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<憑依>彼女の裏垢②~わたしの裏に踏み込む勇気はあるの?~

由紀夫は、彼女である真菜美の
”裏垢”の存在に気付いてしまう。

我慢できなくなった由紀夫は、
デートの当日に、裏垢の存在を彼女に問いただす。
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金曜日。

「おはよ~!」
真菜美がいつものように優しい笑みで
挨拶をしてきた。

だがー
由紀夫は穏やかではなかった。

「--あ~!今日もごはん粒ついてるよ~!」
真菜美が微笑みながら、由紀夫の口元の
米粒を取り除く。

1週間に2回も米粒をつけて学校に登校する
由紀夫は、かなりの天然だ。

「---あ、、、あ、、、ああああ」
由紀夫は真菜美の笑顔を見て
意味不明な奇声を上げたー

昨日のことを思い出すー

真菜美のツイッターアカウントである
”まなみ@スイーツ大好き”が、
黒タイツに包まれた自分の脚をベタベタと触りながら
はぁはぁ♡と声を出している短い動画―
それをツイートしたー。

ツイートはすぐに削除されたが、
どうしても気になった由紀夫は、
そのツイートの文章を検索してみたところ、
同じ動画をツイートし直しているアカウントを見つけた。

それがー
”憑依されている女子高生M”というアカウントだった。

「--ど、どうしたの?」
真菜美が不思議そうに由紀夫の顔を覗き込む

ドドドドドドド…!
由紀夫の頭の中には、昨日の出来事が
濁流のように流れ込んできていた。

由紀夫は思わず、その動画を何度も再生した。

顔は写っていない。
聞こえてくるのは「はぁ♡ はぁ♡」という声のみ。

けれど、その声は真菜美のものに似ている気がしたー

そして、
そのアカウントはエッチな写真や動画を
毎日のようにツイートしていて、
たくさんのフォロワーがいた。

コスプレ各種も楽しんでいるようで、
チャイナドレスやバニーガール、
メイド服、巫女服、スクール水着などなど
あらゆる衣装の写真もアップされていた。

由紀夫は、思わず鼻血を噴きだして
昨晩のうちに、3回は抜いた。

もしもこれが、
穏やかで優しい真菜美なのだとしたらー

そう考えてしまったら
興奮が止まらなかった。

「-あ、、、、あの、、、あの、、、あのさ」
由紀夫が真菜美の方を見る。

真菜美は不思議そうな表情で首をかしげている。

「--あの、、、あのののののの」
由紀夫は聞いて見たかった。

”これ、真菜美の?”

とー。

”憑依された女子高生M”は真菜美なのかー。

「--え…ど、、どうしたの?」
真菜美は苦笑いしている。

「--あ、、あの、今日も、、今日もいい天気ですね!」

そう叫んで由紀夫は顔を真っ赤にしながら
走り去った。

「---クスッ」
一人残された真菜美は笑う。

「--もしかして、わたしの裏垢みちゃったのかな?」
唇を舐めながら真菜美は、そう呟いたー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

夜ー

”明日、楽しみだねー”

真菜美は、彼氏の由紀夫と
LINEでやりとりをしていた。

由紀夫は想像もしていないだろうが、
真菜美は今、エッチな露出度の高い赤を基調とした
服装で、脚を組みながら微笑んでいるー。

「ふふふ♡
 わたしってば、今日も綺麗…」

真菜美は、自分が大好きだったー

いやー
真菜美に憑依した男は
真菜美が大好きだったー

「あぁ…綺麗…」
真菜美はうっとりとした表情で鏡を見つめる。

自分の写真を撮影する真菜美。

今日も”憑依された女子高生M”として
エッチな写真をツイートするのだ。

真菜美に憑依された男は、
自分のエッチな写真をツイートすることで、
人々からちやほやされることに快感を感じていた。

”かわいい~”

とリプが飛んでくると

”そ、そんなことないですよ~”と
言いながらも
心の中では”でしょ?”と嬉しそうに言い放っているー

「--ふふふ。わたしのからだ、さいこう!」
真菜美はそう呟くと、たばこを咥えながら
胸を揉み始めた。

「---ん?」
真菜美はスマホをいじりながら手を止めた。

”ゆっきー”からリプが送られてきたのだ。

「---あらら」
真菜美はにやりと微笑む。

”ゆっきー”とは、彼氏である由紀夫のツイッターアカウントだ。

そのゆっきーが、
憑依された女子高生Mとしてツイートした、
エッチな写真にリプを送ってきた。

”綺麗ですね”

と。

「--ふふ…
 わたしかどうか、探りを入れてるのかな?」

真菜美はにっこりとほほ笑む。

学校では見せない妖艶な声で笑うと、
真菜美は返事を入れる

”ありがとうございます”

