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<憑依>修復できない絆②~崩壊~

憑依された娘との共同生活ー。

次第に、母と娘の絆は
ズタズタに引き裂かれていくー
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「ふ~~~!」

チャイナドレス姿で帰宅した麗奈は、
煙草を吸いながら足を組んで笑っていた。

「---この身体、本当に最高だぜ!
 お母さん、わたしを産んでくれてありがと!」

微笑む麗奈。

麗奈は煙草を吸い終えると、
佐知子の方に近づいて、不気味に笑った。

「お母さん、わたし、まだ物足りない…
 今日はもっともっとエッチなことしたい気分なの…」

イヤらしく笑うー

佐知子は「--れ、、麗奈!」とだけ言うのが
やっとだったー。

娘が憑依されて好き勝手されている-
そうとは分かっていても、何もすることができないー。

「--んふふふふ♡」
麗奈が、母の佐知子の胸を触って笑うー

「や…やめて!」
佐知子は必死にそれを振り払った。

しかしー

「-ーー抵抗するんじゃねぇよ!
 おら!」

麗奈は乱暴な口調で母親を無理やり押し倒すと、
そのまま母親のズボンを無理やり
脱がせ始めた。

「-ーーくくく~
 一緒に感じましょ~?お母さん!
 うふふふ…あははははは!」
母のズボンを引きちぎるようにしてどかすと、
そのまま母親の下着も引き千切り始める麗奈。

「--や、、やめて!麗奈!目を覚まして!」
佐知子は叫ぶ―

無駄だと分かっていても、叫ばずにはいられないー

それでも、麗奈は止まらない。
笑いながら母の下着を破り、母親のアソコに
指を触れて、それを動かし始めた。

「んっ…♡ や、、やめて…れいなぁ…!れいな!」
佐知子は涙をこぼしながらも、
感じてしまい、甘い声を出してしまう

「へへへ~ババアのくせにいい声してんじゃん!」
チャイナドレス姿の麗奈が、佐知子を仰向けに倒すと
その上に乗って微笑んだ。

「--ねぇお母さん。わたしのことも気持ちよくして!」
麗奈が意地悪そうに呟く。

「れ、、麗奈…」
佐知子は泣きながら名前を呼ぶのがやっとだった。

「---わたしの身体、もっともっとエッチなことを
 求めてるの!
 ほら、お母さんの指で、わたしを気持ちよくしてよ!」

可愛らしい声でとんでもないことを言う麗奈。
これは夢だー、と
耳をふさぎたくなるー。

けれども
麗奈は本当に憑依されているー。

この悪夢のような状況はー
1週間たってもー
1か月経っても変わらないー

「--む…無理よ…麗奈…やめて…!」
佐知子が泣きながら言うと、
麗奈は興ざめした様子で呟いた。

「あっそ」
倒れた母親をそのままにして立ち上がると、
麗奈は不機嫌そうな様子で、
何かを準備し始めた。

太ももを晒しながら
家の中を歩き回る麗奈。

「--もう我慢できない
 その辺の男でも捕まえてヤリまくろっと」

愛想なくそう言うと、麗奈は玄関の方に向かう。

「---もうやめて!お願いだから…ねぇ!」
佐知子は土下座しながら叫ぶ。

その姿を見て、麗奈は笑った。

「---お母さんが、わたしを差し出したんじゃん!
 ひっど~~~い!」

ぶりっ子ポーズを取りながらそう言うと、
麗奈は笑いながら外へと出て行ってしまったー

娘の身体は、今晩もまた、汚されるー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「--ねぇ、おじさん~!わたしとエッチしない?」

