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<憑依>理想郷①~俺だけのパラダイス~

憑依能力を持つ男が居たー。

彼は、学校中の女子生徒を支配して
理想郷を作りだそうとしていた。
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「きもい~!」
「近寄らないで~!」

クラスの女子生徒たちが笑う。

「----」
根暗な男子生徒 久森 輝明(ひさもり てるあき)は
言われるがままに女子たちから遠ざかった。

彼は、いじめられっ子だった。

男子にも、女子にもー

言い返すこともできず、
ただ、いじめられる日々。

唯一、幼馴染の女子生徒
丸本 佳奈(まるもと かな)だけは、
輝明のことを心配してくれていたが、
完全に、輝明は孤立状態だった。

「---くそっ…くそっ!」

夜ー

自宅で、ノートに
クラスメイトの名前を書いては、
そこに画びょうを何度も何度も刺している輝明ー。

「俺を…俺をバカにしやがって!」

彼は、自宅に帰ると、豹変した。
親に対して反抗的な態度を取り、
時には暴力をふるうこともあった。

自分よりも強いものには、何も言い返せず、
弱いものには、偉そうな態度を取る。

そんな、高校生だった。

今日の学校での出来事を思い出しながら、
輝明はスマホでネットサーフィンをしていた。

”広告うぜぇな”と思いながら
サイトを見つめていた輝明は、
ふと、その広告が目に入った

”憑依薬”

「--なんだ、これは?」

つい、その広告を見てしまう輝明ー

そしてー
「--ま、まじか…」

そこには
”人の身体を乗っ取ってやりたい放題”と書かれていたー

輝明は、その憑依薬とやらを購入できることに気付き、
彼は、無意識のうちに、憑依薬を注文していたー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1週間後。

輝明は届いた憑依薬を躊躇することなく、
飲み干した。

そして、彼は憑依能力を手に入れた。
一度飲むだけで、人に憑依することができる力を
手に入れられる。

そんな、夢のような薬だった。

彼は、その日、いじめっ子の女子生徒・蘭(らん)に憑依した。
そして、5時間目の数学の授業中に、突然服を脱ぎ捨てて
机の上に乗り、
「蘭はヘンタイなの~!」と大声で叫びながら
アソコをいじくり倒して、授業中に絶頂を迎えさせてやったー。


「---どうしちゃったんだろう?」
幼馴染の佳奈が言う。

「さぁ?」
輝明はそう答えた。

蘭に憑依していた輝明は、居眠り状態にあったが
蘭のあまりにもおかしな行動で、誰もそのことを
指摘はしなかった。

蘭が白目を剥いて、全裸で痙攣を起こしている。

先生たちが、駆けつけて、
数学の先生が
「授業中に、突然おかしな行動をして…」と
説明している。

蘭が目を覚ました時、
彼女はどう思うだろうか。

輝明は、そう思いながら微笑む。
これは、自分をいじめた罰だ。

蘭だけじゃないー。

輝明は、困惑した表情を浮かべている女子生徒たちの方を見る。

”いじめっ子”は蘭だけではない。
お前たちも、順番に酷い目に遭わせてやるー。

「---うっ…」

そんな風に思っていると、憑依されたあとに
気絶していた蘭が目を覚ました。

「---あ……」
周囲を見回す蘭。

「---泣け!叫べ!」
輝明は小さな声で呟く。

突然憑依されて、気づいたら全裸で教室に倒れた状態で
騒ぎになっている。
きっと、蘭は泣きだすだろう。

輝明はそう思った。

だがー

蘭は叫んだ。

「わたしは変態よ~~~!」

と。

大声で笑いながら、
再び胸を触り始める。

「--!?」

騒然とするクラスメイトたち。

輝明も、驚いている。

「---どういうことだ?」
確かにさっきは、自分が蘭の身体を支配して
エッチなことをさせた。

だが、今はこうして、蘭の身体から抜け出している。
それなのにー?