とー。

「由紀夫くん…
 わたしの裏側に踏み込む勇気があるなら…
 わたしの裏…見せてあげる…」

真菜美はそう呟いて、一人、クスクスと笑い始めた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

翌日ー

デート当日。

由紀夫はドキドキしながら真菜美を待っていた。

昨日、”憑依された女子高生M”と
ツイッターで話をした。

その結果、
由紀夫は、憑依された女子高生Mが真菜美であると
ほぼ確信していた。

先日のツイートミスもあったし、ほぼ間違いない。

やりとりしている中で、
”真菜美特有の特徴”を由紀夫は見つけたのだった。

「--くふ」
由紀夫は思わず、下心が溢れて笑ってしまう。

今日こそー
勇気を振り絞って聞くんだー


「おまたせ~!」
真菜美の声が背後から聞こえた。

振り返ると、
そこに大胆に生足を露出した
ショートパンツ姿の真菜美がいた。

胸元も強調されている。

「---ぶふぉ~~~!」
由紀夫は鼻血を噴きだしそうになったが耐えた。

「--ど、どうしたの?」
真菜美はそう呟きながらも、
内心微笑んでいた。

”あ~あ!わたしの太ももと胸ばっか見ちゃって!
 下心丸見え~!”

真菜美は、由紀夫が自分の裏垢の存在に
半分気づいているのではないかと思い、
面白いのであえて誘惑してみることにした。

「--き、、綺麗な脚だな」
由紀夫が言う。

天然な由紀夫なりの褒め言葉なのかもしれないが
下心丸出しだ。

「--由紀夫くん~なんか、下心が溢れてるよ?」
真菜美が笑いながら言うと、
由紀夫は「え?え?あぁぁ」と動揺した。

しかも、ズボンが膨れ上がっている。

「ね~!それはなに~?」
真菜美がふざけて言うと、
由紀夫は「だぁ~!寝ろ!俺の息子!」と叫んだ。

真菜美はそんな由紀夫を見て楽しんでいた。

由紀夫はゴクリと唾を飲み込む。

”勇気を振り絞れ!”

