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<憑依>暴走憑依男X④~誘惑~

オタク男の復讐は続くー。

女子高生バイトの風香のからだを乗っ取ったオタク男は
復讐をステージ2へと進ませようとしていた…。

一人の男の暴走が、彼女たちの夢を壊すー。
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目に涙を浮かべながら狂ったように笑う風香。

「はははっ…やっぱりJKのからだは
 違うなぁ~~
 より若々しいや…」

涎を口に溜めこみながら笑う風香。

先ほどまでの恐怖に満ちた表情は消えうせ、
脳を支配したオタク男の意識に従い、
からだも興奮し始めていた。

「--くふふ♡ 
 …おら、起きなさい!」

風香は倒れたままのさくらに声をかえる。

「---いつまで寝てるの?市川さん…」
風香のマネをしながら笑う。

しかし、さくらは体を痙攣させたまま、
目を覚まさない。

風香はイラッとして、倒れたさくらを思いっきり踏みつけた。

「--起きろってんだよ!!!!」

「---う…」
さくらが風香の怒声で目を覚ます。

「あ・・・あれ…ふ、、、風香ちゃん?」
さくらは頭を抱えながら声をあげる。

「--おはよう、市川さん」
偉そうな態度でさくらを見下す風香。

「--あ、、あれ…お店の閉店時間過ぎたところまでは
 わたし…覚えてるんだけど…一体…」

さくらはそこまで言いかけて、
風香の邪悪な笑みを見て、凍りついた。

「--ま、、まさか…」

さくらの言葉に風香は笑う。

「ピンポーン!大正解です~!
 市川さん!すっごぉ~~い♡
 わたしが憑依されてるって気づいたんですか~?」

バカにした口調で言う風香。
たまらず、さくらは叫んだ。

「や…やめて!風香ちゃんに手を出さないで!」

そう言うと、風香が冷たい表情で答えた。

「お前には、憑依される苦しみを味あわせた。
 今度は、周りが憑依されて好き勝手される苦しみを
 味あわせてやるよ…

 それに…」

風香は自分の胸を服を上から力強く揉み始めた。

「この女にも、、、僕をバカにしたこの女にも、
 恥かかせてやらなきゃなぁ~~!
 うふふふっ♡ はははははははははっ♡」

胸を揉みながら乱れ狂う風香。
髪の毛を振り乱し、はぁ、はぁ♡と言いながら
一人快感に身をゆだねている。

「--あ、そうだ…。
 わたしが憑依されてるって言わないでくださいね。

 もしも言ったら…。
 わたし、ショックで自殺しちゃいますから!うふふっ♡」

風香の言葉に、
さくらは何も言えなくなってしまった…。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

翌日。

木藤は、さくらの元気がないことに気付く。

「---さくら…?大丈夫か?」
木藤はまだ憑依されていたことを気に病んでいるのかと
思い、心配そうに尋ねた。

「--は、、はい…大丈夫です」
さくらは、よそよそしく答える。

「---」
奥で作業をしていた明美も、さくらのそんな様子に
違和感を感じ、さくらの方を見つめていた。


休憩時間になり、さくらが店の外に向かう。

「-ーーなんだか、元気なかったですね
 市川先輩」

明美の言葉に、木藤も頷いた。

「--木藤先輩…
 市川先輩、まだ憑依されてるんじゃないですか?
 …憑依したっていうオタクの人が、
 そう簡単に消えるとは思えないんですけど。」

明美が言うと、木藤は首を振った。

「--さくらは強い子だから。
 それはないよ。見てれば分かる。」

木藤は、そう言うと、時計を見つめた。

「あ、あまりお客さんも居ないし、山西さんも
 休憩に行っていいよ!」

店長不在の日はリーダー的存在の木藤。
木藤が言うと、明美は微笑んで会釈して
そのまま休憩に向かった。


店に出た明美は呟く。

「--さくら、さくら、さくら…。
 何も見えてないんですね…」

明美がつぶやく。
木藤がさくらのことを好きなのは間違えない。

でもー
そのせいで、周りが見えなくなっている気がする。

「---私は、信じない」

明美はそう呟いて、店の外を歩き出したー。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「---ちょ、、ちょっと!?」

