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<憑依>向こう側の異変①~豹変~

ネットでの繋がりー。

とある男は、最近、とある女性フォロワーと
仲良くなった。

毎日やり取りをしていたある日、
相手に”異変”が起きたー。
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スマホで、ツイッターの画面を見ながら
男は笑う。

ツイッターの画面では、
相手から「リプ」が飛んできていた。

”タクオさんって、本当に
 面白いですね!”

ーと。

ツイッター上でタクオと名乗るこの男は、
最近、フォロワーの一人で
とあるゲームの話題から意気投合した女性、
ユリカとのやり取りを、とても楽しみにしていた。

ユリカは現役の女子大生とのことだ。

やり取りしているだけだと、とても、まじめな印象を受ける。

もちろん、相手が本当に女子大生とは限らないー。
それが、ネットというものだ。

女子大生を名乗りながら相手は
40,50代のおっさんかもしれないし、
もしかしたら自分のよく知る人物かもしれない。

けれどー。
タクオは信じていた。

この、ユリカは本当に女子大生である、とー。

日々のツイートを見ていれば分かる。
顔の一部は隠してあるけれど、
自撮りの写真も時々載っているし、
何より、内容が、女子大生そのものだ。

ーーそして、タクオ自身も大学生だからこそ分かる。

この、ユリカという子は、本当に女子大生である、と。


別に、何をするつもりでもないし、
実際に会うつもりもないのだが、
タクオは、ユリカとの毎日のやりとりを本当に楽しみにしていた。

リプのやりとりも、タクオとのやりとりが一番多いように見える。
ユリカの側も”フォロワー”として
良い印象は持ってくれているのかもしれない。

一方で、ユリカは、男女関係の話だとか、
そういうものがあまり得意ではないようで、
その手の話題が絡む部分に関しては、
ユリカはリプを送ってくることもなかったし、
いいねをつけることもなかった。

タクオが、リア友である、同じ大学の男子と、
ふざけた男女話をしているときは、
ユリカは一切、関わろうとしてこないのだ。

だからー、タクオは、友人とツイッターでそういう話を
するのをやめた。


”もうすぐ資格試験…!
 勉強しないと…!!”

と、ユリカのツイートがあった。
タクオは、”頑張って!”とだけツイートすると、
”ありがとうございます!うれしい!”と返事が返ってきた。

スマホを手に、思わず笑みがこぼれてしまうタクオ。


ーー数時間後。

タクオはツイッターを見ながら、
怒りに震えていた。

”なっくん”とかいうアカウントが、
ユリカに対して
”文章からでも可愛さがにじみ出てきます。
 もしよければ顔の写真アップしてくれませんか?”と
ツイートしていたのだ。

「---なんだこいつは」
タクオは腹立たしく思いながら、
そのやり取りを見る。

別に、ユリカは自分の彼女ではないが、
こういう無神経なやつに対しては腹が立った。

”ごめんなさい”とだけ
ユリカは返信していた。

けれどー。

”減るものじゃないでしょ?
 あなただって、自分が可愛いと思ってるから
 顔の一部を隠した写真をアップしてるんでしょ?”

と逆切れ気味のコメントを”なっくん”は送っていた。

ユリカは返事をしていない。

”-じゃあ、顔じゃなくて全身見せてよ。
 スカート姿の。
 あぁ…ユリカちゃんの姿、見れたら
 一晩中ゾクゾクしてそうだなぁ”

なっくんが再びツイートをしている。

”この野郎”
タクオはそう思った。

他のフォロワーが、
何人か”なっくん”に対して苦言を呈したが
なっくんは止まらなかった。


”どうせ対して可愛くねぇんだろ?
 見せてみろよ”と
なっくんがツイートする。

フォロワーの一人、
”人ならざるもの”というアカウントが
「やめなよ”」と、なっくんに対してツイートする。

”さすらいのタクシードライバー@車は奪った”という
アカウントが、
「お前こそ、不細工なんだろう?」となっくんにツイートする。

”自称草食系男子 アキヤ”というアカウントが
「そんなにユリカさんのこと見たいのか…」と
あきれ果てたツイートを送る。

だが、なっくんは止まらないー。

タクオは自分も、なっくんに対してツイートを送った。
”そのぐらいにしとけ”と。

ユリカはきっと困っている。
だから、何の返信もないのだろう。


”なら、奥の手を使っちゃおっかな~”

なっくんがそうツイートした。

タクオは晩御飯を食べるのも忘れて
スマホの画面を睨みつける。

もしも目の前になっくんがいたら、
ぶん殴ってやりたい。


その時だったー

ユリカのツイートが表示された。

「---!?」
タクオは、それを見て目を疑った。

可愛らしくポーズを決めて、笑みを浮かべる
女子大生の写真・・・、
そう、普段顔を隠している女子大生―、
おそらくはユリカの自撮り写真がツイートされた。

「--なっ…」
タクオは思う。
ユリカが自分で自撮り写真をアップするなんて
あり得ない。

今まで3か月ほどユリカとやり取りしてきたが
こんな子ではないはず。

これが、なっくんとやらの”奥の手”なのか?