「--おい!」
「やめろ!」
先生たちが蘭を止めようとしている。

教師たちが5人がかりで蘭を取り押さえて
大笑いする蘭をそのまま連行したー。

「わたしは、変態よぉ~~~~!あはははははははっ」
連れ去られる最中も、蘭は大声で笑っていた。

ざわめくクラスメイトたち。

「---何あれ…」
幼馴染の佳奈も、さすがに不快そうな表情を浮かべた。

だがー
輝明は笑みを浮かべていたー

「そうかそうか…
 そういうことか…!」

憑依されている最中の思考がー
憑依されている人間に影響を与えるー

輝明は、そう確信した。

蘭に憑依して
”わたしはヘンタイ”だと、
ずっと叫んでいたー

だからー
蘭の思考は、それに染め上げられてしまったのだ。

憑依している最中、
”思考”は、憑依した体の脳を使って行う。

だからー
こうして、憑依されていた人間の
思考を変えてしまうことも可能なのだー

「くくくくく…
 あはははははははははっ!」

突然、輝明は笑い出した。

”この力があれば、学校を思い通りにできる”

輝明は、そう確信した。

「この学校を、俺の理想郷にしてやるぜ」
輝明は微笑む。

チラっと横にいた幼馴染・佳奈の方を見る。

突然笑い出した輝明を見て
「だいじょうぶ…?」と佳奈が心配そうにしている。

輝明は、そんな佳奈を見て決意した。

そうだ、佳奈になろう。

と。

佳奈になって、他の男子生徒と女子生徒を
染め上げて、
先生たちをも支配し、
この学校の女王として君臨しよう、と。

「--佳奈…
 この学校は、今日から俺の理想郷だ」

輝明が気持ち悪い笑みを浮かべながら、
そう呟いた。

佳奈は
「そ、、そう…」とだけ言って、
自分の座席へと戻って行った…。

輝明は笑う。
この憑依の力があれば、
この学校を自らの理想郷にすることができる。

放課後ー。
輝明はいじめっ子の女子2人に憑依して、
自分に忠実なしもべへと作り替えた。

これで、準備は整ったー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

翌日。

朝早く、佳奈を空き教室に呼び出した。

「---くふふふふふ」
輝明は空き教室に来た佳奈を見て笑った。

「---俺さ、今まで学校って
 つまらないって思ってたんだ」
輝明の言葉に、佳奈は暗い表情をする。

輝明がいじめられているのは知っているし、
できる限り、輝明を助けようともしてきた。

だが、輝明自身の性格にも問題があり、
佳奈一人ではどうこうできない状態に
なっていたのも、また、事実だった。

「---…輝明…大丈夫?
 昨日からなんか…変だよ?」

佳奈が少し引いたような目で
輝明を見る。

「--昨日さ、あのクソ女が
 変態行為で停学になっただろ?」

昨日、自分が憑依して滅茶苦茶してやった蘭のことだ。

「あれさ、俺がやったんだよ…
 くへへへへへへ!」
輝明が笑う。

佳奈は表情を歪めた。

「---な、、何言ってるの?」

佳奈の言葉に、
輝明は憑依薬の容器を取り出した。

「憑依薬!
 これで、あのクソ女の身体を
 奪って、変態にしてやったんだよ~
 あはははははっ!」

輝明が狂ったように笑うと、
佳奈は、思わず笑ってしまった。

「て、、輝明、、落ち着いて。
 そういうこと言うのやめよう?
 わたしは平気だけど、
 他のみんなは嫌がるし、
 輝明がもっと…」

そこまで佳奈が言うと、
目の前の輝明が突然倒れた。

「---え? ちょっと!?
 輝明!?どうしたの?」

別の人間に憑依するために輝明が
自分の身体から抜け出した。

そのことを理解できない佳奈は、
ひたすら困惑する。

困惑している佳奈のいる空き教室に
別の女子生徒が入ってきた。

図書委員をやっている大人しい女子生徒だ。

「---くへへへへへへへ」
女子生徒が不気味な笑みを浮かべた。

「-ーーー…な、、、ど、、どうしたの?」
佳奈が言うと、
女子生徒は胸を触りながら笑った。

「これが俺の憑依能力だ!」
いつも、自信なさげな彼女が
自信に満ちた笑みを浮かべる。