高校ーー。

優等生の部類に入る生徒だった少女が
突如、豹変した。

教壇の机に脚を組んで座り、先生を見下している。

「---し、、白崎さんー?」

教室に入ってきた先生が、
白崎風香を見て驚く。

風香が足を組み、先生を見下していたー。

「--先生…わたし、こんなクソみたいなところで
 油売ってるヒマはないんです」

風香がほほ笑む。

机から降りると先生を睨むようにして笑う。

「わたし、これから復讐に生きる女になるんです。
 勉強なんかどうでもいい!
 わたしの人生なんか、どうでもいい!!」

風香が叫ぶ。

クラスメイトたちは風香の豹変に動揺を隠せない。

「--し、白崎さん…
 受験のストレスかな…?悩み…?
 私が相談に…」

先生が動揺して言うと、
風香は怒鳴り声をあげた。

「うっせぇんだよ!!!!」


風香は近くの生徒を押し飛ばして、机のイスを
掴むと、そのまま教室の窓に投げつけた。

窓は音を立てて割れ、
生徒たちが悲鳴をあげる。

「---どう?これでも退学にしないの?」

風香が挑発的に先生を見た。

「---ほら!わたしを退学にしなさいよ!!!」

風香は大声で叫んだーーー


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

午後。

「--お疲れ様です」
やってきた風香を見て、先に来ていたバイトスタッフ・我妻が驚く。

「あれ?白崎さん、今日は制服姿?
 いいねー、俺は好きっすよ」

我妻が言うと、風香は「ありがとうございます♡」と甘い声で囁いた。

女子高生姿のまま店に姿を現した風香は
そのままバイトを始めた。

「---白崎さん、
 今日はその格好で?」

店長の尾崎が尋ねると、
風香は「えぇ。ダメですか?」と媚びるようにして尋ねた。

風香の高校はバイト禁止では無い。
ならば、別にー。

「いや、構わないけど」
尾崎店長が言うと、風香は微笑んだ。

「---バカな男たち…」
風香は小さくつぶやいた…。

店長の尾崎は下心があるのか
イケメンや美少女ばかり採用している。

少し誘惑してやるかー。

と風香は心の中でほくそ笑んだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

閉店後

「--じゃ、今日はこれで。
 今日も帰ったら、ガチャを回して、
 ちょっとモンスターの討伐に行かないと
 いけないんで」

我妻が言うと、店長が「うん、お疲れ様」と返事をし、
我妻はそのまま立ち去って行く。

閉店後の店には風香と店長二人。

「---白崎さんもお疲れ様」
店長が言うと、
風香は微笑んだ。

「--店長…お願いがあるんです」
風香が上目遣いで店長に言う。

「---ん?何?」

風香は振り向いた店長にいきなりキスをした。

「---!??!し、白崎さ、、、?」

風香は有無を言わせず、そのまま
自分の舌をからめ合わせて、「ん・・・♡」と声をあげた。

風香のからだが興奮している…
僕の意思で!

オタク男は、興奮を隠しきれずに居た。

まじめな女子高生が、
自分の意思に従って、
全身で快感を味わっている。

今、風香という女は、完全に自分の支配下にある。

その事実で、たまらなく風香は興奮した。

「あふ…♡ ふふふ♡ あはははははっ♡」
そのまま店長を押し倒す風香。

「うぅぅぅん♡ さいこう♡
 店長~、気持ちよいですかぁ?」

風香が甘えた声を出すと、
店長が「や・・・やめ・・・!」と言う。

けれど、風香は制服をイヤらしい仕草を交えながら
脱ぐと、その綺麗なからだを晒しながら微笑んだ。

「--二人だけの時間、楽しみましょ?店長…♡」

閉店後の店内に、風香の喘ぐ声が響き渡った。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「---おはようございます」

翌日朝、さくらがバイトにやってくると、
元気よく挨拶をした。

しかしー
店長はさくらを無視した。

「---…あ、、あの…・?」
さくらが言うと、店長は奥の事務所にあった
チャイナドレス、メイド服、ナース衣装を指さして言った。

「---着て。
 お客さんを引き付けるには、必要だから。
 今日から市川さん、山西さん、白崎さんには
 スペシャルコスチュームで仕事をしてもらう」

店長が言うと、さくらが顔色を変えた。

「---ちょ、、、ちょっと、何を考えているんですか!?」
さくらが声をあげると、
店長は机をたたいた。

「言うことを聞けないのかー?」

店長が言うと、さくらは身を震わせた。

「---おはようございます」
我妻がやってきた。

「ん?店長、なんすか?あの服?」
我妻の言葉に、店長が答える。

「あぁ、今日から女の子3人は
 特別衣装で仕事してもらうことにした」

店長が言うと、
我妻は笑みを浮かべた

「イイっすね!」

さくらは内心で思う。
”イイっすねじゃないよ~”と。

結局、さくらは無理やりメイド服を着せられてしまい、
赤面しながらバイトをすることになってしまった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

