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<入れ替わり>飢えた女③~欲まみれ~(完)

奪い取った若い身体ー

奪われた自分の身体ー

入れ替わってしまった近所のおばさんと女子高生…
2人の運命は…?
------------------------

「--じゃ~ん!」
香織がミニスカートとタイツ姿を
彼氏の義弘に披露しているー

あれから1週間。
今や義弘は、完全に香織の虜だった。

「--ね、私の足、触ってみて!」
香織が言うと、
義弘は嬉しそうに香織の足を触りだす。

触られながら香織は
獣のような表情を浮かべていた。

”あぁ…さいこう…
 男をこうやって身体で魅了しているこの瞬間…”

「たまらないわぁ…」
香織ははぁはぁ言いながらそう呟く。

一方の義弘も嬉しそうに、ひたすら香織の足を
撫でまわしている。

「--タイツ、破ってもいいのよ?」
香織が言うと、
義弘は「あぁぁぁ、香織ぃぃ!」と言いながら
タイツを破き始めた。

黒いタイツが音を立てながら破れていく。

「うふっ…!あぁ…ゾクゾクしちゃう!」
香織は顔を真っ赤にしながら言う。

その声は完全に興奮しきっている。

「--もっと激しく!もっともっと!」
香織の声は、まるで別人のようだった。

そんな、普段絶対言わないようなセリフを
聞きながら彼氏の義弘はさらに興奮して
タイツを破る。

「--ほら!わたしの足をお舐め!」
香織が女王様の如くいうと、
義弘はまるで洗脳されたかのように
香織の足を舐めはじめた。

破れたタイツから覗く生足を
舐めていく義弘

「うふふふふ~綺麗な脚でしょ~?
 若いっていいわぁ~!」

香織が興奮しながら叫ぶ。

既にアソコはぐしょぐしょに濡れている。

「--あっ…あ…あ…」
香織は身体を震わせながら喜んでいる。



「------」
部屋の外から、弟の哲は
その様子を盗み聞きしていた。

「……姉さん…」
哲も、毎晩のように香織の身体に魅了されているー

今では、すっかり香織の虜になってしまっていたー

だがー
哲には分かっている。
姉は、身体を近所のおばさんである清恵と
入れ替えられているー

「---……僕…」
哲は、欲望と罪悪感の狭間で葛藤していたー

・・・・・・・・・・・・・・・・・

夜ー

香織は夜の街を歩いていた。

親にはアルバイトだと伝えてある。

「--ねぇおじさん」
甘い声を出す香織。

胸元と足を強調する
明らかに誘う格好だ。

「わたしと、遊ばない?」
甘い声で誘われた男は
ニヤニヤしながら香織の誘いに応じた。

「--うふふふ…」

香織は未成年だから
時間には気をつけながら
遊んでいたものの、
香織の中にいる清恵は夜のスポーツを
堪能していたー

香織が大学生になったら
すぐに家を飛び出すつもりだ。

そしたら毎晩毎晩男と寝てやるー。

清恵はそんな風に思っていた。

「♪~」

上機嫌で家に戻ってくる香織。

「--はぁぁ…若さって素敵だわ」
頬を触りながら恍惚の笑みを浮かべる香織。

今日のおじさんも素敵だった。
わたしをたっぷり気持ちよくしてくれたー

そしてー
そのついでにお金も貰えた。

「--あぁぁ…最高よ」

自分の家に戻ろうとした
その時ーー

背後から、香織は何者かに捕まれた。

「--!?」

驚く香織。

香織が連れ込まれたのはーー
すぐ隣にあるーー
近所のおばさん・清恵の家だった

つまりはーー
元・自分の家ー。

「身体を返して!」

家の中に連れ込まれた香織は、
床に投げ倒されたー。

「--わたしの身体を返して!」
清恵になってしまった香織が叫ぶ。

その顔は、かなりやつれていた。

「あらぁ…香織ちゃん」
香織になった清恵はにこにこしながら立ち上がる。

「この身体、いいわよぉ?
 男と遊び放題
 わたしがちょ~っと誘ってあげれば、
