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憑依小説 元カノの報復⑤

元カノに憑依され、好き放題されている優奈。

彼女を救う手立てはあるのかーー。

想いは、、彼女に届くのかーー。

元カノの報復、完結話です!
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「…出て行け?」
優奈が俺を睨みつける。

中身は優奈じゃない。
元カノの理沙だ。

理沙のヤツ、まさか優奈の体を乗っ取って
優奈の体が好き勝手するなんて…

俺は理沙を引っ張り出して殴りつけて
やりたかった。

だが、今、行動を起こせば傷つくのは優奈だ。


目の前の優奈が信じられないような悪態をついて
俺に言った

「それって、、私に死ねってコト?」

優奈が俺を睨みつける。

あの優しい優奈がこんな表情をするなんて…
中身が理沙だからと言って…。


「なんだって?」
俺は聞き返す

死ねなんて俺は言ってない


「…よ~く考えてよ。
 この女を乗っ取った時、私の体は死んじゃったの。

 と、いうことは分かる?
 私がこの女から出て行っても、
 戻るべき体がないの」

優奈が複雑な表情で言う

「…!!」

確かにそうだ。
理沙を追い出すということは、理沙を殺すってことか・・・。


「…ふざけるな!お前の自己中心な考えで、
 優奈を傷つけるな!」

優奈はもう十分傷ついているーー

したくも無い恰好をさせられーー

言いたくもない発言をさせられーーー

人としての尊厳も傷つけられているーー


「……私より優奈を選ぶの?」
優奈が自分の事を他人事のように言う

「…いいから、優奈を解放しろ」
俺は言った。

頼み込むしか手段はない


「はっ…私はどうなってもいいんだ。
 アンタの出方次第じゃ、
 わたし、この体で好き放題遊んじゃうよ?

 男を誘惑したり、お酒を朝まで飲んだり、 
 風俗店で働くのもいいかな?」

優奈が色っぽく言う

「ほら、優奈可愛いから、
 いっぱい稼げるよ。

 その辺の中年のおっさん捕まえてもいいし」


…俺の頭の中の何かが切れた

そして俺は、、、


ーーーーーーーーー

土下座した。


人通りの多い歩道で、土下座した。


「はぁ?」
優奈が心底驚いたという声を出した


「頼むーーーー
 優奈を解放してくれーーー」

俺は地面に頭を押し付けて土下座した。


今や優奈の運命は理沙の手の中にある。

俺は、ひたすら頼み込むしかなかった。


「---優しいね。。
 でも、もうお別れ」


夢の中で見た優奈の切ない顔を思い出す

ふざけるな!!!!

俺は必ず優奈をーーーー


「…あはははは、恥ずかしい~~!
 ばっかじゃないの!」

優奈が俺を罵る。

通行人の視線が俺たちに注がれる。


「…ふざけんな!」
優奈が怒声をあげる。


「私の時はそんな風にしてくれなかった!
 いつもいつもいつも私を避けるようにして!

 で、気づいてみたら優奈優奈優奈??
 ふざけんじゃないわよ!」

そう言うと、優奈が俺の手をヒールで踏みつけた

俺は必死に痛みに耐える

「……頼む。。
 今の俺には頼むことしかできない。
 優奈を、、解放してくれ。
 優奈に罪はない」

俺はひたすら土下座した。
痛みに耐え…


周囲が騒然としている

「…………何なんだよ!」
優奈が涙声でわめく


「頼む」

それしか俺には言う言葉が無かった。

ひたすらにーー
ひたすらにーーー


「…分かったわよ…
 興ざめ…

 この女乗っ取って、義信を私に振り向かせようとしたけど
 無理みたいね…」

優奈が悲しそうな目でそう言った


「……」
俺は顔を上げる

「……もういいよ。サヨナラ!
 いつまでもこの女とラブラブしてなよ!」

そう優奈が叫ぶと、ふっと気を失った。

「優奈!!優奈!」
俺は周囲の騒然とした様子を気にもせず、
優奈を抱きかかえた

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

1週間後。

大学の食堂で俺と優奈は談笑していた。

いつものように優しい笑みを浮かべ、
落ち着いた服装の優奈だ。


「---理沙さん、どこ行っちゃったんだろうね?」
優奈が言う。

「…さぁな…でも、もう優奈をあんな目には
 ゼッタイに合わせさせない」

俺が言うと、優奈が笑みを浮かべた

「ありがとうーー
 本当に、、ありがとう」

あの後、優奈は正気を取り戻した。
一瞬、理沙が演技してるのではとも思ったが、
俺には分かる。

彼女は正真正銘の優奈だと。


「…本当にごめんね。。色々迷惑かけたよね」
優奈が申し訳なさそうに言う

「いや、大丈夫だよ。。
 戻ってきてくれて、本当に良かった」

俺が優しくそう言うと、彼女もやさしく微笑んだ。



「あ、、優奈~!
 今日も彼氏とお食事?」

通りかかった優奈の親友、智香が優奈を茶化す。


「ちょ、ちょっと智香、声が大きいよ!」

そう言うと、智香は笑いながら、
たっぷり楽しみなさい!と言って立ち去っていった。


「---まったく智香ったら」
優奈が笑う

「ハハ、良い友達じゃないか」

ーーーーー
こうして、俺は優奈を取り戻すことが出来た。

理沙には悪い事をしたかも知れない。
けれども、よくよく考えれば自業自得だ。

あの1件で俺は優奈の大切さを再認識した。

これからも
俺は彼女をしっかりと守っていこうーーーーー


俺はそう、決意した。




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


食堂から出た 宮川 智香が笑う

「……幸せそうにしちゃって…許さない。。
 二人の関係、、滅茶苦茶にしてやるから…

 義信、、アンタの彼女は私なの。。
 うふふ、、あはははは!」

智香は狂ったように笑いながら、その場を立ち去った…。



おわり

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

元カノの報復 完結です!

よくよく考えたら男→女じゃなくて
女→女の憑依ものでした(笑)

元カノの理沙は、また別の人に憑依して、
何かを企てているようです。


果たしてこの後は…。

お読み頂きありがとうございました!

コメント

No title

久々にゾクゾクする憑依ものを見させていただきました・・・w!
最近憑依・入れ替わりものを書いている方が少ないのでうれしい限りです。
今後も応援しています!ぼちぼち頑張ってください!
 

Re: No title

> 久々にゾクゾクする憑依ものを見させていただきました・・・w!
> 最近憑依・入れ替わりものを書いている方が少ないのでうれしい限りです。
> 今後も応援しています!ぼちぼち頑張ってください!
>  
ありがとうございます!
出来栄えはともかく(汗)
最近は毎日書いているので、
もし良ければ今後もよろしくお願いします!
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プロフィール

無名

Author:無名
憑依小説好きです!
TSF/憑依系メイン
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基本的に毎日更新しています!

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