その辺を歩いていた男に
声をかける麗奈。

チャイナドレス姿の女子高生を見て、
誘われた男は、ニヤニヤと笑う。

「-ーーおお、可愛いねぇ、名前は?」
下心丸出しのおじさんが笑う。

「ふふふ~麗奈です♡」
甘い声で自分の名前を言う麗奈。

麗奈とおじさんは、そのまま近くの
ラブホテルに入って行くのだったー。

麗奈に憑依している目黒は笑うー

最高だー。
今までも、こうして、借金を返さない家庭の娘を奪ってきたー

奪って、欲望のまま遊びまくりー、
身体で金を稼ぎ、借金を返さない親を苦しめるー

そして、
最後にはー

麗奈は、自分の身体を見つめながら微笑む

「こんな身体、使い捨てだもん…うふふ♡」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

数日後ー

麗奈は、母親から封筒を受け取り、
お金を数えていた。

「--足りないじゃん」
麗奈が封筒を投げ返す。

「--で、、、でも…!」

麗奈の身体が奪われた後も、
佐知子は借金の返済を求められていたー

話が違うー
そう叫びたくなったが
娘の身体は人質に取られている上に、
逆らえば暴力を振るわれる。

もう、抵抗することさえも、できなかった。

しかもー
今まで、アルバイトをして、母を支えてくれた麗奈は
身体を乗っ取られてしまっているー

そのため、生活事情はますます
苦しくなっていたー

「お願いします…
 も、、、もう、どうにもならないんです…!」
佐知子が頭を下げる。

「---」
麗奈は、そんな母親を見ながら笑みを浮かべる。

一緒に暮らしているから
どうにもならない状況は麗奈に憑依している目黒にもよく分かる。

けれど、それを痛めつけるのが、また快感だった。

土下座している佐知子を見つめながら、
黒タイツとミニスカート姿の麗奈が言う

「--じゃあ、わたしの足、お掃除してもらおっか?
 お母さん」

足を差し出しながら、麗奈は笑う。

「そ、、、掃除…?」
困惑する佐知子。

「そう。わたしの足を、あんたの舌でなめて
 お掃除するのよ」

麗奈の言葉に、
佐知子は「む、、無理です」と必死に頭を下げる。

娘の身体を傷つけるようなことだけはー
佐知子は、そう願っていた。

「---うるせぇな」
麗奈は冷たい目で母親を見下した。

「--わたしがやれっつってんだよ。
 娘の言うこと、聞けないのかよ?」

麗奈の冷たい言葉に
佐知子は身体を震わせながら
涙をこぼす。

優しい麗奈はもういないー

「---ねぇ、お母さん?
 わたしね、たくさんの男の人に股を開いて
 どんどん汚されてるの。
 ふふふ…少しは綺麗にしてくれないと、
 もっともっと汚れちゃうよ?」

ケラケラと笑いながら言う麗奈。

母親の目からこぼれる涙は止まらないー。

麗奈は、泣きじゃくる佐知子を見て
興奮しながら言った。

「ふふふ…最愛の娘に追いつめられているお母さん…
 ゾクゾクしちゃう!

 ほら!早くわたしの足を掃除しろよ!」

麗奈の言葉になおも首を振る佐知子。

「いいからしろよ!」
麗奈は唾を佐知子に向かって吐き捨てた。

鬼のような形相の麗奈。

母親は泣きながら麗奈のタイツを
舐めはじめた。

勝ち誇った表情で邪悪な笑みを浮かべる麗奈。

「--くひひひひひひ!
 お母さん、気持ちいいよ!
 うふふふふ…ありがとう!ありがとう!」
馬鹿にしたような口調で笑う麗奈。

佐知子は泣きながら狂ったように
麗奈の足を舐めつづける。

「--タイツの上からじゃ、わたしの足は
 綺麗にならないよぉ~?

 ほら!タイツを破ってわたしの足をちゃんと
 舐めろよ!

 ほら!あははははは!」

佐知子は泣きながら麗奈のタイツを破って
麗奈の綺麗な脚を舐めていく

「--ひゃははははは~!
 お母さんってば娘の足を舐めてる~!
 あははは!あははははははは~!」

狂ったように笑いつづける麗奈と、
泣き続ける佐知子ー

2人の心は、ズタズタに引き裂かれていたー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ふぅ~♡」

派手なドレスを身に着けた麗奈が、
社長の部屋へと入る。

「ご苦労だったな」

社長の黒井に言葉をかけられて頭を下げる麗奈。

ソファーに座ると、足を組んで、
煙草を吸いはじめるー

「--くくく…どうだ?今回の身体は?」

社長の言葉に、麗奈は「最高ですよ」と笑みを浮かべる。

「--ま、これだけヤリまくってますし、
 そのうち妊娠しちゃうでしょうけどねぇ」

麗奈は他人事のように笑いながら言う。

妊娠したら、
その時はこの身体にもう用はない。
最後に、お金に変えて、おさらばだ。

ガチャ。

別の女が部屋に入ってくる。

メガネをかけた理知的な女性だが、
バニーガールの格好をしている。

「--おう、ご苦労だったな」

黒井社長の言葉に、その女も頭を下げる。

”娘”がいる家庭に違法な貸し付けを行い、
返済できなくなったタイミングで”娘”を奪う。

そして、奪った娘たちで経営している
違法風俗店で莫大な利益を上げているのがー
金融会社・ホワイトエンジェルの実態だー。
社員たちは、全員、特殊な薬で憑依薬を身に着けており、
訴えられそうになった場合には、憑依能力を駆使して、
それを揉み消すー。