夜…。

「---風香ちゃん、言うとおりにしたよ」
デレデレな様子の店長が、近くに立つ風香の
太ももを撫でながら言う。

チャイナドレスを着て、大胆に太ももを露出させた風香は
見下すように店長を見ながら笑う。

「ありがとうございます♡」
甘い声で囁く風香。

風香は邪悪な笑みを浮かべた。

さくらか、明美…
そのどちらかが、店長をセクハラで訴えたら…
この店はさらに混乱する…
この店長の人生も終わり…。

「ククク…」
風香は静かに呟くと、
店長の手を踏みつけた。

「---あぁっ」
店長が嬉しそうな声をあげる。

「--店長、
 わたしに蔑まれたいですかぁ~♡
 踏まれたいですか~?」

風香が甘えるような声で言うと、
店長が「ふ、、、踏んでください!」と叫ぶ。

店長はMっ気のある男だった。

「---風香様、お願いします。でしょ?」
風香が冷たい声で言うと、
店長は「風香様!お願いします!」と言いながら
チャイナドレス姿の風香の足を見つめて嬉しそうに笑った。

「---うふふ♡ 好きですねぇ!店長も…!」
風香は、自分のからだに興奮しながら、近くに置いてあった
鞭を手にして、店長を叩き始めた

「あぁっ!!!」
店長が嬉しそうに声を出す。

「---うふふふふ♡あ~ははははははははっ♡」
風香は嬉しそうに大声で笑った。


「・・・・・・・」

店の外ー。
たまたま大学の行事で遅くなった明美が
前を通りかかっていた。

「あはははははははっ♡」

中から女の笑い声が聞こえる。

「-----」
明美は険しい表情で考えた。

あの声はー。
市川先輩?それとも白崎さん?

…と。

「---まだ憑依されてる人がいるってわけね」
明美はそう呟くと、店のシャッターの前から離れた。

「---面白いじゃない」
明美は笑みを浮かべて、そのまま自宅へと向かった…。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

土曜日の朝。

木藤はあくびをしながらスマホに届いたLINEを見つめる。

妹の奈菜からだった。

”お兄ちゃん、今度、休みに入ったら
 お兄ちゃんの家に遊びに行くね♪”

と書かれていたー

現在高校生の奈菜はまだ実家にいる。
兄である孝雄との関係は良好でたまに遊びに来ている。

「---…おっと、じゃあ、今のうちに
 片づけておかないとな」

木藤は呟く。
妹は掃除にうるさい。姑並に。

早めに部屋を綺麗にしておかなくてはならないー。



「---おはようございます」
木藤が店につくと、明美が困った様子で立っていた。

「---山西さん、今日からこれ着てバイトして」
店長がナース服を差し出している。

「---店長…」
明美が困惑した様子で言う。

「----ど、どうしたんですか?」
昨日、バイトに入っていなかった二人は
昨日、さくらがメイド服でバイトさせられたことを知らない。

「---木藤くん。昨日から女性スタッフには
 特別衣装で仕事してもらうことにー」

店長が言いかけると
明美が言った。

「店長ー。夜、楽しそうでしたね?」

明美がほほ笑む。

ーーその瞬間、店長の顔色が真っ青になる。

「--白崎さんですか?それとも市川先輩?
 店長だって分ってますよね?
 その子、噂のオタク男に憑依されてますよ」

明美がいつもの大人しいイメージを捨てて、
しっかりとした言葉で言う。

「山西さんー?」

明美は元々裏表の激しい性格。
一瞬、木藤は明美が憑依されているんじゃないかと思ったが、
すぐに「いや、違う」と判断した。


明美に言われて、ようやく白状した店長。

風香に誘惑されて、見返りに風香に言いなりになっていたことを。
ただ、風香が憑依されているかは分からない、ともー。


「---」
明美が蔑むような顔で店長を見つめた。

「--店長」
木藤も寂しそうに店長を見つめる。


「----悪かった…
 ちゃんと、、ケジメはつける」

店長はそう言うと、ナース服を奥にしまい、
事務所へと戻って行った。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

夜ー。

「は?」
風香が怒りに満ちた表情で店長を見る。

「---言った通りだ。
 きみはーー白崎さんじゃない…

 …木藤たちが噂していたオタク男なんだろ!」

店長が言うと、
風香はイライラした様子で頭をかきむしった。

「誰だっていいじゃない!
 いいの?わたしのからだ、もう楽しめないよ?」

風香が言うと、店長は叫んだ。

「----俺は、、
 男である前に、店長でありたいーーー!」

そう叫ぶ店長を見て、
風香は舌打ちをした。

「--ばっかじゃないの!」

そう言うと風香はチャイナドレス姿のまま出口に向かう。

そして、去り際に言った。
「----後悔するわよ。」

とーー。


風香の睨みに、店長は恐怖を感じ、事務所に一人座り込んだ。


「----壊してやる」
店から出た風香は憎しみを込めてそう呟いた。


⑤へ続く

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明日も続きです!
最後には、元作品と別の結末が待っていますよ!

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無名

Author:無名
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