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<憑依>憑依暗殺部隊X①~白き華~

暗殺対象の近しい女性や、
通りすがりの女性に憑依して暗殺を行う、
闇の暗殺集団、憑依暗殺部隊ー。

彼らの前に、
色香を使って相手を暗殺する、暗殺部隊
通称”白き華”が姿を現した・・・

「憑依暗殺部隊」の新作です!
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数か月前―。
憑依暗殺部隊は、井澄ミストなる人物の
暗殺任務を行ったー。

その任務の最中、
憑依暗殺部隊結成にも携わった、上層部の男が
井澄ミストの手により、抹殺された。

同業であった尿意暗殺部隊のオメガとシグマも
犠牲になった。


アルファたち暗殺部隊は、新しい上司のもとに
配属されることになったものの・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

モニターに暗殺対象が表示される。

「---今回は、3人。
 地元では有名は闇組織の人間たちだ」

新しく、アルファたち憑依暗殺部隊の上司となった男が言う。

アルファ、ベータ、ガンマの3人がモニターを見つめる。

一人目のターゲットは、
東 諭旨博(ひがし ゆしひろ)。
人気の創作家ー。
連載と休載を繰り返して不正に莫大な利権を得ている男だ。

二人目のターゲットは、
”ジョイアン”の異名を持つ、強盗。
「お前のものは、俺のもの」という座右の銘のもと、行動している。

そして最後の一人は、
路上で、通りすがりの女子大生に梨汁をぶっかけている
着ぐるみ男、通称”きもっしー”。


「---この3人の始末を行う」
上層部の男が、アルファたちに告げる。

「--分かりました」
アルファが答えると、上層部の男は言った。

「--と、言いたいところだが、
 今回、君たちは”見物人”だ」

上層部の男は言った。
そして、部屋の入口に向かって男が合図をすると、
3人の女が入ってきた。

みたところ、まだ女子高生ぐらいの年齢に見える。

「---暗殺部隊”白き華”」

アルファがつぶやいた。

3人のうちの一人で、
高飛車な雰囲気の美少女がほほ笑んだ。

「あらー?
 こんにちは。」

微笑む少女。

アルファは冷ややかな目で彼女を見ている。

「--白き華って?」
ベータが言うと、アルファが答えた。

「---我々と同じ、秘密裏に結成された
 暗殺部隊だ、」…と。

「はじめまして…
 私がリーダーの”ヒカリ”です。ふふふ…」

ヒカリが挨拶をすると、
横に居た二人も挨拶をする。

「悪いけど、今回、あんたたちの出番はないから」
威勢の良いセミロングの少女、”ホタル”が言う。

「--と、言うわけで、ごめんなさい」
眼鏡女子の”サユリ”が言うー。

「---彼女らに、3人の暗殺を依頼する、と?」
アルファが上層部の男に言うと、上層部の男はうなずいた。

「--彼女らは、普通なら女子高生の年齢だが、
 色々ある子たちでな…。
 私が引き取り、暗殺部隊として育て上げた。
 腕前は、君たちと変わらない」

上層部の男の言葉に、憑依暗殺部隊のベータが
口を挟んだ。

「--信じられませんね。
 こんなか弱い子たちに暗殺が出来るなんて」

ベータがチラリと少女たちの方を見る。

「--なによアンタ!
 わたしたちを疑うって言うの?」

暗殺少女の一人、ホタルが言う。

「-ーー可愛い顔して暗殺ねぇ」
ベータが、ホタルの方を見て笑う。

「--確かに、可愛いけどよ…
 可愛いだけじゃ、暗殺はできないぜ?」
ベータがホタルに言うと、
ホタルが嫌悪感を丸出しにして言った。

「-ーわたしをじろじろ見ないでくれる?
 気色わるっ…!」

おしゃれなミニスカート姿の、
とても暗殺者には見えないようなホタルが
ベータにさらに言い放つー。

「だいたいアンタたち、女の子に憑依して
 暗殺させるんでしょ?
 あ~本当にキモい!
 
