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ペンダントに宿る魂 ①

ーー悲劇はその日、始まった。

とある露店で怪しげな老婆が
女子高生2人に見せたとあるモノとはーー?
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とある露店。

二人の高校生が、通り過ぎたのを見て、
店主の老婆が二人を呼び止めた

「ちょっと…」

老婆の呼びかけに振り向く二人。

怪しそうな露店に二人は警戒心をあらわにする。


「今、いいモノあるんだけど、見ていかないかい?
 なに、お金とったりはしないよ」

いかにも怪しい言葉をつぶやき、二人の女子高生を
手招きする老婆。

「…なんかキモくない?」

「どうしよう?」

二人の女子高生はうろたえる。

だが、そのうちの一人が周囲を見渡し、
「ここなら人もいっぱいいるし大丈夫じゃない?」
と言うと、
もう一人もそうだね。。。と、しぶしぶ老婆の方に
近づいてきた。

三上 優香。
大人しそうなストレートヘアーの高校生と、

田辺 祥子。
ショートカットの活発そうな高校生。


二人はこれから起きる出来事も知らずに、
老婆の方に近づいていった。


老婆がペンダントを差し出す

「これ・・・見てごらん」
ペンダントは不思議な輝きを放っている


「うわーーー綺麗ーー」
優香がペンダントを見ながら言う

「確かに、綺麗だけど、なんなのコレ?」
祥子が聞く。


「つけるモノが幸せになれると言われてる
 ペンダントだよ…。
 
 どうだい?試しに身に着けてみないかい?」

老婆は二人を指出して言う。


「え~」
優香が戸惑う

「ちょっと、ペンダント身に着けたとたんにハイお買い上げ~
 なんてネタじゃないでしょうね?」
祥子が聞く。

「そんなわけないだろう?」
老婆が諭すように言う。


「君たち、彼女はいるのかい?」
老婆の問いかけに
祥子はいるよ!だから何なのよ?と答えた。

一方の優香は
「う~ん、居ないんです
 お付き合いとかするのに抵抗があって」
と恥ずかしそうに言った


「じゃ、ちょうどいい」
老婆が頷いて言う。

「そのペンダントには恋愛運を向上させる
効果もあるんだよ」

老婆がそう言うと
優香が笑いながら「そんな都合の良い話あるんですか~?」
と返してきた。

「ためしにつけてごらんよ。
 ウソでも何もへりゃしないだろ??

 ま、私は嘘は言ってないけどね」

老婆がそう言うと、

優香と祥子は向き合い、
優香が「そこまで言うなら…」と
ペンダントを身に着けた。

「…うーん…えっ!」

すると突然、ペンダントが禍々しい赤色の光を放った

「えっ…ちょっと、何これ、キャッ!」
そう言うと、優香は光に包まれてしまう。

「ちょっと!優香!」
祥子が慌てるが、すぐに光は収まった。


「どうだい?」
老婆が優香に問いかける


「……」
ゆっくりと目を開いた優香はあたりを見回し、
続けて、自分の体を見る

「えっ…あの話、本当だったのかよ!」
優香が突然、男言葉を話しだす

「ちょ、、ちょっと優香…?」
祥子が恐る恐る優香を呼ぶ


「スゲー!アンタの話信じて良かったよ」
優香が祥子のことなどお構いなしに老婆に語りかける

「だろ?転生師の私に任せておけば間違えないよ」
老婆が言った。


「転生師…ちょっと?何なのよソレ!」
祥子が叫ぶと、優香がニヤニヤしながら振り返った。


「このばあさんは裏世界では有名な転生師でよ…
 指名手配された俺のような行き場のない人間を、
 こうやって別の体に移植してくれるんだよ」

優香が邪悪な笑みを浮かべて言う


「ちょ、、ちょっと優香!冗談よしてよ…」


「冗談~~?
 じゃ、冗談じゃないって証拠、見せてあげる」
目の前の優香が、男口調ではなく、
優香本来の口調で言った。


優香が突然、歩き出して、近くを歩いていた
見知らぬおじさんに話しかける

「ねぇ…おじさん、
 私と一緒に遊ばない??」

優香が普段絶対出さないような甘い声で
優香がおじさんを誘惑している。

男性に対して、抵抗がある優香がだ。


「私、、、誰かに滅茶苦茶にして欲しいの」
優香が上目使いで男を見ている


「え??…本当に?」
おじさんがいやらしい顔で優香を見る


「ちょっと!やめなさいよ!」
祥子はたまらず、優香を引っ張り、おじさんから引き離した


「ねぇ、、何やってるの!冗談やめてよ!」
祥子が少し涙ぐんでいう。

「冗談じゃないって言ってるでしょ?祥子??
 私は、殺人鬼に体、乗っ取られちゃったの♪」

優香が満面の笑みで言う。

祥子は絶句した。。

これは嘘ではない…。


「あ・・・」
ふと思い立つ。

あのペンダント…


「優香!」
祥子は咄嗟に行動に出た。
優香の体についたペンダントを引きはがし、投げ飛ばした。

すると、優香は気を失い、その場に倒れた。


「優香!」
祥子は慌てて優香を抱き起すと
優香はゆっくり目を開き
「祥子・・・?」とだけ呟いた。

「良かった・・・元の優香に戻れたんだね」
祥子が嬉しそうに言うと、
優香はありがとう、とだけ呟いた。

「あいつ・・・」
そう言い、祥子はあたりを見回したが、
既に老婆の姿はなかった。



続く


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