金貸しは仮の姿ー
社員が、娘たちに憑依して身体を奪いー
違法営業しているお店が主な収入源ー

さらにー”中古の身体”で得るお金が、
第2の収入源ー。

「-ーーさて、私は戻りますよ」
麗奈が立ち上がる。

「お母さんが待ってますから…うふふ♡」
麗奈は色っぽく歩き出し、
社長室を後にしたー。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

地獄のような日々は続いたー。

あれから、1年近くが経過していたがー
麗奈はなおも憑依され続けていた

毎日のように男と遊び、
かえってきては佐知子に暴力を振るったり
罵声を浴びせるー

佐知子はすっかり
精神的におかしくなってしまっていた。

「---くくく」
そんな母を見つめながら、麗奈は笑みを浮かべる。

「--なぁ、お母さん?」
母親の髪を掴み、思いきり引っ張ると、
麗奈は呟いた

「最近、ちょっと身体の調子が悪くてさ…
 どうしてだと思う?」

網タイツ姿の麗奈がケラケラと笑いながら言う。

「---ど、、どうしてって…」
うつろな目で佐知子が答えると、
麗奈はとあるものを放り投げた

「もしかしてと思って調べてみたらさぁ~!」

放り投げられたものを虚ろな目で拾う佐知子。

佐知子はそれを見て
目を震わせた。

「--あはははははは!
 この女、妊娠しちゃったみたいだなぁ~!あはははは!」

他人事のように笑う麗奈。

投げられた妊娠検査薬の結果を見て絶望する佐知子。

「わたしぃ~!どこの誰とも知らない男の子供
 授かっちゃった~♪」

嬉しそうに飛び跳ねる麗奈。

麗奈は飛び跳ねながら言う。

「お母さん~!孫が出来るね~?
 えへへへへへ!
 孫をちゃんと可愛がってくれるかなぁ~?」

煽る麗奈。

「うああああああああああ!」
佐知子は鬼のような形相で麗奈に突進した。

「--きゃっ!」
吹き飛ばされる麗奈。

「許さない…!
 わたしの娘を…そんな目に遭わせて…!
 許せない…!」

佐知子はそう言うと、
キッチンから包丁を取り出した。

明らかにその目は正気を失っているー。

「--えへ…えへへへへ!」
麗奈はそんな母親を見て笑う。

「お母さん?わたしを殺すの?
 殺せるの??
 
 あはははは!そんなことしても死ぬのは
 わたしだけだよ!!」

麗奈は狂ったように笑っているー

麗奈を殺したところで、
死ぬのは麗奈だけー。
闇金融の男・目黒は死なない。

また、別の身体を支配するだけだー。

「--麗奈を解放して、
 わたしも後を追うの!」

佐知子が泣き叫びながら言う。

佐知子は、もう、麗奈を取り戻せないとあきらめていた。
だったら、せめて…

「お母さん…」
麗奈が呟く。

佐知子ははっとした。

麗奈の目に涙が浮かんでいる。

「お母さん…助けて…」

ーーーー!!!

佐知子は、娘の悲痛な叫びに、手を緩める。

「---ば~~か!」
麗奈は隙をついて、佐知子を蹴り飛ばすと、
笑いながら言い放った。

「--こんな安っぽい芝居に騙されるなんて
 馬鹿な女だなぁ!」
麗奈は倒れた母親を見ながら笑いつづけるー。

そしてー
自分の網タイツを撫でまわすように触ると言った。

「---もうさ、この身体には用はないから」
麗奈のことはに佐知子は、はっとする。

「--妊娠しちゃったから、もう、わたしは
 捨てられちゃうんだって~!えへへへへ♡」
スキップしながら笑う麗奈を見て
佐知子は「なにをするつもりなの!」と叫ぶー。

麗奈は「--ばいばいお母さん!」とだけ呟くと、
そのまま玄関から飛び出して走り去ってしまった。

「れ…麗奈…うぅ…」
佐知子は、自分の無力さを噛みしめながら
その場で涙をこぼすことしかできなかったー。


③へ続く

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

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母と娘の運命は…?
次回が最終回デス…!

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無名

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