 特に、あんただっけ?ベータっての?
 女の子を遊びまくった挙句、暗殺する
 人でなしは!」

ホタルの言葉にベータが表情を変える。

「--何だと?俺とここで勝負するか?」
ベータが言うと、

ホタルもベータを睨んでいった。

「いいけど?わたしみたいな女の子に負けて
 泣いても知らないからっ!」

マニキュアのようなものを持って、ホタルがベータの方に
それを向ける。


「--よせ」
憑依暗殺部隊の体調、アルファがそれを止めた。

「--部下の非礼を詫びよう」
アルファが言うと、

暗殺部隊 白き華のリーダ-である
ヒカリも、こちらこそごめんなさいね…と、ほほ笑む。

キャリアウーマンのような格好のヒカリが
続けて言うー。

「--でも、今回は私たちの仕事。
 あなたたちの手出しは無用よ」

ヒカリがそう言うと、アルファは一言だけ言った。

「--くれぐれも、油断しないことだな」
と。


「--心配無用よ」
ヒカリは、そう言って部屋から出て行った。

後に、ホタルも続く。
部屋から出ていき際に、ベータの方を見て
「ケダモノ!」と叫ぶホタル。

「--ビッチ女!」
ベータも咄嗟に言いかえした。


「--仲良しですねぇ」
憑依暗殺部隊のガンマは、
眼鏡女子の”サユリ”と仲良さそうに談笑していた。

「ふふふ…ホタルは、ツンデレですから」
サユリが優しく微笑む。

セーラー服姿のサユリはまるで本物の女子高生のようだ。

ガンマは思う。
”この子も暗殺するのだろうか?” と。

だがー
ガンマは見逃さなかった。

サユリが、スカートの下の太ももに
何かを巻きつけているのを。

恐らくは、暗殺道具。

「---サユリ、何してるのよ!」
先に出て行ったホタルが叫ぶ。

「-あ、ごめんなさい!今、行きます!」
そう言うと、サユリは憑依暗殺部隊と上層部の男に
礼をして、部屋から退室した。

・・・・・・。

「と、いうわけだ。君たちの仕事は、今後
 少し彼女らに回すから減ることを覚悟しておいてくれ」

上層部の男は言った。

元々この男は”自分直属の部下”をひいきする傾向にある。
今回も、そういうことだろう。

「--分かりました」
アルファは礼をして、その部屋から立ち去った。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「あぁぁ!腹立つぜ!あのクソ女たち!」
憑依暗殺部隊の本部に戻ったところで
ベータが叫ぶ。

「--準備しておけ」
アルファがつぶやいた。

「は?」
ベータが声をあげる。

「--今夜、決行する。
 憑依準備だ」
アルファの言葉に、ガンマが首をかしげる。

「--誰に、ですか?」

「--さっきの女暗殺者3人に憑依して、
 先ほど説明のあった、
 休載男の東、
 強盗のジョイアン、
 そしてきもっしーの3人を暗殺する」

アルファの言葉に、ベータが驚く。

「え?でも、上からの指令はー」

アルファはその言葉を遮った。

「--相手の3人は、色香などでは釣れない。
 放っておけば、彼女らは返り討ちに遭い、死ぬーーー」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

東、ジョイアン、きもっしーの3人は
ホテルに呼び出されていた。

「まさか女子高生に呼び出されるとはな…」
ジョイアンが笑顔で言う。

「--ま、タダで一緒に寝かせてくれるってんだから
 願ったりだぜ」
ジョイアンの言葉に、東と、きもっしーが頷く。

3人は、暗殺部隊 白き華の3人に、
呼び出されていた。

女好きの3人は、白き華の罠にカンタンにはまったー。

ホテルで、
3人を分断し、ヒカリ、サユリ、ホタルの3人が
誘惑、油断させたところで、対象を始末するー。

いつものやり方だった。

「--俺は、気の強そうな子にするぜ」
ジョイアンがホタルの待つ部屋へと向かう。

「お前のハートは俺のもの、俺のハートも俺のものだぜ!」

「…私は、このしっかりモノの子を」
東が、ヒカリの待つ部屋へと向かう。

「--ぶっしゃ~~~~!」
きもっしーが、眼鏡女子のサユリの待つ部屋へと向かう―。

3人は、別れ際に小声でつぶやいた。
”楽しんだ後は、好きに始末しろ” とー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1時間後―。