頭の中で、由紀夫は叫んでいた。

”憑依された女子高生M”は真菜美なのか。
いや、きっと真菜美だ。

真菜美が裏であんなエッチなことをする子だ
なんて思わなかった。
でもー
だからこそ、ゾクゾクする。

真菜美の裏を知った気分だ。

由紀夫は真菜美と歩きながらドキドキドキドキしていた。

目的地の映画館が近づいてくる。
ドキドキが止まらない。

そして、
由紀夫は立ち止まった。

「---あ、、あの」

「ん?」
真菜美は微笑みながら立ち止まる。

由紀夫の目をしっかりと見つめながら
わざと髪の毛に手をやったりして、
真菜美は由紀夫の反応を楽しんでいた。

「--ひょういはれたひょうしこうへいMって
 まなみのこdあsdk…」

由紀夫は緊張のあまり、
言葉になっていないことに気付かないまま
そう呟いた。

「え?」
真菜美は唖然とする。

「--き、聞こえないよ?」

そう言われて、
由紀夫は、爆発しそうな心臓を抑えながら叫んだ。

「憑依された女子高生Mって!」
由紀夫はスマホの画面を見せながら叫んだ。

「真菜美だよ…な?」

由紀夫はそこまで叫んで、
真菜美の反応が怖くて目をそらした。

「----」

頬に何かが触れた。

真菜美が近くに来ていて、
由紀夫の頬を触っていた。

「ふふ…わたしだったら?」

真菜美が意地悪な表情を浮かべて言う。

「え…そ、、その…え…」
由紀夫はズボンを破裂させそうになりながら呟く。

「-ーーわたしの家に、来る?」
真菜美がニヤニヤしながら言う

「え…ええ?」
由紀夫はドキドキしながら答えた。

「今日ね…ちょうど両親が仕事で夜までいないから、 
 いいタイミングなの」

真菜美はそう言うと、
今にも触れてしまいそうな距離で、
由紀夫の方を見つめた。

「-わたしの”裏”を知る勇気はある?」

甘い声で囁く真菜美。

「え…あ…あ…」
由紀夫は共同不審な男子になり果てていた。

そして、やっとの思いで呟いた。

「は、、はひっ…」

とー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

映画館は中止になり、
由紀夫は真菜美の家へと招待された。

「---由紀夫くん。
 憑依された女子高生Mは、わたしよ」

歩きながら真菜美が言う。

「--え、、え…マ、、、マジで?」
由紀夫は戸惑いながら顔を真っ赤にして返事をした

綺麗な太ももや
エッチな服装の写真、
胸元の写真などを思い出して
由紀夫はドキドキを止めることができない。

2階にある真菜美の部屋に向かいながら
由紀夫はずっとドキドキしっ放しだった。

そして、部屋に到着すると、
真菜美は”ちょっと待っててね”と呟いて
どこかに行ってしまった。

「--あぁ……なんか、すげぇ」
由紀夫は部屋を見回す。

部屋の中には色々な服や、
見たこともないようなものも置かれている。

そしてー
煙草や大人のおもちゃまでー
色々なものが置かれていた。


「おまたせ~!」
真菜美が部屋に戻ってくる。

部屋に戻ってきた真菜美は、
何かの写真を持っていた。

真菜美が写真を由紀夫に渡す。

「--?」
由紀夫が渡された写真には
見知らぬ男の姿。

「--それが、俺だよ」
真菜美が言った。

「え?」
真菜美の口調の変化に戸惑う由紀夫。

「--俺は3年前に、この子に憑依したんだ。
 それからはずっと、真菜美として生きている」

由紀夫はその言葉を聞いて
ニヤニヤし始める。

「--だから、由紀夫くん、いいや、お前は
 本当のこの子を知らない。
 高校入学した時には、既にこの子は
 俺のものだったんだからな」

そう言って真菜美は胸を触りだす。

「いい身体だろ?くふふ…?
 どう?わたしの真実を知った理由は?」

真菜美は、そう言いながらニヤニヤと笑う。

突然こんなことを告げられたら
この男子高校生はどんな反応をするのかー

そう思いながら真菜美は、煙草を手に取り、
それを吸いながら、脚を組んで椅子に座った。

「ま、せっかくだし、
 わたしが楽しませてやるよ。
 女になってから3年ー
 この身体のことは知り尽くしてるんだから…!
 くくくくく!」

真菜美が笑いながら言うと、
由紀夫が「くくくくくく」と笑い始めた。

「---す、、すっげぇ~~~~!」
由紀夫は写真を持ちながら叫んだ。

「--!?」
真菜美は想像していなかった由紀夫の反応に驚く。

彼女が憑依されていると知って、
嘘だ!と混乱するか、
誘惑されて言いなりになるか、
真菜美を返せ!と叫ぶか
そんな感じの反応が返ってくると思っていた。

しかしー

「誰かに憑依された設定なんて…
 真菜美も凄い性癖じゃん!」

由紀夫が興奮した様子で叫ぶ。

「---!?」

真菜美は驚いた。

「--煙草まで吸っちゃうなんて本格派だなぁ~!
 面白いよ!」

由紀夫が笑いながら言う。

「---ま、まさか、お前、、信じてないのか?」
真菜美が混乱した様子で言う。

「あ~ごめんごめん!興ざめしちゃうよな!
 俺も付き合うぜ!」

由紀夫はそう言うと、
ニヤニヤしながら叫んだ。

「ま…真菜美を返してくれ!」

明らかに棒読みの、へたくそな芝居だ。

真菜美はちょっと腹が立った。
由紀夫の反応があまりにも想像しているものと
違ったからだ。

由紀夫は、
真菜美が”憑依されたシチュを妄想している”だけだと思っている。

「--由紀夫くん…」

真菜美はそう呟くと、
自分の部屋の押入れに隠してあった
SMの衣装を取り出すと、躊躇なく服を脱ぎ捨てた。

「---わっ!?」
由紀夫が、目の前で服を脱ぎだした真菜美に驚く。

そしてー
過激な格好に着替えた真菜美が微笑む。

「--本当にわたしが憑依されてるってこと、
 思い知らせてあげる」

真菜美が妖艶な笑みを浮かべる。

しかし、由紀夫は
「おぉぉぉぉぉ~俺のむすこぉ~!」
とふざけた様子で叫んでいるだけだった。

由紀夫はーー
今の状況を楽しんでいた。

目の前の真菜美はおふざけをしていると思い込んでいる由紀夫は、
SMの衣装を身に着けた真菜美に「かわいいよ!」と叫ぶー

そして、由紀夫はこれから何が始まるのだろう、と
ワクワクしながら真菜美の方を見つめて微笑んだ。


③へ続く

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

急に友達や恋人に「わたしは憑依されてるの」なんて言われたら、、
皆様は信じますか~?

コメント

No title

これは予想外の展開…w
確かに憑依されてるなんて言われても信じませんよねぇ…。前からの知り合いならともかく、憑依されてからの付き合いですし。
憑依者が主導権を取られてるのが何か新鮮ですね♪

Re: No title

> これは予想外の展開…w
> 確かに憑依されてるなんて言われても信じませんよねぇ…。前からの知り合いならともかく、憑依されてからの付き合いですし。
> 憑依者が主導権を取られてるのが何か新鮮ですね♪

ありがとうございます~!
次回はさらに…!!
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プロフィール

無名

Author:無名
憑依小説好きです!
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無断転載はご遠慮下さい。。

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