶ったらしいー。

そして、もう一人は男性。
オルゴールを手に抱えたまま、
”餓死”していた。
この男も振られたのだろうか。
”友香”--
誰だか思い出せないけど、ずっと、大好きだからー

そう書かれたメモが机の上に置かれていたのだ。

そして、何故か二人とも、
笑顔だった。

最後の瞬間に、何か望む光景でも見えたのだろうか。


「---ったく…若い者の考えていることは分からんよ」
年配の刑事がため息をつき、若手刑事のほうを見て、
やれやれという様子で立ち去って行った。

春樹と友香の”再会の場所”は
”この世”ではなく”あの世”だった。

2人は、今度こそ、幸せになれるのだろうかー。


おわり

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

こういうバットエンドも浮かんでました^^
ですが、私が思いとどまったので、
春樹と友香は”現世”で幸せな再会を果たしました!
良かったですねぇ(笑)

今回のは、あくまでもifですから、
二人の物語の正史ではありません!

コメント

No title

てっきりまた憑依されるのかと思った

Re: No title

> てっきりまた憑依されるのかと思った

憑依していた不良(和樹)はもう、友香には
飽きてしまったようです^^
バットエンドの世界では、彼はまだ
色々なところで憑依を続けています
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プロフィール

無名

Author:無名
憑依小説好きです!
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