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<入れ替わり>ウェディングチェンジ①~結婚式~

結婚式当日ー

モテない親友と、
花嫁の身体が入れ替わってしまうー

入れ替わってしまった二人は…?
---------------------------

結婚式ー

美華(みか)は、
幸せの絶頂にいたー。

大学時代から付き合っていた彼氏の
辰則(たつのり)と
結婚することになったのだー

そして、今日が、その結婚式。


「--わ~!すごい!」
親友の平山 夢子(ひらやま ゆめこ)が
ウェディングドレス姿の美華を見て
拍手するー

夢子は大学時代からの親友ー
美人の美華とは正反対の
ちょっと小太りで、顔もかなり個性的だったため、
あまりモテないタイプの子では
あったものの、
二人はなんとなく意気投合して、
こうして大学卒業後も、結婚式にかけつけてくれる仲に
なっていた。

夢子は恋愛とは縁がなくても
全く気にしている素振りはなく、
美華の結婚を心から祝福している様子だった。

「--ありがと~!」
美華は顔を赤らめながら照れた様子で返事をする。

「も~!綺麗すぎてお人形さんみたい!」
夢子が笑いながら言うと、
美華は「茶化さないでよ~」とさらに照れくさそうにする。

まもなく結婚式の本番が近付いている。

新郎である辰則の準備も万全のようだ。


「--あ~!なんだかわたし、緊張してきちゃった!」
夢子が言う。

親友の結婚式を前に夢子は朝から
ドキドキしているー。

「--ちょっと、お手洗いいってこよ~っと!」
夢子が笑いながらお手洗いに向かう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

「歩きにくいなぁ…」

本番前に、ちょっとした用事を思い出して
母を探す美華ー。

ウェディングドレス姿をとても歩きにくい。

「だいじょうぶかなぁ…」
階段を降りようとして、
美華は自分の格好を見つめる。

ウェディングドレス姿で歩き回るのは
思った以上に、動きにくかった。

「…お母さん、どこかな~」

母に伝えたいことがあって、
母を探す美華ー

しかしー

そのときーー

階段で躓いて…

「あっ!?」
美華がバランスを崩すー

ちょうどその時、お手洗いを終えた親友の夢子が
階段を上がって来ていてーー

ふたりは、ぶつかって、
そのまま転がり落ちたー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「--わあああああああああ!?」

「えええええええええええ?!」

二人の悲鳴が聞こえたのは、その数分後のことだった。


「---…どうしようか?」
美華(夢子)が壁に寄りかかりながら呟く。

「---う、、う~ん」
夢子(美華)が苦笑いする。

二人は、階段から転落した際のはずみで、
入れ替わってしまったのだったー。

はっきりとした理由は分からない。
けれど、何かが刺激となって、入れ替わってしまったのだろう。

「階段から落ちて入れ替わったってことは…」
美華(夢子)が落ち着かない様子で呟く

「もう1回落ちれば元に戻れるかも?」
美華(夢子)の提案に、
焦った様子の夢子(美華)が言う。

「--ちょ、ちょっと待って…
 結婚式本番直前にけがするなんて、
 洒落にならないよ!」

その言葉に
美華(夢子)も頷いた。

「じゃ、、じゃあ…どうするの…?」

ウェディングドレス姿の美華に
なってしまったことにドキドキしながら
美華(夢子)が言う。

「--う、、、う~ん」
夢子(美華)が頭を悩ませる。

”階段から転がり落ちて入れ替わっちゃった”

なんて言って、母や辰則は信じてくれるのだろうかー。
いや、無理だー。
現実離れしすぎている。

「--え、、え~っと」
夢子になった美華は困惑していたー。

正直、入れ替わるまでは夢子の見た目のこと
なんとも思ってなかったがー

思った以上に太ってるしー

鏡を見ながら夢子(美華)は思うー。

思った以上に”ブス”だー。

と。

「--と、とにかく、二人でみんなのところに行って
 説明を…」

夢子(美華)が言う。

せっかくの結婚式を夢子の身体ですることになったら…
いや、、元に戻れなかったら…

そんな恐怖が美華の心を支配するー

”もしも、元に戻れなかったらー”


