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<入れ替わり>触られるのはあんたよ①~復讐~

最近、彼女には悩みがあった。

電車内でとある男のターゲットに
されてしまったのだー。

そんな彼女は、ささやかな復讐を決意するー。
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電車内ー

女子大生の花咲 裕美(はなさき ゆみ)は、
耐えていたー。

朝の満員電車ー。
大学に向かう途中ー
彼女は、その太ももを触られていたー

「くへへへっ…」

背後にいるサラリーマン風のおじさんが笑っている。

おじさんは、痴漢だったー。

裕美は、震えながらも、
声を出すことができずにいたー

恥ずかしいー
怖いー

色々な思いがあったー

男は、ベタベタと裕美の太ももを触っているー。

「--きみ、見せてるんだろう?」

ショートパンツ姿の裕美に向かって
サラリーマン風のおじさんは笑うー。

「--ひ…」
裕美は恐怖で声が出せずに居たー

裕美が生足を晒しているのは
見せる為ではないー

単純にこの方が動きやすくて、解放感があって、
単に、暑いから、という理由でもあった。

決して男を誘惑するつもりなんてないし、見せているわけでもない。

勘違い男が、勝手に勘違いして
触ってきている。

「や…やめてください…」
裕美が小声で言うと、
サラリーマンのおじさんは「くへへ…本当はきみだって
興奮してるんだろ?」と呟いた。

裕美はー
叫び声を上げようと思ったー。

しかしー
怖くて、恥ずかしくてー
そのまま耐えてしまったー

ようやく電車が目的地について、
裕美は逃げるようにして、電車から飛び降りたー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昼ー

学食を友達を食べていた裕美は、
少しいつもより元気のない様子だった。

裕美はー
明るく元気で、友達も多いー
その反面、怖がりな部分もあり、
恥ずかしがり屋な部分も少しある。

とてもかわいらしいことから、
よく男子に告白されたりするので、
彼女は少し、困っているような一面もあったー。

「--だいじょうぶ?」
友達の一人が、元気のない裕美に気付いて言うー。

「え?あ、、う、うん。だいじょうぶだよ」
裕美はにっこりとほほ笑んだー

朝のことが、
頭から抜けなかったー

・・・・・・・・・・・・・・・・・

翌日。

裕美は乗る車両を変えたー。

しかしー

「---やぁ」
耳元で男が呟いた。

裕美はドキッとして振り返ると、
そこには、昨日のサラリーマンおじさんがいた。

「--今日も、触られたいんだろ?」

ミニスカート姿の裕美を見て言った。

「触られたくないなら、
 そんな風に見せたりしないもんな?」

おじさんは笑った。

「おじさんが触ってあげるから、安心しなさい」

裕美は、恐怖と怒りで身体を震わせた。
触ってほしいからこの格好をしてるんじゃない!
そんなこともこのおっさんは分からないの?と
裕美は、そう思った。

しかも、車両を昨日と変えたのに
わざわざ見つけてー

その執念が怖くなってしまった。

「今日は、中まで触っちゃおっかな?」
おじさんがニヤニヤしながら言う。

走っている最中の電車ー

まるで、電車内が地獄のように思えたー

叫ぼうー
何度もそう思ったー

けどー

できなかったー。

彼女の利用している路線には
女性専用車両も無いー。
逃げることもできないー

裕美は、今日も身体を震わせながら
ひたすら駅に到着するのを待ったのだったー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そんな日が数日間続いたー

時間を少しずらしても、あのおじさんは現れるー
待ち伏せしているに違いないー

なんとかして、あのおじさんを
懲らしめてやりたい。

裕美はそう思ったー。

叫べばいいのかもしれないー

だがー
逆上される気もしたしー
周囲から注目されるのが、恥ずかしかったー。

だからー

何も、できなかった。


裕美は怒りと悲しみと恐怖ー
あらゆる負の感情を溜めこんでいたー

どうして、わたしがあんな目に遭わないといけないのかー

そしてー
ある日ー
ネットで彼女は見つけた。

”入れ替わり薬”をー。

最初は何とも思わなかった。
しかしー
裕美は、あることを思いついてしまった。
”痴漢男”に、どれだけ自分が嫌な思いをしているか思い知らせて、
そして、最後にー。

そう考えた裕美は迷わずそれを注文した。

入れ替わりなんて現実的にあり得ないー

けれどー
何故だか、それは本物である気がしてならなかった。

「---ありがとう…神様」
後日、届いた入れ替わり薬を見つめると、裕美は呟いた。

痴漢男に苦しめられる自分に、
神様が復讐する力を与えてくれたのだと、
裕美はそう思った。

飲んで1時間の間、
効果を発揮する薬で、
相手に触れながら(または触れられながら)
相手と入れ替わりたいと念じることで、
その相手と入れ替われるのだという。

裕美は、いつものように準備を終えると、
いつものように大学へと向かうため、
いつもの電車に乗り込んだー

後から、いつものサラリーマンおじさんも
乗り込んでくる。

”おはよう”

サラリーマンの男は背後から囁いた。

今日もミニスカート姿の裕美のことを
触るつもりだ。

”この変態!目にもの見せてあげるから”