 男はすぐに虜になるの」

自分の太ももを触りながら言う香織。

「---ふ、、ふざけないで!
 わたしの身体を返して!」
清恵は叫ぶー

清恵になってしまった香織は
なんとか自分の身体を取り戻そうと奔走していたー

けれどー。
親も、弟も、たすけてくれないー

先日、友達の泰子にも会いに行ったが
”誰ですか?”と言われて話も聞いてもらえなかった。

どうすることも、できない。

だからー
強硬手段に出た。

「--わ、、わたしの身体を返してくれないなら…」
清恵になった香織は、
そう言いながら、清恵の身体に包丁を自ら突きつけた

「おばさんの身体ごと命を絶ちますよ!」
泣きながら叫ぶ清恵の身体。

しかしー
香織になった清恵に
もう”元の自分の身体”なんて必要なかった

「あっそ…死ねば~?」

笑う香織。

「あんた、どうして自分の身体を奪われたか分かってる?」
香織はニヤニヤしながら言う。

「可愛いのに、その身体を有効活用しないからよ」
香織になった清恵が語る。

「--こんなにエッチで、男を誘惑できる身体を持っているのに
 それを使おうともしない。
 宝の持ち腐れじゃない。
 だから、有効活用してあげるために、身体を入れ替えてあげたのよ」

胸を触りながら甘い笑みを浮かべる香織ー

あまりにも身勝手な意見に、
清恵の身体で香織は叫ぶ

「--ひ、、酷い…!
 有効活用って…」

清恵は、目からボタボタ涙をこぼしている。

「--うふふ…
 身体も喜んでるわよ。
 ほら…こ~んなに嬉しそうに笑ってる。

 毎日、い~っぱい火照って、興奮してる。
 あんたなんかに使われるより、
 身体も喜んでるのよ!」

香織が身体を撫でまわしながら笑う。

「---死にたいなら、死ねばいいじゃない」
香織は、そう吐き捨てると、
泣き崩れた清恵…元、自分の身体を嘲笑いながら
そのまま家から立ち去ろうとしたー

「---返して…わたしの身体を…返して…」
うわごとのように呟き続ける清恵。
清恵の身体になってしまった香織は、精神的にもう限界だった。

「--いやよ!
 この身体でわたしはもっともっと男を虜にして
 悩殺してやるのよ…!
 うふふふふふふ」

それだけ言うと、
香織になった清恵は、
清恵の家から笑いながら立ち去ったー


「----わたし…どうすればいいの…」
やつれた清恵の身体ー

鏡を見つめながら、
清恵の中にいる香織は、途方に暮れることしかできなかった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

香織は、それからも若い身体を
堪能し続けた。

「ふっふ~♡」
嬉しそうに夜の街を歩く香織。

濃い化粧をして、
毎晩のように男と遊んでいる。

親にはアルバイトだと伝えてある。

「あぁぁぁ~若いっていいわねぇ~!」
トイレの鏡を見ながら
うっとりとした表情で言う香織。

今日も、男と夜のスポーツを
存分に楽しんだ

まだ年齢的に時間制限があるのが残念だったが、
それもあと数年のこと。

「--はぁぁぁ…きれい…」
自分の頬を撫でる香織。

「--ふふふ…
 地味な子に使われるより、
 この身体も喜んでるわ…

 ね?」

自分のの身体をつつきながら
香織は笑みを浮かべる。

そうだー
この身体も喜んでいるー

香織は、自分の身体がまた火照ってきたことを
感じて、より一層ご機嫌になった。

「身体も、、、喜んでるっ!」

自分の身体を抱きしめた香織は
お手洗いから外に出る。

「--あっ!」

そこに、金髪のチャラい男がいた。

香織は、ふと可愛らしいスマホで時間を見る。

”まだ大丈夫”

「ねぇおにいさん~!わたしと遊びましょ~?」
香織は甘い声を出しながら
金髪の男に近づいていったー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「---母さん…
 実は…」