”うおっほ!可愛いじゃん!”

なっくんがゴキゲンになってツイートする。

”TSFマスター”とかいうアカウントと、
”バツ8おばさん”とかいうアカウントも
ユリカの写真にいいねをつけている。

”うふふ・・・♡ ありがと!じゃあ、もう1枚!”

今度は、ユリカが、挑発的な笑みを浮かべている
写真だった。


”ふぉぉぉぉぉぉ~~~”

なっくんが気色悪いツイートをしている。


タクオは清楚な子だと信じていた想いを
打ち砕かれた気分になった。

ネット上の相手だから、本性までは分からない。
けれどー。


”ユリカさん、もうそのぐらいにしておいた方がいいんじゃ?
 あんまり写真載せると、広がっちゃうし…”と
タクオは送った。

しかしー
ユリカは続けて、ミニスカートを穿いた太ももの写真を
アップした。

”わたしのえっちな写真♡”と書かれている。


”やったぜ!今日もおかずはユリカちゃんだぜ”

となっくんが叫んでいる。

”も”ってなんだよ…
いつもフォロワーをおかずにしてるのかよ…

とタクオは思いながらも、
ユリカにDMを送った。

”ちょっとやりすぎじゃないかな?
 止めた方がいいと思うけど…”と。

すぐにユリカから返事が来た。

”わたしが今、えっちな気持ちになってるの!
 あなたは黙ってて”

と。

”ど、、どうしたんだよ急に?”と
すぐに返事を返すと、
ユリカは、胸をチラ魅せして微笑む写真を
送ってきた。


タクオは返事に困ってしまう。

ツイッターの乗っ取りか?
いや、でも写真は…。

タクオは”奥の手”をなっくんが使ったのかと思い、
ツイートを送りつけた。

”お前、ユリカさんに何かしたのか?”と。

だが、なっくんは
”しらねーよ、ってかお前誰だよw”と
ツイートを返してきたのだった。

困り果てたタクオはとりあえず寝ることにした。

女の子ってのは、よく分からない!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

翌日ー、

ユリカのツイッターを確認すると…
アイコンが自撮りの写真になっていた。

しかも、女子高生の制服を来たユリカの姿だ。
ヘッダーも可愛らしく微笑む写真になっている。

「な、何だよコレ…」

そして、トップに固定されたツイートを見て
タクオは驚いた。

メイド服姿のユリカが嬉しそうにほほ笑んでいる。

さらにはー
ツイート内容も過激になっていた。

ユリカが喘ぎ声をあげている映像や、
ユリカの下着姿、
ユリカが舌をなめずる動画などなど、
タクオは思わず目をそらしてしまった。

「--な、何だよこりゃあ」
タクオがスマホを握りながら震える。

別に喜んでいるわけではない。
1日にして、人はそんなに変わるものなのか?と。

タクオは
”ネットって怖いな”と思い、
ユリカのフォローをやめようとしていた。

彼は、軽い女には興味がないのだ。

しかしーーー

”みーちゃん”というアカウントのツイートを見て
気が変わった。

”ゆ、ユリカどうしちゃったの?”と
戸惑っているのだー。

”みーちゃん”とは、
(恐らく)ユリカのリア友と思われる女子大生の
アカウントで、
ユリカと一緒に撮影したと思われる写真を
顔を隠してUPしていた。

その”みーちゃん”が戸惑っているのだ。

しかも、みーちゃんの問いかけに対しても
ユリカは、スカートをめくって舌を出している写真を
送りつけていた。

みーちゃんからの応答はない。

”さすらいのタクシードライバー@車は奪った”のアカウントが
「こりゃ過激だぜ」などとつぶやいている。

”メスミスト”というアカウントが
いいねとリツイートをしている。

「---ど、どういうことなんだ?」
タクオは思った。

リア友のみーちゃんとかいう子まで戸惑っている。
ユリカの身にいったいなにが?


フォロー解除をしようとしていた手を止めて、
タクオは、もう少し、ユリカのことを調べてみようと
決意するのだったー。


②へ続く

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

ずいぶん昔に、ツイッターでツイートした
「ツイッターをテーマにした憑依」の作品を
ようやく書いてみることにしました!
今日は導入部分でしたが、果たして…。

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無名

Author:無名
憑依小説好きです!
TSF/憑依系メイン
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基本的に毎日更新しています!

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