裕美はそう呟いた。

「--今日も、触ってあげるからね」
おじさんがウへウへ言いながら呟いた。

電車に乗る直前に
入れ替わり薬を服用した裕美は、触られる気持ち悪い感触を
感じながらー
この男と入れ替わりたい、と
そう念じたー

するとー

「---!?」

裕美は突然、めまいのような感覚を覚えて―
一瞬、気が遠くなったー

「---!!」

そしてー
ふと気づくとー
裕美は、自分の太ももを触っていたー

サラリーマンのおじさんとして。

「え…な、、なんだこれは?!」
裕美が叫ぶー

裕美と、サラリーマンのおじさんは
入れ替わったー

サラリーマンのおじさんが裕美の身体に、
裕美がサラリーマンのおじさんの身体に
入れ替わったのだった。

「---うっ、、、お、、俺が、、、女の子に?」
裕美(おじさん)は戸惑う。

しかしー
入れ替わりの成功を確信した
おじさんになった裕美は
耳元でささやいた。

「--身体を入れ替えたんです。
 わたしがいつも、どれだけ嫌な思いを
 しているか、教えてあげます」

おじさんになった裕美の声には
怒りが込められていた。

電車は、何事もなかったかのように、
走りつづけている。

「---ひっ!?」
裕美(おじさん)は怯えた表情を浮かべるー

おじさんが、
裕美の身体になったことを喜ぶ可能性もあったがー
突然の入れ替わりで、
元々気弱な性格のおじさんはびびってしまっていたー。

そしてー
裕美の身体に移動したおじさんは、
裕美がいつも感じていた強い嫌悪感を
味わうことになったー

裕美の脳が、
おじさんに激しい嫌悪感を伝えているー。

「---い、、い、、や、、やめてくれ!」
裕美(おじさん)は呟く。

しかし、
おじさんになった裕美は笑みを浮かべた。

「--いつも、こういうことしてるの。
 わたしがどれだけ嫌な思いをしたか、わかる?」

そう言いながら、
裕美は、おじさんとして、自分の身体を触ってることに
快感を少し感じていたー。

おじさんの身体が、入れ替わった裕美にそう感じさせているのだろうー。

「---や…やめろ…!」
裕美(おじさん)が困り果てた様子で呟く。

太ももを触られながら
裕美になったおじさんは、悪寒を感じていた。

”こ、こんなに嫌なものなのか”と
おじさんは思うー。

「お…俺の身体を返してくれ…!」
裕美(おじさん)が恐怖に満ちた声で言う。

「--いつもいつもわたしのこと、
 ニヤニヤしながら触って…。
 やめて、って言ってもやめてくれたことなんて
 一度もないじゃない」

おじさん(裕美)が怒りっぽい口調で言うと、
裕美(おじさん)は困惑した表情を浮かべ
言葉を失っている。

「--お、、俺は、、ただ…」
裕美(おじさん)が泣きそうになりながら言う。

気弱なおじさんは、
すっかりびびりきってしまっていた。

「--今日触られるのはあんたよ」
おじさんになった裕美は、今まで我慢してきた分の
怒りを爆発させながら呟いた。

「ひっ…」
スカートの中に手を入れられながら
裕美(おじさん)は恐怖を感じたー

「--や、、やめろ!これ以上触ると、
 声を出すぞ!」

裕美(おじさん)が小声でつぶやく。

周囲に助けを求めると言うのだ。

しかしー
おじさん(裕美)は笑った。

「---捕まるのは、あんたよ。
 いつでも身体、元に戻せるんだからー」

おじさん(裕美)の言葉に、
裕美(おじさん)は青ざめるー

「--分かったらいいから黙って
 このまま、いつもあんたがしていたことが
 どんなことか、味わいなさい…」

おじさん(裕美)が
裕美(おじさん)のあちらこちらを触る。

「うわわ…や、、やめてくれぇ…」
裕美(おじさん)は
目から涙をこぼすー

周囲の乗客はこの状況に気付いているのだろうかー。

気付いていないかもしれないし、
気付いているかもしれない。

けれどー
この数日間、誰も助けてはくれなかった。

人間は、周囲に無関心だー。
何かが起きていても、気付かなかったり、
見てみぬふりをしたりするー。
裕美は、そう思っていた。

だからー
おじさんになった裕美が、
裕美(おじさん)のことをこっそり触っていても、
誰も声をかけてこないー

裕美はそう考えながら、おじさんの方を見つめる。

「---どう?今、触られている気分は?」
おじさん(裕美)が、怒りの笑みを浮かべながら呟くと
裕美(おじさん)は身体を震わせながら「や…やめてくれ…!」と
嘆願するように呟く。

降りる駅まで、あと5駅ー。

「--たっぷり、思い知らせてあげる…。」
おじさん(裕美)は、怒りの表情で、裕美(おじさん)を
睨みつけたー。


②へ続く

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

電車内での入れ替わりモノです!
続きはまた明日デス~!

コメント

No title

この話、楽しみにしておりました~!
自分が優位であることを信じて疑わない痴漢が、体を入れ替えられたことで一転して窮地に陥るのがね、良いですよね。
おじさん(裕美)が快感を覚えて、裕美(おじさん)が嫌悪感を覚えるのも入れ替わりならではの立場逆転で実にゾクゾク来ます!
おじさんが酷い目に合っても自業自得ですしね、次回はどんなことをされるのか楽しみですよ~!

Re: No title

> この話、楽しみにしておりました~!
> 自分が優位であることを信じて疑わない痴漢が、体を入れ替えられたことで一転して窮地に陥るのがね、良いですよね。
> おじさん(裕美)が快感を覚えて、裕美(おじさん)が嫌悪感を覚えるのも入れ替わりならではの立場逆転で実にゾクゾク来ます!
> おじさんが酷い目に合っても自業自得ですしね、次回はどんなことをされるのか楽しみですよ~!

ありがとうございます~
次回は、話のほとんどがやりたい放題ですよ~ふふふ!
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プロフィール

無名

Author:無名
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