「はぁ…ホタルちゃん最高だぜ!」
ジョイアンが嬉しそうに言う。

「--ふふ、ありがと」
ホタルはそう言いながら、マニキュアに仕込んだ、
猛毒を、ジョイアンに注入しようとした。

「---っと…危険なモノは、持っちゃいけねぇぜ?
 お嬢ちゃんよぉ!」

ジョイアンがマニキュアを吹き飛ばした。

「---!?」

「--へへへっ!お前ら、普通の女子高生じゃねぇよなぁ
 そんなの御見通しだぜ!」

ジョイアンが笑う。
ホタルは青ざめていたー。

「--へへへへ…ジョイタイム(喜びの時間)だぜ!」
ジョイアンがそう叫ぶと、ホタルに襲い掛かった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ど…どういうこと…」

”猛毒お香”を部屋に充満させたはずのヒカリが
驚きの表情を浮かべていた。

「---長期休載はしても、
 感覚までは失うな」

東が不気味にほほ笑む。

「それが、私のモットーだ」

ガスマスクをつけた東がマスク越しに笑う。

「---暗殺部隊、白き華、だったかな?
 闇の世界では有名だよな…。
 私たちが知らないとでも思ったか…?」

そう言うと、東は体からオーラを爆発させて、
ヒカリの方に向かって歩き始めた。

「--そ、そんな…」
ヒカリは、足を震わせながら後ずさっていく。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ぶっしゃ~~ぶっしゃぁ~~~~!」
きもっしーが体中から梨汁を吹き飛ばしている。

「--や、、、やめて…!」
サユリがおびえた表情で叫ぶ。

サユリが持っていた”殺人タイツ”は、
既に床に放り投げられている。

「---きもっしーを暗殺しようなんて
 許せないぶっしゃぁ~~~~!」

きもっしーがサユリの方に向かって
ジャンプした。

「---やめてぇ~~~!」
サユリが悲鳴をあげたーー


「---ひぅっ!?!?!?!?!」
サユリの身体がビクンとなって、跳ね上がる。

「ぶしゃ?」
きもっしーが動きを止める。


「くふふふふふふふ・・・
 この子の人生が全部、流れ込んできましたよ…」

サユリが顔をあげた。

先ほどまでとは違い、
飢えた表情で、唇をペロリとなめるサユリ。

「--ふふ・・・わたしの過去、ぜ~~んぶ、
 流れ込んできちゃった!」

憑依暗殺部隊のガンマに憑依されたサユリが、
不気味に体を動かすきもっしーを見つめた…。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「---あん?」

「--ひはははははははははっ!」
ジョイアンの目の前に居たホタルが
大笑いし始めた。

「うふふ♡ あぁん♡ あぁあああっ♡」
ホタルが突然自分の胸を揉み始める。


「な…なにやってんだテメェ!」
ジョイアンが叫ぶ。

「---うふふ♡」
ベータに憑依されたホタルが不気味に笑う。

(ちょ…ケ、、、ケダモノ男!
 わたしのからだで何を!?)

ホタルの意識が叫んだ。

「--おやおや…、俺に憑依されても
 意識があるなんて、珍しいなぁ。
 ま、見てな」

ベータはそう言うと、ホタルの身体を完全に
乗っ取って、ジョイアンの方に向かった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「--連載再開しろよ…」
追い詰められていたはずのヒカリがつぶやいた。

「は…?」
東が足を止める。

「楽しみに待っている読者のために
 連載再開しろよ!」

アルファに憑依されたヒカリが叫んだ。


ーー3人の裏世界の人間は、
憑依暗殺部隊に憑依された暗殺少女集団と
今、まさに対峙していたー。


②へ続く

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

そういえば最近、梨汁を見かけなくなった気がしますね。
私だけですか??

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