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憑依小説 ”悪の魂” ⑦ <藤森彩乃編>

藤森綾乃の行く末を見つめながら
ジョーは”100人目の対象”を既に定めていたー

100人目の対象とは?

そして藤森綾乃の行く末はー?
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ジョーは”100人目”に悪の魂を憑依させる相手は既に決めていた。

「---お前は、
 俺の知る限り、最も優しくーー
 そして心美しいーー」

そう呟きながら、バーで一人ワインを口にするジョー。

「だがーーー
 その”純白な心”に”悪の魂”が加わったら…?」

ジョーは口元を歪ませる。

確か以前、凶悪犯罪者の検死を行ったときに取り出した
”悪の魂”があったはずだ。

凶悪犯罪者の悪の魂ーー
おそらく普通の悪の魂以上に”負の感情”が
残っている事だろうー。

ジョーにとって”彼女”は天使ーー。

だからこそ、見たくなる。
”悪の魂が混ざり合った”その時、
彼女は自分を保てるのかーーー。


「おっと、、」
ジョーはふと思いだした。

「一応、見届けておくかーー
 ”藤森彩乃の行く末をー”」

ジョーは悪の魂を憑依させた
99人目のターゲット、藤森彩乃のことを思い出し、
静かにバーを後にした。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「あぁ…♡」

彩乃は幸せの絶頂を感じていた。

来る日も、来る日も、同級生を呼んでは、
自分の体の欲望を満たしてもらった。

そして次第にそれはエスカレートしていた。

以前は夫の毅が帰ってくる2時間前には
同級生を帰らせていた。

それが1時間30分前、1時間前、とどんどん
時間が後ろになっていっていた。


もう、彩乃の理性では抑えられなくなっていた。

ーー自分の欲求が。

一昨日、彼女は友達と飲んでくると嘘をついて家を飛び出した。

夜の街で男を誘惑し、
性の欲望に狂った。


「えへへ…」
彩乃にもう理性は残されていなかった。


それでもーー
それでもなお、この家に帰ってくるのはーー

それでも夫の毅の前では必死に平静を装っているのは、


夫を心から愛していたからー

そして、彩乃自身が、心優しい人間だったからーーー


けれど、、
心の奥底からあふれ出る欲求は次第に、次第に
強くなっていた。

自分が自分で無くなるーー
その自覚はあった。

けれども、もうそんなことーー。


「あぁ、ああぁぁああ はぁぁ 気持ちィ♪」

彩乃が狂ったように体を震わせている。

なおも満足できないのか、
飢えた雌の表情で、同級生に襲い掛かる。


夫の帰宅まであと10分ー

既にギリギリだった。


「おい、やべぇよ もうやめようぜ」
同級生が言う。

その言葉を聞いた彩乃は思考した。


ーー毅が帰ってくる
ーー夕食の準備をーー

……毅といて幸せーー

ううん、、私はこの時間の方がーー

もっと!
もっともっと!!

もっと滅茶苦茶になりたい!!


「そんなこと、どうでもいいじゃない あぁん・・・」

色っぽい声を出しながら彩乃が再び同級生を押し倒した

「お、、おい…」
同級生が戸惑う。

彩乃の表情にはもうーー
大人しく、優しい笑みなど残されていなかったーー


己の欲求に飢え、
ただひたすらに欲望を満たそうとする
女の顔ーーーー

あたかも、ジョーが魂を取り出した、元の浮気女の
表情にそっくりだった。

勿論、浮気女は既に死んでいるー
そこに意識は残っていない。

だが、浮気女から取り出された魂の悪の部分が、
彩乃を同じ道へ引きずりこもうとしていた


「ただいまーー」
毅が帰ってきた。

彩乃は構わず、体を震わし続けた。

体から、いやらしい液体が流れている。

「あぁ…あぁ…あああ…♡」
彩乃は繰り返し絶頂を迎え、
顔を赤くして放心状態になっていた。

乱れきったその姿を見た毅は凍りついた

「なっ………」
すぐさま毅は”勘違い”した

そこにいた男ーー
彩乃の同級生が彩乃を襲ったのだと。


「テメェ!」
毅が同級生につかみかかると、
同級生は「違う違う」と言った。

「何が違うんだ!この屑が!」

その時だった
彩乃が喘ぎ声を出しながら、狂ったように毅と同級生を押し倒した

「あはは、あはははぁ♡
 ホラ~♪
 二人で私を壊してぇ!彩乃を壊してぇ!
 うふふふ♪」

彩乃の尋常じゃない様子に毅は戸惑った。


「お、、おい彩乃!やめろ!」

毅が怒鳴る。

しかし彩乃にはもうその言葉は届いていなかった。

彩乃を抑えようとする毅を、彩乃は乱暴に突き飛ばした


突き飛ばされた毅は愕然とする…

「あ…彩乃…」

目の前には、
優しい妻だったはずの彩乃が…
狂ったように同級生の男と行為を繰り返すという
悪夢のような光景が広がっていた


彩乃は自分の欲求を満足させるため、
ただひたすらに大きな喘ぎ声をあげていた。


ーーーーーー

「---終わりだな」

ジョーは興味が失せた、という雰囲気で呟いた。


”藤森彩乃”の写真を持っていたライターで燃やした。
”優しかった彩乃”の顔写真が燃えていく。

そんな人間、最初から存在しなかったかのようにーーー


「……次だ」
ジョーは呟くと、写真を取り出した。

奥本 麻理(おくもと まり)


その女性はーーー
ジョーにとっての唯一の肉親ーーー

現在大学生のーー
”妹”だった。


麻理は、誰よりも優しいー
孤高に生きるジョーにとって、天使のような存在だった。

だが、ジョーは歪んだ考えに囚われた


”天使は悪魔になるのかーー?”


ジョーは保管していた
”悪の魂”を手に、妹のところへと歩み始めた。


⑧<奥本 麻理編>に続く

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コメント

第2部終了です!
どうなのでしょう…?自分で書いてると客観的に見れないので
なんとも言えません・・・(いつも以上に微妙な気も…笑)

第3部は、1回他の作品を挟んでから掲載します!

明日からは”憑依暗殺部隊”を掲載予定です。
(気が変わるかも)

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無名

Author:無名
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