「--う、、、嘘…」
佳奈は倒れている輝明と目の前にいいる女子生徒を
見ながら混乱した様子で、女子生徒の方を見つめた。

「どう?信じてくれたかな?
 この力でさ、俺はこの学校を支配して
 理想郷にすることにしたよ!
 あははははははっ!」

太ももをこすりながら笑う女子生徒に
佳奈は恐怖の表情を浮かべている。

「---て、、、輝明…なの??」

”憑依”なんて目の前で起こっても
そう簡単に”はい、そうですか”と信じることの
できるものじゃない。

「---この力でさ、
 みんなの思考を塗り替えて、
 俺の理想郷を作るんだ。
 
 俺はその理想郷で、女王になる」

笑う女子生徒に向かって
佳奈が聞き返す。

「女王…?」

その言葉に、女子生徒はにやりと笑った。

「---佳奈、お前の身体を貰って
 俺が女王になるんだよ」

その言葉に、佳奈は凍りついた。

「え…な、、何言ってるの…?輝明…
 じょ、、、冗談はやめてよ!」

佳奈が怯えきった様子で叫ぶ。

女子生徒がそんな佳奈を見ながら微笑んで倒れたー

「--ちょっと!やめてよ!
 輝明!!
 自分が何してるのか分かってるの!?」

佳奈が、一人叫ぶ。

「----わ、、私に憑依なんて、、やめてよね!
 も、、もしそんなことしたら、
 輝明とは、、絶交するから!」

佳奈の叫びを聴きながら
霊体となった輝明は笑う。

”絶交したって構わないさー
 俺がお前になるんだ”

「ーーーーひっ!」

佳奈が”何かが入ってくる感覚”を
感じて、身体を震わせた。

「あ…あ…やめ…やめて…やめてよ…!」
佳奈が目に涙を浮かべるー

自分が自分で無くなっていくような気持ちの悪い感覚。

「--やめて…!輝明…
 なんで…!!!
 私、輝明に…何か…した???」

佳奈が必死に叫ぶ。

確かに、自分は輝明をイジメから助け出せるようなことは
していない。

けれど、それでも出来る限りのことはしてきたし、
幼馴染としてーー

「----あ…あ…」

身体を震わせる佳奈。

しばらく立ったまま痙攣していた佳奈は、
やがて笑みを浮かべた。

「ふふふ…今日から俺は佳奈だ」
佳奈がにやりと笑い、
そして、叫んだ。

「くくく…憑依能力があれば何も怖いものなんてない…!
 ははははははははは…
 あははははははははははははは!」

大声で笑いながら佳奈は言う。

「---俺は、、いや、、私は女王よ!
 ふはははははははははは♡」

目に涙を浮かべたまま、佳奈は
嬉しそうに歩き始めた。

佳奈の身体を今日から自分の身体にするー
そして…
生徒と先生たちを憑依で染め上げて、
ここを理想郷にしてやるー

「----ふふふ…
 俺に…いえ、わたしにひれ伏すのよ…
 くふふふふふふふ♡」

佳奈はそう呟きながら、
倒れたままの自分の身体を見つめて笑みを浮かべたー


②へ続く

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

輝明の理想郷づくりは次回からが本番(?)デス!
お楽しみに!

コメント

No title

無名さんの書く気持ち悪い男は、絶妙に気持ち悪いですね…w
次回から憑依をどう使っていくのか…楽しみです!

No title

「大笑いする欄をそのまま」
欄→蘭
じゃないですか?

Re: No title

> 無名さんの書く気持ち悪い男は、絶妙に気持ち悪いですね…w
> 次回から憑依をどう使っていくのか…楽しみです!

ありがとうございます(笑
憑依する側にも個性を~!と思っていると
とんでもない男性が出来上がってしまいます!

Re: No title

> 「大笑いする欄をそのまま」
> 欄→蘭
> じゃないですか?

ご報告ありがとうございます!
ご指摘の通りです!
修正致します!
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プロフィール

無名

Author:無名
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