「そろそろお時間です~!」
結婚式の会場スタッフが美華を呼ぶ。

「--え、、み、、美華ちゃん…ど、、どうしよう?」
美華の姿になった夢子が
困惑しながら言う。


「え…え~っと、、、と、、とにかく、、
 わ、、わたしのフリをして!」
夢子になった美華は、咄嗟にそう叫んだ。

「--わ、、わたしたちならお互いのこと良く知ってるから
 なんとかなるでしょ?」
夢子(美華)が慌ててそう言うと、

美華(夢子)は「ええええええええええ!?」と
パニックになった様子だった。

”わ、わたしがあのイケメンの辰則くんと
 結婚式~?”

夢子は、自分は結婚に縁がないと、
諦めていた

その自分が、こんな形とは言え、
結婚式を経験することになるなんて。

「わ…わ、、わかった…
 と、とりあえずやってみる」
美華(夢子)はそう言うと、
駆け足で、少し汚れたウェディングドレスを
払いながら係員の方に向かった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

結婚式が始まるー

夢子になった美華は、
夢子として、座席についていた。

思わず、自分の母親に「お母さん!」と
言いそうになったがなんとかとどまった。


そしてー
新郎新婦の入場のときがやってきたー

ウェディングドレス姿の美華(夢子)と、
新郎の辰則が入ってくるー

ふたりとも、幸せそうだったー

ゆっくりと、微笑みながら
美華(夢子)は会場に入ってくる。

「----」
夢子(美華)はその姿を見ながら
自分の中に激しい嫉妬が
巻き起こるのを感じたー

急な事故で、入れ替わっちゃったんだから仕方ないー

と、思いつつも、
自分の姿をした夢子が、辰則と
手を繋いでいることが許せなかった。

一方の美華になった夢子は
ドキドキが止まらなかった。

身体がゾクゾクしているー
激しく興奮しているー
こんな感覚は初めてー。

夢子は黙っていたが
夢子も大学時代、辰則のことは好きだったー
けれど、自分に恋愛など無理だし、
親友の美華と仲良しなことを知り、
夢子は身を引いていたのだった。

「---!?」

頭の中がお花畑になっていた
美華(夢子)は気づくと、
辰則とキスをする場面に
なっていたー

「は!?え…っ!?」
美華(夢子)は
顔を真っ赤にするー

わ、、わたしが辰則くんとキス??

夢子は、思わずその場で
鼻血を噴きだしそうになった。

しかしー

美華(夢子)は、
夢子(美華)の方を見つめた。

夢子(美華)は睨むようにして、二人を見ている。

仕方がないー
ここでキスをしなければ変だと思われるー。

「やめて!」と
叫びたかったが夢子(美華)は必死に抑えた。


キスをする2人ー

ドキッ…!

