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憑依小説 元カノの報復②

優奈とのデート。

しかし、彼は思う。

”いつもと、何かが違うー”と。

優奈はどうしてしまったのか?
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「おはよう」

待ち合わせ場所に行くと、優奈が待っていた。


「おはよう」
そう言いながら俺は少し優奈に違和感を感じた。

いつもストレートな髪を後ろで結んでいて、
服装もどこか派手な印象だ。

優奈のミニスカート姿なんて初めて見た。。


「なんか、いつもよりかわいいじゃん」
俺がそういうと、
優奈はとてもうれしそうに言った

「でしょ?いつもよりかわいいでしょ?」

そういうと優奈は俺の腕を抱きしめるようにして
寄り添ってきた


「お、おい、どうした今日は?」

奥手な優奈の突然の積極的な行動に俺は一瞬戸惑いを
覚えた。

「…だめ?」
優奈が上目遣いで言う

「い、いやいや!嬉しいよ」

今日は映画を見て、一緒に食事して、ショッピングして、
夜景を見て…という予定だ。


「ん?」
俺はふと気づいた。
優奈の顔にあざのようなモノがある


「優奈?そのあざ…?」
俺が訪ねると、優奈は笑顔で言う

「あ、これ~?
 大丈夫、大丈夫!

 ”私”がちょっと他の人の”大切なモノ”
 とっちゃったから、罰があたったの」

優奈が明るく言う


「…よくわかんないけど、本当に大丈夫か?」

「----優奈にずいぶん優しいんだね?」

ふいに優奈が低いトーンで呟いた。


「--え?」

彼女が自分のことを自分の名前で呼ぶのは
初めてだった。

前の彼女、理沙はよく自分のことを
「理沙は○○~」と言っていたが
優奈は自分の事を「私」と言うことが多かった。


そういえば、今日の優奈はどことなくオカシイ。
なんだかとても明るくなった感じがする。
何かを隠すため、無理して明るく振る舞っているようにも…


映画館について、俺と優奈は、
見る予定の恋愛モノの映画の列に並ぼうとした


「…ねぇ、この映画やめない?」
優奈が言う


「え?やめる?どういうことだよ?
 この映画見たいって言ったのは優奈じゃ…」
俺が言いかけると、
優奈は微笑んで「気が変わったの!」と言った。


そして、別の映画、
ドロドロとした人間関係を描いた映画を見たいと言い出した

「お前・・・その映画、嫌だって言ってたじゃないか」

見に行く映画を決めるとき、優奈は言っていた。
「この映画は見たくない」と。

何故気が変わったのだろう。

「---ねぇ、義信。
 優奈には優しいんでしょ?

 お願い♪」

優奈に可愛らしくお願いされて、
俺はしぶしぶ従った。

こんな色目を使うような子だっただろうか?

ますます疑問が増えていく。

「あ、ちょっと待ってて!」
優奈が劇場館内で俺にそう言った。

お手洗いのようだ。


俺は笑顔で頷いて、優奈を廊下で待つことにした


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「あははははは!
 ウケる!超ウケるんですけど!」

優奈がお手洗いで一人笑っている。
大人しい優奈には似合わない雰囲気で。

「あ~~~
 アイツ、本当に馬鹿ね!

 ねぇ聞こえてる?倉橋さん?
 アンタの彼氏…
 アンタが乗っ取られてるのに全然気づいてないよ」

そう言い、鏡に向かって満面の笑みを浮かべた

「今日の優奈はかわいい…って!」

勝ち誇った笑みを浮かべる。


「…これからは私が倉橋優奈として生きて行ってあげるから!
 私の方が魅力的って義信も言ってるし、
 構わないよね?」

優奈は一人、鏡に向かって呟いた


「はいーーー理沙さんの好きなようにしてください


 …プっ あははははは! ウケる~!」

優奈の芝居をして、一人上機嫌な優奈。


「さ…そろそろ戻らなくちゃね!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「お待たせ!」

優奈が戻ってきた。
何やら楽しそうだ

「…どうかしたのか?」
俺が聞くと優奈は「ううん、なんでも!」と笑った。


映画が始まった。

優奈は終始、とても楽しそうに映画を見ていた
時々、興奮して俺の腕をつかみ、
「ホラ!見て!」と嬉しそうにしていた。

今日の優奈はとても活発だ。


映画館を出ると、
スマホがなった。

優奈もスマホに目をやる


ー三条 奈津子…。
大学のサークルメンバーの一人だ。

サークル上の業務連絡だった。

俺は電話に出て、三条さんとの話を終えた

すると、優奈が怖い顔でこちらを見ていた

「---誰?」

「な、何だよいきなり、
 ホラ、サークルのメンバーだよ」
俺が言うと、優奈が不機嫌そうに続けた

「誰って言ってんの!」

優奈が優奈らしからぬ雰囲気で怒っている


「--見せなさい」
優奈が手を差し出した

「…お、おい…理沙みたいなこと言うなよ優奈
 俺は浮気なんかしないって」

俺が言うと、優奈はなおも迫った

「理沙みたいなこと?は?
 ふざけたこと言ってないで早く見せなさいよ!」

優奈がヒステリックにわめいた

「ど、、どうしたんだよ…ホラ」

優奈はスマホの画面を見て、
サークル仲間だと知ると笑顔に戻った

「良かった♪ ごめんね!急に取り乱して」

そういうと、またご機嫌な様子で前を歩きだした


「優奈・・・?」

優奈が優奈じゃない気がする…
そんな思いが俺の中で強くなっていった・・・


③へ続く

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