弟の哲は、意を決していた。

やっぱりー
放っておけないー

「---ほんと…?」
母親が驚く。

「間違いないよ…
 姉さんは、近所のおばさんと
 入れ替わってる…」

哲は、全てを母親と父親に話した。

「---確かに、最近ちょっと変だったよな」
父が言う。

「---それにー
 夜に出かけてるのはバイトなんかじゃない…
 姉さん…いや、あの人が、僕に言ってた…
 夜のスポーツを楽しむんだって」

母と父が表情を歪める。

「---ただいま~!」
派手な格好の香織が家に帰ってくるー。

「--どうしたの?3人とも集まって?」
父と母と弟が深刻な表情で
相談しているのを見て、
香織は表情を歪める

「---あ、、、え、、、な、なんでもないよ」
哲が言うと、
香織は「あら、そう」と言いながら
自分の部屋へと戻って行った。

「--と、とにかく、明日、姉さんが学校に行ってる間に
 吹屋さんの家に行ってみて…!
 そこに、身体を入れ替えられちゃった姉さんがいるはずだから」

哲の言葉に、
両親は頷いた。

もしも本当に娘の身体が奪われているなら、
下手に動くと危険だ。
何をされるか分からない。

まず、明日、香織が学校に行ったら
その間に、清恵にされてしまった香織と話をして、
香織の身体を奪った清恵が学校から
戻ってきたらー

捕まえて、元に戻らせる-

・・・・・・・・・・・・・・・・・

「いってきます~!」
香織と哲が学校に向かう。

母と、たまたま仕事が休みの父は、
すぐさま、隣家の、吹屋家に向かうー

近所のおばさんである清恵の身体と娘が
入れ替えられたという話が本当ならー

父がインターホンを鳴らす。

しかし、返事はない。

「いないのかしら…?」
母が呟く。

父が玄関の扉に手をかけると、
扉は開いた。

「おじゃまします…」
父が呟くー

返事はないー

恐る恐る、中に入って行く両親ー


そしてー

「きゃあああああああああ!」
母は悲鳴をあげたー

そこにはー
首を吊って、既にこと切れている清恵の姿があったー

”おとうさん、おかあさん、哲…
 みんな…ごめんなさい…
 誰も信じてくれないくて…
 わたし…つらい”

涙の痕が残る走り書きが、
すぐそばのテーブルに残されていたー

・・・・・・・・・・・・・・・・・

失意のリビングー

母と父親は沈黙しているー。

清恵の身体の中には、本当に娘がいたのだろうかー


「ただいま~!」
哲が帰宅する。

「ど、、、どうしたの?」
哲の言葉に、
母と父は放心状態で答えたー

「隣の家の…吹屋さんが…
 死んだよ」

父がやっとの思いで呟いた。

「えーーー」
唖然とする哲。

言葉を失う。

清恵の中身は確実に姉だったー

「---う、、、うそだ…」

「ただいま~!」
ちょうど、香織も帰宅した。

「---…う、、、うあああああああ!」
哲は帰ってきた香織に突進した。

「ね、、、姉さんを返せ!姉さんを返せ!姉さんを返せ!
 姉さん…お前のせいで自殺しちゃったぞ!」

哲が大声で叫ぶ。

香織に掴みかかりながら泣きわめく哲。

”自殺?”

香織は笑みを浮かべたー

これで、もう、邪魔者はいなくなったー

この身体は、完全にわたしのものー

「--邪魔よ」
香織は冷たい声で哲を振り払った。

「---姉さんを返せ?
 なんのことかしら?」

香織は哲と両親を見つめながら
邪悪な笑みを浮かべたー

「---わたしが香織よ…
 ふふふふふふ…
 見れば分かるじゃない?

 ふふふふふ…」

香織の狂気的な笑みに、
両親も、香織の中身がーー
香織ではないことを完全に悟る

「--ふふふ…
 若いっていいわよねぇ?

 ふふふ…おほほほほほほほほほ~!」

香織は嬉しそうに笑いながら、
2階へと上がって行った。


残された両親と哲は唖然とするー

もう、何もすることはできないー

3人は、香織を失った悲しみに暮れるしかなかったー。

・・・・・・・・・・・・・・・・

数年後ー

香織は高校卒業と共に家を出たー

その後、香織がどうしているのか、
家族たちには、知る由もなかったー

けれどー
きっと

香織は、
今夜も楽しんでいるのだろうー

深夜のスポーツを、
欲望のままにー


おわり

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

ダークな入れ替わりモノでした!

今回は、身体(中身)の表記をあえて避けてみました。
せっかく毎日書いているので、色々試行錯誤しています~

でも、香織(清恵)みたいな表記の方が
分かりやすいような気も…

う~ん、ですネ…!

お読み下さりありがとうございました~

 

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Re: No title

ありがとうございます!
修正しておきました!
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プロフィール

無名

Author:無名
憑依小説好きです!
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基本的に毎日更新しています!

無断転載はご遠慮下さい。。

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