美華の身体とは言え、
密かに憧れていた辰則とこうしてキスをー

「あぁあああああ♡」
美華(夢子)は幸せいっぱいの表情で呟いた。

「---あぁ…♡」
ドキドキが止まらない

心臓が破裂しそうー。

男性とキスをしたこともない夢子は、
美華の身体になって、こうして憧れだった男性と
キスをしていることに
激しく興奮してしまった。


会場を移動しー
宴会が始まったー。

楽しそうに談笑する人々。

美華になった夢子は、
辰則と楽しそうにお話している。

「---」
夢子(美華)が立ち上がる。

もう、我慢できなかった。

いくら入れ替わったことを隠すためとは言えー
こんなことー…

「---」
不機嫌そうな表情で、夢子(美華)は
その場から立ち去ってしまうー

夢子は悪くないー
入れ替わってしまったわたしのために、
必死に普通に振る舞ってくれているだけ。

美華はそう分かっていたけれど、
複雑な気持ちでいっぱいだった。


一人、トイレの中で鏡を見つめる
夢子(美華)-

今頃、自分の身体と入れ替わった夢子は
辰則と楽しい時間を過ごしているのだろうー

「よりによって、どうして今日なの…?」

夢子(美華)は泣きそうな表情を浮かべながら
そう呟くー。

こんな幸せな日にー
どうして…

怒りー
悲しみー
悔しさ―
嫉妬ー

負の感情に支配されそうになる。

「----ああああああ…もう…!
 夢子は、わたしのふりをしてくれているだけなのに…!」

夢子は、わたしのポジションを取ろうとしているわけではないー
元に戻る方法を見つけるまでの話だー
夢子に嫉妬したりするのは筋違いー。

「---わたしも、しっかりしなくちゃ」
夢子の姿で、美華はそう呟くと
お手洗いから外へ出て、みんなの居る場所へと向かおうとするー


「--お」

廊下で偶然、新郎の辰則と鉢合わせした。

「---辰則…」
夢子(美華)がそう言うと、辰則は
不思議そうな顔で夢子(美華)を見た。

夢子は、辰則のことを下の名前で
呼んだりしない。

「---夢子ちゃん…
 今日は俺と美華の為に来てくれてありがとう」

辰則は、名前呼びされたことに
戸惑いながらもやっしい笑みを浮かべながら
そう呟いた。

「---あ、う、、うん」

大学時代ー
美華と親友だった夢子も、
当然辰則のことは知っているし、
辰則も夢子のことは知っていたー

「--…どうかした?」
辰則が夢子(美華)の顔を見て微笑んだ。

「--え…?」
戸惑う夢子(美華)に向かって
辰則は指を指す。

「--涙」

とー。

「え…あ…あぁ!?」

お手洗いで、思わず悔し涙を流していた夢子(美華)は
うっかりそのまま出てきてしまったのだ。

「--あ、、あははは…
 こ、、これは、その…
 辰則とわたしが結婚できたうれし涙っていうか…
 うん、あははは」

誤魔化す夢子(美華)。

しかしー
夢子のふりをしきれておらず、
”辰則とわたし”などという
入替ったことを知らない人からすれば、
意味不明な言葉を口走ってしまう。

「--俺が夢子ちゃんと結婚?」

辰則は嫌な顔はしなかったが
困ったような笑いを浮かべた

「あ、、違う…!
 ま、、間違えちゃった!
 あははは」

夢子(美華)は誤魔化すー

そうだー
今、自分は夢子ちゃんの身体なんだー

「--あ、わ、、わたし、先に戻ってるね」
慌てて会場に戻って行く夢子(美華)

そんな夢子の後姿を
辰則は不思議そうに見つめていたー

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一方―

大学時代の他の友人に祝福されたりー
親族たちから祝福されたりー

美華になった夢子は
今まで味わったことのない
祝福を味わっていたー

「---」
自分の身体を見つめる美華(夢子)

「---きれい…」

女の夢子の身から見ても、
親友の美華は綺麗だった。

夢子は容姿のことで、
悩まされることも多かったー

自分は何も悪くないのにー
ブスといじめられることもあったー

そんな夢子にとってー
美華は憧れだったー

「----」

自分の綺麗な手を、嬉しそうに眺める美華(夢子)


部屋の遠くにいる、お手洗いから戻ってきた
夢子(美華)と目が合うー

「----わたしが…」

美華(夢子)が、小さく微笑んだー

「わたしがーー美華ーー」


美華の身体になった夢子の
心境に小さな変化が表れ始めていたー


②へ続く

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

コメント

結婚式から始まる入れ替わりものデス~

このあとはどうなってしまうのでしょうか~?
続きはまた明日~!

コメント

No title

結婚式の日に入れ替わりとは…!
夢子の方も決して性格の悪い子ではないのに、入れ替わりで突然恵まれた境遇になって心がぐらついているのが面白いですね。次回以降どうなっていくのか、楽しみです!

Re: No title

> 結婚式の日に入れ替わりとは…!
> 夢子の方も決して性格の悪い子ではないのに、入れ替わりで突然恵まれた境遇になって心がぐらついているのが面白いですね。次回以降どうなっていくのか、楽しみです!

ありがとうございます~!
次回以降もぜひ楽しんでくださいネ~
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プロフィール

無名

Author:無名
憑依小説好きです!
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